韓国人旅行者向けグルメナビ) -28ページ目
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いざ、進学!

僕は18年間過ごした大分と別れて、憧れの一人暮らしをはじめるため佐賀へ飛び立ったのでした。


自分だけのお城を手に入れた気分でした。


家族に引越しを手伝ってもらったのはいいけど、いざ帰ると妙にさびしくなってきました。


しかし、一人です。周りには家族も友達もいません。


当時、ようやく携帯電話が普及し始めていただけに、Eメールというものも存在してなく、同じ機種同士のメールでした。


切ない・・・・・・。


ふと、目をやると、母親が帰り際にくれた1枚の封筒が目に入りました。


中には1万円冊が「1枚、2枚、3枚・・・10枚、10万円!?」


はじめてみる大金に僕は手が震えてしまいました。


僕の家は家族が多く、ただでさえ上二人が大学へ進学しているので家計は苦しいはず。


その上、40歳をすぎた母親は看護学校に通っており、実質収入源は父親だけだったのです。


その晩、僕は期待と不安を胸に将来ビックになってやろうと心に近い、初めての佐賀の夜を過ごしました。


明日は大学主催の新入生歓迎会。そこで僕は運命的な出会いをすることになるのでした。





偏差値55の壁

僕は温泉の町由布院の卒業旅行の帰り道で、生物の先生から携帯電話に連絡が入りました。


そう、今日は国立大学後期試験の合格発表。


前期試験でで落ちてしまった僕には後が無かった。4人兄弟の3番目。


兄と姉は大学生で下には来年高校へ進学が迫っていた。


ここで落ちるわけには行かない。


高校は新学校で常に上位をキープしてきたが、国立に受からなければ大学には行けない。


私立大学に行きたいなんて口が裂けてもいえなかった。


僕はバイオ業界で働く父に見せられて、農学部を志望していた。


当時、バイオブームでバイオ関係の学部は軒並み偏差値を上げ、まさにバブル状態であった。


将来は研究員…。いつか、この田舎町から世界へと友達と語りながら帰宅していた。


そんな夢もこの日できまってしまう。


先生 「早く、受験番号を!」


僕 「そんな、心の準備がっ・・・。えっと、1412-23・・・」


先生「・・・・・・」


僕「・・・・・・(T-T)」


先生「・・・・・・おめでとう!」


僕「・・・!まじですか?!、えっ、まじですか!ありがとうございます。」


僕はついに大学入学の切符を掴んだ瞬間でした。


のちに様々な荒波に飲まれるとは知らずに、無邪気によろこんでいました。


続く

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