ゴースト・アンド・レディ 

2024年6月☓日 ソワレ

2階 C席 サイドブロック

 

 

念願の

 

ゴースト・アンド・レディ 見てきました✨

 

 

 

 

 

 

 

ざっくりいうと

 

劇団四季だった!(確かな実力、エロ要素排除)

 

俳優さんたちのレベル高すぎ笑い泣き

 

舞台芸術(演出やセット)が面白かった✨

 

 

 

 

似た要素をもつミュージカルとしては

 

 

ノートルダムの鐘→キャストがほぼノートルダム。

 

レミゼ→兵隊の衣装が

 

エリザベート →グレイがまるでトート

 

ハリーポッターと呪いの子→魔法みたいな演出の数々

 

美女と野獣→フ◯ーが浮いちゃう。

 

バケモノの子→ささっちゃうとこ、同じ作曲家と作詞家

 

かな?

 

 

個人的な評価で言えば、

 

バケモノの子 く ゴーストアンドレディ

 

でしたが、

 

ゴーストアンドレディ く オペラ座の怪人 

ゴーストアンドレディ く ノートルダムの鐘

ゴーストアンドレディ く この世界の片隅に

 ゴーストアンドレディ く ムーランルージュ

でした。

 

 

 

詳しい感想は後ほど!

 

 

 

 

 

 

 

 

ソワレの四季劇場秋。

ウィキッド以来かな?

 

 

 

 

本日のキャストです。

 

 

 

フロー(フローレンス・ナイチンゲール) 真瀬 はるか
グレイ 金本 泰潤
ジョン・ホール軍医長官 野中 万寿夫
デオン・ド・ボーモン 宮田 愛
アレックス・モートン 寺元 健一郎
エイミー 町島 智子
ウィリアム・ラッセル 長尾 哲平
ボブ 菱山 亮祐

 

 

 

 と、スタメン揃い✨

 

 

とにかく、何と言っても、

 

 

 

俳優陣のレベルの高さよ

 

歌はもちろん、

 

みなさん セリフも絶対噛まない安定感

 

 

 

とくに主役の真瀬はるかさんは、

 

ウィキッドのグリンダでは”きれいで華やか”な印象が強かったのですが、

 

今回は地味目の、意志の強いナイチンゲールそのもので

 

長セリフも絶対かまないし、滑舌がすごいしっかりしている。

 

声量もあり、音程も確実で、

 

高音もオーケストラの音量に負けず、2階の最後列まで聞こえました。

 

そしてやっぱり美しかった✨

 

 

 

それに並ぶ他のキャストもスタメン揃いで

 

ノートルダムの鐘のときのキャストが多かったのは、スコットさんの意向なのかな?

 

 

まずは、私の大好きな 宮田愛さん

 

衣装がちょっと残念だったけど、歩く足にも見とれるくらい、ダンスも上手かった!

 

 

他にもアンサンブルに、エスメラルダがいて、松山 育恵さん。

 

アンサンブルじゃもったいない!と思っていたら2幕目に

 

結構見せ場があって、

 

エスメラルダみたい✨

 

ダンスも演技もとても上手で笑顔も素敵でした。

 

 

そして、カジモドつながりで、金本 泰潤さん

 

最初から最後まで安定感あり。

 

役にめちゃくちゃ合っていた。

 

 

寺元 健一郎さんも、役にピッタリ。

 

ちょっとボブと見間違う。

 

 

ジョン・ホール軍医役の 野中 万寿夫さん

 

メイクや、表情がめちゃくちゃ原作にロックオンで

 

最初、野中さんだとわからなかった。

 

 

 

 

町島 智子さんといえば、アナ雪だし、歌もうまく、キャラクターに合っていた。

 

出番少ないのがもったいないくらいだったし、

 

 

鳥原 ゆきみさん といえば、ウィキッドのグリンダ

 

真瀬さんと同じで、もと宝塚の娘役なのですよね。

 

歌もうまいし、贅沢なキャストだなと思いました。

 

 

 

それから、やっぱり 平良 交一さん。

 

声に特徴があって、すぐに分かりました!

 

ノートルダムの鐘の「国王陛下の命令だ〜」の方ですよね?

 

ナイチンゲールの父親から、負傷兵まで演じ分ける実力がすごい

 

他にも存じ上げないだけで、四季ファンには

 

たまらない方々ばかりなのでしょう。

 

約3時間。

 

これを一日2公演やるのか。

 

みんな、すごいなあ。

 

 

演出面では、

 

最近よくある群像劇みたいな感じではなくて、歌ってはい拍手!というスタイルでした。

 

 

ハリーポッターと呪いの子を彷彿させる 面白い魔法みたいな演出の数々

 

 

舞台セットも平面的でなく、立体的、多面的でプロジェクションマッピングあり、

 

その他、ネタバレするので、言えませんが、蘇るとこ、ラストもすごく良かったです!

 

衣装もとっても良かった。

 

 

やっぱり、クリエイティブチームに、外人さん入れて良かったよ。

 

なんならもっと入れていいと思う。

 

同じ劇団四季のオリジナルミュージカルのバケモノの子より数倍演出も綺麗だったし、舞台装置も良かったし、面白かった。

 

 

 

一方、残念だった点としては、

 

まず劇団四季のHPの作品紹介には、

 

藤田和日郎の人気漫画を原作に、「ノートルダムの鐘」を手がけたスコット・シュワルツを演出に招いた。 脚本・歌詞は高橋知伽江、作曲・編曲は富貴晴美という近作「バケモノの子」でもおなじみのコンビ。(劇団四季のHPより)

 

とありますが、

 

 

個人的に、作曲家の富貴晴美さんの作品は、

 

高音で解決しがち

 

盛り上がる場面とか、なんかちょっと雰囲気出したい時とかに、

 

やたらと高い高音を使う傾向にあると思う。

 

バケモノの子の 蓮の母の歌みたいな。

 

今回は主役のフローさんも、高音が多くて

 

その音程がはんぱなく、高く、

 

ちょっと多用し過ぎに思いました。

 

他の演出で盛り上げれば良いのに、フローさんの高音に頼りすぎ。

 

だから、最大に盛り上げるラストのところとか、ものすごい高音が続いて

 

喉に負担が掛かりそうだなと思いました。

 

 

 

それから、

 

歌詞の歌詞の高橋知伽江さん

 

歌詞が 説明がましい笑い泣き

 

バケモノの子も、

 

最初から、「僕、頑張るよ」的な歌詞が多すぎて白けてしまったのですが、

 

なんというか、

 

全体的に、ストーリーを、自分の心情を、歌詞やセリフで説明しすぎ。

 

余白があるからいいのに。

 

だから心情を吐露する歌ばかりになり、気持ちを説明しすぎて、長いし、

 

説明がましい

 

わかったよ、そんなに言わなくても。

 

ここで歌わなくても。

 

というのが、個人的に多かった。

 

 

 

それから、

 

いまいち、なんでフローが自分を殺して欲しいのかわからず

 

(一人でも多くの人を助けたいと言いながら、自分は死にたいという)

 

一幕最後、盛り上がる歌のとこも、

 

ここまでの演出で、なぜ二人が恋に落ちるのが、いまいち伝わってこなくて

 

ちょっと感情移入できなかった。

 

 

 さて、

 

いつもの勝手な観劇推奨年齢ですが、

 

年長〜大人

 

でしょうか。

 

 

やっぱり劇団四季。 エロ要素排除!(キスまで)

 

子供連れには安心して見られた。

 

 ※回想のベッドシーンはカーテンで隠されていて見えません

 

 

 

そして男の子のミュージカル大好き要素の1つ

 

チャンバラあり。

 

 

 

 

 

ナイチンゲールの自伝的要素

 

 

ゴースト達のファンタジー要素

 

が混在していて、子供も好きな作品だなと思いました。

 

 

ゾンビが出てくるところは、ウチのチビは怖かったそうですが。

 

 

ディズニー作品みたいに、わかりやすくて、短い 子供向けというわけでは

 

ないので、ちょっと小さな子には3時間は長いかなとも思いました。

 

 

それから原作読んでなくてもわかります。

 

 

それから、やはり、四季劇場のC席のコスパの良さよ。

 

最後列でもよく見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

カーテンコールでは、キャーとか、ヒューヒューの声もありました。

 

この作品の、個人的な感想を☆で表すと、

 

あまり、自分が共感できるキャラクターがいなかったので、

 

3.8

 

全体 ☆3.8

俳優さん達のレベル ☆5以上

舞台演出 ☆4.5

衣装 ☆5

 

とはいえ、

 

(原作があるとはいえ、)1からこの作品を作った劇団四季の苦労と、

 

作品の完成度を思うと、

 

すごいなあと思いました。