1部 酒匂氏+榊原氏
2部 参加してないですが新商品の説明
3部 竹中さん
1部での榊原氏の竹中氏に当ててのコメントと3部での竹中氏の返しがおもしろかったです。
で今回の竹中氏の講演の内容は、近々のNYとドバイへ行った話。日本の失われた10年の重さと世界の競争心むき出しの政策についてしっかり伝えていただきました。
また健康体になったばかりの日本が、がむしゃらの世界の国々と競っていかなければならない現実と阿部政権に対して前よりも踏み込んでエールを送っていたなーというのが私の印象です。
ボーリングでいうならセンターピンが重要
小泉政権の郵政民営化などはその例。わかりやすいし、実現すれば何かが変わると誰もが分かる内容。日本が変わると期待を持てるもの。そういったものがセンターピンにあたる。ボーリングではセンターピンにボールがあたって初めて様々なピンアクションが可能になる。歴代の骨太方針は平均ペーパーで33ページ。今回阿部政権では55ページ。骨太方針の特徴として竹中氏は「とにかく枚数がめちゃくちゃ多い」と発言されてました。トップダウンであるならば言いたいことはそんなに多くならないから枚数も増えない。枚数が多いと言うことは各省庁がこれを盛り込んでくれとだらだら書いたものを寄せ集めた背景がありありと伺えるという事らしい。典型的な役人積み上げ型だと指摘されていました。阿部さんの言っている事は全部正しいただセンターピンがないから見えにくいとの指摘です。
教育問題でいうなら例えば「東大を民営化します」というセンターピン。
今東大は世界で20位。この東大をせめてトップ10に押し上げるくらいにする目標を掲げてみてはどうですかといった内容。たぶんTimes Higher Education Supplementのランキングの事を指していると思いますが、これ痛感ですよね。東大といえば日本では「すげー東大かよー」ってな具合になるわけですが、世界で見たらそんなに存在感はないと思います。
後はドバイがらみで関西空港から出たとの発言。関東は枠がないからドバイに飛ばせない。これ民営化したらいいのに。国が枠を決めるから民間が色々とばしたいと思ってもできない。で、枠があいている関空はドバイを追加できた背景。世界は今民間主導で自由に発着陸の枠を決める流れとなってきている。日本も遅れないようにしたほうがいいのではとの発言。関西の講演会でしたので、「見方を変えれば関空はチャンスですね」と努めて明るい話題も提供していました。
で本題の参院選については、まずは年金問題の問題点を指摘されていました。
国民には手落ちは全くない。役人のちょんぼ。お金を納めたのに、記録していませんでした。なんて理由はあり得ない事。これは社保庁という組織の問題。公務員で構成されるこういう組織はほかにもいっぱいある。なぜ社保庁だけがこうなったのか。組織論としても非常に注目している。核心は、実務の問題と中間管理職のあり方の問題。ひょっとしてトップはこの組織の状態を知らされてなかったのではないか。またそういう体質だったのではないかとの勘ぐりも発言されていました。また今まで社保庁の職員からリーク情報などはあがらなかったのかとも発言されていました。このあたりから会場の関心を一気に集め賞賛の拍手を集めていました。流石です。恐れ入ります。
この問題の解決は、グレーの方は全員救うしかない。たとえ払ってもいないのに払ったという人がいたとしてもそこまで含めてとにかくグレーも救済するしかない。またこのデタラメな組織をいっこくも解体して新しい組織をつくるしかないと2点を指摘されていました。で、この背景にあるのが公務員の再就職斡旋のストップ、またまじめに働いた人にインセンティブが働く効率的な組織を形成する年功序列の廃止、能力給の検討。
参議院で強行しましたが、全員救うという意味で時効の撤廃。まともな組織形成の為の能力給の導入および既存組織の解体と、阿部さんは本質を分かっていて着々とその方向に進めている。
など発言され、じゃあ参院選はどうなのかという話になると、「期待成長率を高める政党はどこかが問われるべきだ」、ただし今の年金問題もあり、厳しい民意が突きつけられる事も十分考えられると言われていました。私個人的には阿部さんにはまだまだ期待していますし、今後も是非続けてもらいたいと思いますが、今回は敢えて反対票を入れようと思っています。ただし29日までに、自民党が本当に時間をかけて分かりやすく年金問題への対応をどうしていくのかを国民に説明していく努力を最大限に行っていると感じたらその限りではありません。
プライマリーバランスや消費税の言及は、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070701-00000746-reu-bus_all
にある通りです。なーんか微妙に発言内容の上っ面だけ記載されているような気がして個人的には気にいりませんが。。。
また今、阿部さんは常に前に出て自分で責任を取るとの姿勢を貫いている点にも言及されてました。実戦部隊を任命しその人間にさせるなどしないとやはり達成は難しいのではないか。また水戸黄門に喩えて「最初から印籠見せられても後の40分しんどいですよ」と分かりやすい喩えで笑いを取っていました。
これは小泉さんと竹中さんの関係ですね。非難を一身に受けながらしかし着々と日々対応していく実戦部隊の重要性はいやおうなしによく分かります。小泉さんと竹中さんの関係を、「小泉は非難の矛先をうまく回避する人間を見つけた。竹中はそういうふうに見事に利用されて気の毒な人だ」という見方をしている訳の分からない新聞社もありますが、そうではなくはやりこれだけ世界に類を見ない問題。実践部隊が必要です。
さてさて興味深い講演会で、これは是非皆さんメモ取ってくださいと笑いを取り私もしっかりメモしたのは
悪口いう時の3つのポイントです。
①全く逆の事を言
②永遠の真理を言う
③相手にラベルを貼る
です。
成る程、私の場合は、①③はよく使いますね。本当に議論したくない場合はたしかに②で議論を平行線に終わらせますが、これは放棄の姿勢でやるべきではありません。と自分に少し反省を求めたい。
これに関係して今日のNHK日曜討論をぼんやり見ていて、いつも社民阿部さんが、なーんか言ってる事がよく分からないし日本を混乱に陥れたいのかなー。実際に迅速な解決に向けて前向きな発言をしているのかなーと疑問に思っていましたが、この3つに当てはめる事で、個人的に不快な理由が少し分かりました。
発言の中で、「○○と国民が思っているわけですよ。」と国民の意見と誘導する発言。この「○○と国民が思っている」というフレーズには「いや俺そんな事思ってないしズレてるよ」と思いながら見ていましたが、意識的にさも②恒久的意見と思いこませて、自政党をアピールしたいだけだろうと勝手に結論づけました。③のメソッドを利用するならPTAの融通の利かない正論ばかりいうおばちゃんってな所でしょうか。
さあさあ為替は29日前後でどういう動きになるのやら、榊原氏や竹中氏もこのあたりは全く言及されていなかったので、ここはじっくり自分でシナリオを練りたいと思います。
竹中氏の発言については一部自分の言葉を使っている部分もありますし、私の理解不足から間違った事を書いているかもしれません。ご指摘いただければ訂正します。