ちょこっと感想付き・戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」 斉藤光政 集英社文庫

 

安彦さんのカバーイラストに釣られて購入と言っても過言ではない

そして激しいオビ‼️

 

 

とは言うものの真面目なルポ本だなー今度読もうと

しばらく積んでおりました

 

これがまた

 

ここらでちらっと触れていた青森のキリストの墓だのなんだのと

関係してたあたり

積んでいた本をこの時期に読もうと思ったのはきっと

本に呼ばれまして読みました

 

 

新聞記者やら津軽の新聞社というワード

所属新聞社がでっちあげを行っている不正を暴く

社内紛争的な顛末話なのかと思いながら読み始めましたが

 

ところがどっこい(昭和的まくら言葉)

とんでも偽書騒動の顛末を描く根気強い新聞記者の記録‼️

この騒動の時期には読書から一番離れていた時期で

リアルタイムで顛末を見守りたかったー残念

 

振り回される関係者にとっては冗談じゃない話ですが

和田なる人物の創り上げる数々を長い時期をかけて

リアルタイムで次々現れる偽書の擁護vs追求バトルを

ニヤニヤ面白がりたかった😁

 

 

物事を話半分でアレコレ見ているものとしては

悪知恵の働く輩や胡散臭いもの

ネイティブな嘘つきが周りにいない環境で育った

ピュアな人たちが騙されるのかしら?

と思っていましたが

 

巻き込まれたり信仰してしまうに至る経緯やら

擁護派の詭弁や知識人たちが簡単に騙される仕組みなど

いろんなケースがあるのも興味深い

 


真面目に取り組んでいる本書ではありますが

ムーや都市伝説をニヤニヤ面白がる方には

創る側の成り立ちを知る上でもオススメ

 

せっかくなので最後に安彦良和さんの表紙をフルで🌟