フラッシュバックらしい
フラッシュバックは
不思議なことに
ここんとこないです
初めて
フラッシュバック
が起こったのは
アルコールの断酒
の3ヶ月目くらいの時
突然でした
まるでビデオの早送り
みたいなのですごく長くて
ちゃんと意識はあって
「あそこ」に向かって
行ってることに気づいて
嫌だ嫌だ行きたくない
と思ってあがいたけど
どうすることもできず
気づいたら
「あそこ」にいました
私がいう「あそこ」とは
もう取り壊されてない
私が産まれ育ったアパート
そこに
オレンジのワンピースを
着てしゃがんで泣いてる
女の子がいました
それ私でした
ちょうど
痛みを消していた
その瞬間でした
多分その子は
痛くて悲しくて怖くて
そしてひもじくて
泣いていたんだと思います
それに見かねた誰かが
「痛いの消しちゃおう」
ってささやいたんです
(それは悪魔の囁きだと
ずっと思ってました
でも違ったみたいです
私が生き延びれるように
力を貸してくれた
本当は尊い存在だった
のだと最近思いました)
そして
うなずいたその子は
「痛い」というものを
庭の土に埋めました
(埋めたつもりでした)
もう取り壊されて
なくなってしまった
あのアパートだけど
私は「あそこ」しか
知らなかったんです
なのに・・・
母が出ていき
妹はすぐに着いていき
私は父が1人になるの
は可愛いそうだから
と残ったのですが
すぐに父も母のとこ
に行ってしまった
1人「あそこ」に残された
私は14歳でした
耐えて耐えて頑張った
14歳でした
1人になった瞬間から
ウィスキーを飲みました
父親のように
近所の酒屋でツケで
最近そういうことが
またふっと浮かぶんです
フラッシュバックの時
とは違って苦痛もなく
ふっと浮かぶんです
ﾟ･:,｡ﾟ･:,｡★ﾟ･:,｡ﾟ･:,｡☆
この記事が気になって
再アップしたってことは
私のウニヒピリちゃんが
これもう一回読んでと
いってきたんだと思います
忘れていたようで
忘れていなかったこと
まだその記憶は
私の中にちゃんとあった
励みになりますので
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