ムーラン・ルージュ

2023年 6月28日 ソワレ

帝国劇場 B席 2階 センターブロック 

 

 

ムーラン・ルージュ 2023 を見てきました。

 

 

プレビュー4日目のムーランルージュ。

劇場には早めに到着する予定でしたが、

夕方の予定が立て込み、電車も遅れたりして、

開演の15分くらい前に到着しました。


皆様には早く会場に行かれることをおすすめします。

 


入り口



 入場してまず、1階の中央後方扉から舞台セットを見に入りました!!

客席に入った途端、わ~~~!と声を上げたくなるような素敵なセット。

客席も舞台の照明を反射して真っ赤です。

おしゃれな音楽も流れていました。

 

 

image

グッズ販売や、キャストボードの撮影には長い列が出来ていました。横からパシャっと撮りました。


開演ギリギリだったので、トイレは混雑していましたが、割とすぐに入れました。


そして2階席に向かいます。

開演前まで撮影が可能でした。

前評判通り、開演前は舞台上にアンサンブルの方々が出てきました。

動きがスロー。

席に着いてから開演までが結構長い時間に感じられました。

 

 

 

そしていよいよ演目がスタート。

 

今回まず書きたいのは、

この作品は

 

1階席がおすすめです。

 


2階は全体が見えますが、

ムーランルージュというナイトクラブの設定なだけあって1階のほうが一体感と迫力がありそうです。

ワタシは2階のB席でしたが、双眼鏡を使ったりして舞台は問題なくよく見えました。

 

 

それから客層は

ソワレだったこともあり、20代から白髪の方まで、

会社帰りの方など男性も3割以上はいたのではないでしょうか?

でもね、なんか、違う目的なんじゃないかなとも思ったりして(笑)

ムーラン・ルージュといえば、セクシーな衣装で踊るダンサーたち。

それを期待して来てませんか〜??なんて。

こんなたくさんの年配の男性達。今までミュージカルでちょっと見たこと無いです。

考えすぎかもしれませんが。

しかしまあ、女性がほとんどで、20代以上の幅広い年齢層の方が多かったです。

 

 

 

さて、個人的なキャストの感想ですが、

絶対にネタバレはしませんので安心してお読みください。

 

 

キャスト

サティーン 平原綾香

クリスチャン 甲斐翔真

ジドラー 松村雄基

ロートレック 上野哲也

デューク K

サンティアゴ 中河内将貴

二二 加賀楓

 

 

まず

クリスチャン役の甲斐翔真さん。

 

若くて、瞳がキラキラして、クリスチャンそのものでした。

そして、ルドルフを思わせる上品さのただよう青年。

 歌も良かったし、台詞も表情も良かったです。

歌も演技もめっちゃ成長されていました。


ワタシは最近アナ雪2の映画を見ていたので、「クリストフ!」と

思いました。

 

この方がこの役にオーディションで選ばれたのが、すごく分かる気がします。

ハンサムだし、若くて真っ直ぐな青年というキャラクターが彼にぴったりでした。

 

この役を、井上芳雄さんが演じられるんですよね?

見ていないので、なんとも言えないのですが、


想像を超えてくることを祈ります。


なんというか、ちょっと彼がクリスチャンで歌う姿が想像できてしまいました。

井上さんは拝見していませんが、甲斐翔真さんはこの役にとても合っていると思いました。

 

 

 

それから、

サティーン役の平原綾香さん。

 

歌声も素晴らしかったし、急に出る高い声も素晴らしい。

本当に、プロです!

オーディションで彼女が合格したのも分かる気がします!

(こればかり、偉そうですいません。)


この歌声を初めて聞いたら、感動して倒れますよね。

 逆三角形の体型が、肺活量がすごいのがもう見てすぐわかりました。

 120%、彼女のサティーンは始めから終わりまで素晴らしかった。


しかしね。

やはり、サティーンというより、平原綾香さんに見えてしまいました。

思い出したのですが、ワタシはこの方のコンサートに行ったことがあります。

(コンサートは柿澤勇人さんが初めてではありませんでした。すみません。)

ラブ・ネバー・ダイのクリスティーヌも見たし、

この役にピッタリの音域であり、歌声も何もかも素晴らしいのですが、

平原綾香さんは唯一無二の平原綾香さんなのです。

誰にも出せないあの歌声なのです。


そんなわけで、ふと、望海風斗さんを見てみたいなあと思いました。

ワタシは望海風斗さんの舞台を拝見したことはないのですが、

この方と同じオーディションに合格して、主役をされているわけだから、

ダンスも歌も素晴らしいんだろうなあああ!見てみたい!!と思いました。

 

 

 

なんとなく、

 

望海&甲斐ペア、

平原&井上ペア

 

というのが並んで

年齢的にも、しっくり来るんじゃないかなーと思いました。

 

 

ダンサーの方々も、さすが激戦のオーディションを合格されているだけあって、

どの方も、ダンス教室の先生ができるくらい素晴らしい方ばかりでした。


 

 

特にワタシは

二二役の、加賀楓さんが本当に素晴らしかった。

ダンスも素晴らしかったし、若くて、とても才能があって

印象に残りました。

 

 

松村雄基さんも

久しぶりに拝見しましたが、とても良かったです。

細い方だなと思いました。

 

 

上野哲也さんは

ミス・サイゴンのクリスをやっていらっしゃいましたよね。

その時も、努力の人というようなことをなにかの記事で読みました。

このムーラン・ルージュでも復活されていて、すごいなあと思いました。

 


今回のムーラン・ルージュ。

プリンシパルキャストは、

すでにスターである人と、これからスターになりそうな?人が混ざっている感じがしました。

そして、やはり観客は、スターがいたほうが、見ごたえがあっていいなあと思いました。

 

 

それから、気になっていた訳詞も

 

ALL ブラボーーーー!でした。

 

松任谷由実さんや、ジェーン・スーさんなど、

いろいろな方が別々に訳されたそうですが、どれもとても歌に合っていました。

Your song も、come what mayなども、全て無理くり訳している感じもなくて、とても良かったです。

crazy rolling がカッコいい。

 

洋楽の有名な曲が沢山流れてくるので、

原曲のまま、原曲の歌詞を理解できたらパーフェクトなのですが、

ワタシの英語力では無理なので、本番の舞台を見てそれができる英語圏の人は羨ましい。


 

 

 

それからね、

話の内容は

割とベタなラブストーリーです。

そう、LOVEの話です。

 

なので、ワタシのようなものにはちょっと遠い昔の話というか、

こういうストーリーに夢中になったことあるよなとも思いました。

 

 

そんなわけで、

いつもの勝手な観劇推奨年齢ですが、

 この許されない恋にズキューン!!!とくる年代。

10代とか20代とかですかね。

(いや、何歳でも恋愛現役のかたなら、感情移入できると思う。)

どちらかというと女性向けですかね。

後はムーラン・ルージュに出てくる洋楽が好きな方。

ダンスが好きな方。


なんかにおすすめです。

小学校高学年くらいからなら見てもいいと思いますけど、厳格な方はおやめください。

 

 

まったくもって個人的な話ですが、

今年一番だったジキルとハイドを超えた作品だったかといえば、

ワタシにとっては

ムーラン・ルージュくジキルとハイドでした。

 

 

 

ソワレは

1幕目が18:00から19:10

休憩25分

2幕目が 19:35~20:55

 

1幕目より2幕目のほうが長いです。

でもあっという間でした。

休憩になると、ああ、もう半分終わってしまったと思いました。


休憩も25分は長いかな?と思いましたが、ちょうどよかったです。

ロビーで飲食も出来ました。

 

 

今回の公演、1階の補助席は上手の1ブロック全部空席がだったりもしましたが、

会場は盛り上がっていました。


でも、みなさん、劇に集中したいらしく、

思っていたよりも手拍子も歓声もずっとではなく、まばらなこともありました。

でも感動してないわけじゃなくて、ほんと、舞台に集中していただけ。

最後は大拍手で、スタンディングオベーションでした。

 

 

最後に、

事前に映画を見ておいたほうが良いかという点については

 

途中くらいまでは映画を見ても良いかもしれません。

ラストは見ないほうが良いと思いますが、

映画を見た人に言わせると、

映画でこうなっていたのが、舞台でこうなっているというのが映画を見ていると、

分かって楽しいそうです。

 

 

ワタシは平原&甲斐ペアを見たので、

今度見たいとしたら、


一番見たいのが、望海風斗さん。

次は井上芳雄さん

です。

 

 プログラムは稽古写真が中心なのかな?

2500円でした。

多分日本語版のCDの発売は歌の版権の問題で難しいと思いますので、ないと思いました。

だからこそ、劇場で楽しもう!

 

また思い出したら書きます。

 

 

帝劇の前は素敵に飾られていました!

 

 

 

二階B席からの眺め。今後観劇される方のために

載せておきます。

見やすかったですよ。