お昼に外に出ると、たまに自転車に乗った男性二人組を見るんだ。

二人とも外国の方で、スーツ姿に自転車競技用ヘルメットでマウンテンバイクに乗ってんだけど、なんかカッコイイんだよね。

スーツ姿のシルエットが日本人とはまるで違う。
スーツが体に馴染んでて、スーツが体の一部というか、スーツのための体なんだよ。
そこにメットを被って自転車に乗っても、まったく違和感がないどころか、むしろフィットしてる。
「スーツは自転車に乗るためにある」って言われたら、納得しちゃいそうなほどに。

今度、声をかけてみようかな。

「Guten tag.
Ich bin Japaner, sprechen nicht Deutsch!」

オレの中で勝手にドイツ人ってことになってる。