この世界の片隅に

2024年6月☓日 マチネ

水戸市民会館 1階 10列 サイドブロック

 

 

ミュージカル 「この世界の片隅に」

 

呉の大千秋楽が配信されることになったそうです拍手拍手

 

 

 

 

しかし 生の舞台が見たい乙女のトキメキ と思うことで、

 

はるばる 水戸まで行って来ました気づき

 

 

 

 

 

 

 

水戸駅までは特急に乗り、水戸駅から、水戸市民会館は結構離れていまして、

 

歩いてだいたい30分くらいありました。

 

 

 

 

 

ホールは とても新しく、ロビーも客席も新しい匂いがしました。

 

客席は長椅子になっていて、面白い。

 

 

 

今日の客層もお年寄りから若い方まで様々でした。

 

当日券を買い求める人も多かったです。

 

 

 

 

それにしても、 なぜに 水戸で公演? 遠いぜ!

 

と思わずにはいられませんでしたが(笑)、

 

他の作品の地方公演では川越や高崎まで行かれる方もいらっしゃるので、

 

行けただけ良かったのかもしれません。

 

 

 

さて、ワタシは今日のために

 

 

映画をもう一回見直したOK

 

マンガ本を読破した乙女のトキメキ

 

アンジェラさんのCDもたくさん聞いたラブ

 

 

そして今回、改めて

 

1幕目より2幕目が良いハート

 

それから

 

原作の映画なり、本を読んでおかないと理解が難しい笑い泣き

 

と思いました。

 

特に、1幕目は時系列がさかのぼったり、戻ったりするのがわかりにくいし、

 

例えば、リンさんは周作さんが、かつて結婚まで考えていた女性だってことは

 

ミュージカルでは、全く描かれていないので、

 

1幕のラストは ナンノコッチャ?? 

 

ってなる。

 

※しかも、これは 「この世界のさらにいくつもの片隅に」を見ておかないと

 

わからない。

 

そういうところが惜しいなあアセアセと思いましたが、

 

やはり2幕にかけて、歌といい、演出といい盛り上げてくれました

 

そして最後は、

 

やっぱり 水戸まで来て見たかいがあった!

 

と思いました気づき

 

 

さて、今回のキャストです。

 

 

 

すず 大原櫻子

周作 海宝直人

リン 平野綾

水原 小野塚勇人

 

 

前回は すずが大原さんだったので、今回は、昆夏美さんで見たかったのですが、

 

予定が合わず、 本日の観劇となりました。

 

大原櫻子さんは、歌も演技も良くて、最後まで集中力がすごい。

 

涙も見えたし、シャウト系の演技もうまかった。

 

ワタシは広島に住んでいたことがあるのですが、櫻子さんの広島弁は

 

京都弁風広島弁という感じ? 京都弁はふわっと優しい感じですが、

 

広島弁ってもっと強い気がします。 ←広島の方どうでしょう?

 

えらそうにすいません。でもそれが すずちゃんなのだと思いました。

 

 

海宝直人さんは、喋り方といい、たたずまいといい、

 

めっちゃ原作の周作に寄せていました。

 

抑えたような演技でしたが、ちょっと海宝直人さんには合わないような気もしました。

 

海宝直人さんはもっと派手な、歌い上げるような主人公のほうが向いているかな?

 

 

 

リン役の平野綾さんは、さすがですね。

 

櫻井さんはより「人間らしい」ですが、

 

平野さんは、歩き方といい、セリフの言い方といい、

 

めちゃくちゃうますぎて、人間を超えている感じがしました。

 

 

 

小野塚勇人さん は、哲役にぴったり。

 

ですが、小林唯さんほど印象には残りませんでした。アセアセ

 

何気ない演技というのは、やはり小林唯さんのほうが、にじみ出るものが

 

あったなあと思いました。

 

 

 

以上

 

2回の観劇をふまえて、

 

勝手に ワタシのベストキャストを挙げると、

 

すずは 昆夏美さん、大原櫻子さん どちらでも

周作 村井良大さん

リン 平野 綾さん

水原 小林唯さん

すずの幼少期 大村つばささん


です!

 

それから晴美役も、はるみちゃんの時はとても良いのですが、

 

最後孤児になった時、前回のほうが、おにぎりをむさぼり食う感じ、

 

すずにしがみつく感じ、が良かったです。

 

 

今度の配信、

 

一度この作品を見たという方へ、

 

ネタバレを含む「見どころ」を挙げたいと思います!

 

※初見の方は、どうぞ映画を見てからネタバレ無しで見てください!

 

 

 

まずは、アンジェラアキさんの音楽!

 

特に2幕目の

 

「端っこ」

 

「自由の色」

 

「記憶の器」

 

この曲がワタシのおすすめです!

 

「端っこ」も「記憶の器」も、アンジェラさんが考えた言葉ではなくて、

 

しっかり原作に書いてある言葉なんです乙女のトキメキ

 

「記憶の器」の「眼尻」「眉間」などの歌詞の一部分や、

 

「端っこ」という言葉が

 

原作の漫画に出てきました。

 

ワタシはてっきり アンジェラアキさんがこれまで作りためたラブソングから

 

引用した曲かと思ったら、

 

アンジェラさんは原作をしっかり読み込んで曲を作っているのです電球

 

 

自由の色を歌う 音月さんも素晴らしかった。

 

そして「記憶の器」の最後の方で、舞台に他の人々と一緒に

 

音月桂さんが出て、なにもないところへ手を差し伸べるのですが、

 

その眼の前を、はるみちゃんが通り過ぎるんです。

 

でも、やはりはるみちゃんは亡くなっているのでつかみ取ることはできない。

 

その時の、音月さんの表情スターを是非見てほしいです!!!

 

 

 

 

作品のテーマとしては

 

自分の居場所乙女のトキメキ

 

ということで、その言葉が何度も出てきますね。

 

1回目見たときは、すずが、嫁ぎ先でどうやって馴染んでいくか、 

 

ということなのだと思っていましたが、

 

今回見て、

 

周作さんにはリンさんという恋敵が心のなかにいるので

 

そういうところから来る、すずの寂しさと孤独感

 

というのがあるんだなと思いました。

 

 

 

それらをふまえて 観劇したら

 

絶対に感動するミュージカルウインクだと思います。

 

特に、家族を失った人とかには 響くでしょう。

 

ムーラン・ルージュのように 派手さはないですが

 

じわーっと染みてきます。

 

 

 

最後に 水戸市民会館。

 

もう行くことはないかもしれませんが、

 

3階席の一番最後列は、高さというよりも、舞台から距離がありました。

 

2階席は見やすそうでした。

 

1階席の、一番端の席も、壁と席の間に、通路があるので

 

壁とお友達 というスタイルではないので、全然見やすかったです。