2022年 ハリーポッターと呪いの子
赤坂アクトシアター 2階 S席 7列
「ハリーポッターと呪いの子」を見てきました。(ネタバレなし)
当方、「ハリポタ」の映画を見たこともなければ、本を読んだこともありません。
赤坂駅を出ると、そこにはハリーポッターワールドが広がっていました。
18:15に開演でしたが、17:45くらいに開場だったように思います。
9と4分の3番線シートの方は先に入場されていました。(退場も先)
夜の公演だったこともあり、9割9分、観客は大人でした。
1階にはドーナツや飲み物を販売しているスタンドあり。
「早めに座席に着いてください」のアナウンスが何度か流れていました。
開幕してしまうとすぐには入場できないそうです。
劇場は2階までで、廊下や客席外の階段、客席の足元は狭いですが、劇場内の空間は広く、天井も高かったです。2階の最後列からも舞台がよく見えました。
逆に1階の1列目はステージ(高さがあるので)を見上げる形になりやや首が疲れるかも。
2階 最後列 センターブロック
さて、「ハリーポッターと呪いの子」の舞台について。
こちらは
①演目が長め(約4時間)
②歌なし。セリフのみ
で、ミュージカルではありません。
見どころは
①魔法の数々!(タネを考えるのはやめよう。無理だから。)
③舞台装置や演出の素晴らしさ。
②他の方々も素晴らしいが、特に、石丸幹二さんの素晴らしさ。(石丸さんの回でした。)
ストーリーは
一言でいうと、
「のび太とスネ夫の時間旅行」
「ハリーポッターの息子と親友スコーピウスによる、時空を超えた、複雑な冒険」
です。
時々笑いがありますが、子供と一緒に楽しめるディズニーミュージカルとは違います。
アメリカ人の作った楽しく明るいミュージカル!ではなく、イギリスの長い小説の舞台化といったほうが正しい。
日本的に言えば、「どらえもん」と「戦隊シリーズ」を足したような?感じ。
みんな、マントをひるがえし、かっこいい。
舞台装置も衣装も海外版と同じで一切妥協なし。
このような作品を日本で見れることに感謝。
(海外で英語で見たら、さっぱりわからないと思う。)
キャストについて。
ハリーポッター
石丸幹二さん
長い舞台。出ずっぱりと言うことはないが、一日2公演を一人でこなし、
体力的にもハードだろうな。
セリフも聞きやすい。表情も、動きも、何度も演じている役とは思えなかった。
初めてのように演じていた。さすがプロ。父親愛を強く感じました。
ハーマイオニー
中別府 葵さん。
背が高く、演歌の日野美歌さんに似ていた。
アルバス・ポッター(ハリポタ息子 )
藤田 悠さん。
演技も上手でした。
個人的にはもう少し、爽やかな青年っぽい方の方が良いと思った。
若い頃のいしだ壱成さんみたいでした。
ジニー・ポッター(ハリポタの妻)
白羽ゆりさん
さすが、元宝塚。立ち姿が美しい。セリフも大変聞きやすかった。
ハリーポッター(石丸さん)と並んで立っている姿が本当に夫婦のようだった。
スコーピウス・マルフォイ
門田宗大さん
ハリポタ息子さんと同じくらいでずっぱりですが、時々面白かったり、セリフも上手に演じていらっしゃいました。
マクゴナガル校長
高橋ひとみ
可愛らしい方ですね。校長にぴったりでした。
2幕目が終わり、物語がすべて終わっても、すぐに拍手がおきませんでした。
まだ物語が続くのかな?と終わったことが分かりませんでした。
それくらい演目が長めなので、終わると思ってもまだ続いたり、3時間40分ハラハラしながら見ました。
さて、事前に「ハリーポッターと呪いの子」の小説を読んでおいたほうが良いか、については、
この舞台の映画や小説は今のところありません。戯曲のみあります。
時間があるならハリポタシリーズをDVDでみるなり、読んでおいた方が良いです。
聞いた話では、炎のゴブレットだけでも見ておいた方が良いそうです。
ワタシのように何も知らない人は、開演前にHPを見て、登場人物のカタカナの名前くらいは覚えておきましょう。ホグワーツの戦い? スリザリン?って何?
劇場では無料のパンフレットなども配っていません。
いつもの勝手な鑑賞推奨年齢ですが、
中間、期末テストの終わった中高生(除・受験生)〜60代くらい
でしょうか。
6歳〜のシートがありますが、小学校低学年では魔法は楽しめるが、話が難しく、長く、少し怖いでしょう。かろうじて、ハリーポッターシリーズをよく知っている小学高学年位からでしょうか。
定期試験の終わった、比較的時間に余裕のある中高生からがおすすめです。
又、もし子供が座るなら魔法がよく見える1階席、センターブロックがおすすめです。
2階席は大人も双眼鏡必須。
またトイレが近い方はおすすめしません。1幕目も2時間近くあり、幕間の20分休憩もトイレが大混雑。ぼーっとしていると行きそびれそう。
18:15開演の舞台で、終演は22時10分くらいでした。
子供ならマチネ必須です。
足もむくむ(笑)
これをダブルキャストで回しているのはすごいハードだろうな。
まだまだロングラン公演か続くようです。
向井理さんのハリーポッターも見てみたいです。
ちなみに、向井理さんは5月末までの出演で、新たにもう一人、新しいハリーポッターが誕生するようです。
こちらはハリーポッターと呪いの子2回目の感想。
こちらはハリーポッターと呪いの子3回目の感想。