次の日
金曜日
前の晩は久しぶりだったため
いつも以上に張り切って
起きる気配がまったくない龍一さんをそっとしておいて自分でミルクティーを淹れて
出勤した
龍一の手作りのお弁当、、
もう食べられないんかな
とほほ
さみしー!!!
ま、想定内っす
ランチはつけ麺食べに行こうっと
夜
龍一さんからメール
「仕事終わった!
明日はまた葉子の豆を煮たやつ食べたいな。」
「ん
お疲れちゃん
明日はチリビーンズ作るかい??」
「うん!!!!(o^^o)」
「オッケー」
チリビーンズか
そんなに気に入ってくれたなら嬉しいぞ
次の日
土曜日
二度寝して
時計を見るとあらま
11:30
ふむ、、
起きようかどうしようか、、
とりあえずとてもコーヒーが飲みたいから起きよう
電気ポットをセットして
洗濯機を回す
チリビーンズだったら
フライパンで作れるから
龍一の家で作ろっか
持っていくの意外と重いのよね
今日は龍一は20時まで仕事だから
家を出るのは18時でいいか
なーんて
ウダウダしてたら
家を出るのが遅くなっちゃった、、
龍一の最寄りで食材を買って
龍一の部屋に着く直前にお尻のポケットに入れていたスマホを見ると
龍一からメールが来ていた
『今○○駅だよ!』
これは僕のお迎えに出る時間ですよ
という合図
イケネ
急いで駅に戻らないと
今来た道を引き返した
駅の手前で
龍一がものすごい勢いでズンズン歩いて来るのが見えた
あらま
私に気付いてない
龍一が私を通り抜けて歩いていこうとするので
龍一の行く手を遮るように
目の前に飛び出すと
龍一が
「うわ!」
と
仰け反った
「何よそれ」
「葉子!
考えごとしてて気付かったよ!」
龍一は私の右手を取った
「迎えに来ると思ってなかったの?」
「ううん。
帰る途中で会うだろうって思ってたけど
賃貸物件で安いビラが貼ってあって気になっちゃって。」
「ご飯の支度これからだよ
まだ家に着いてなかったの」
龍一にスーパーの袋を持たせた
「今日は来るの遅かったんだね。」
「うん
龍一がお風呂入ってる間に作る」
「こないだここでオヤジとバッタリ会っちゃった。」
「お父さん用事?」
「オヤジ近くに住んでるって言ったでしょ。実は駅のすぐ近くに住んでるんだ。僕らの事何度も見かけてるよ。」
「そうなんだ」
「人畜無害なオジさんだから気にしないでね。」
「龍一にそっくりじゃん」
「僕って人畜無害に見える??」」
「うん」
「そっかぁ。そこはオヤジ似なのかなぁ」
ふぅん
お父さんに見られるのは気にしないんか??
遠目だからかな
ま、いいや
家に入ると
おや
流しが片付いてる
あ、そりゃそうだ
1日しか経ってないんだっけ
台所に立つと
決まって背中に張り付く人がいる、、
「うふふ」
「お風呂ためようか?」
「ううん
シャワーでいいや」
「すぐに出来るから入っておいで」
チリビーンズはあっという間に出来るから楽チン
大きな食パンをちぎりながら
今日のは辛口で美味しい美味しいと龍一がチリビーンズを頬張っているので
「また食べ過ぎてお腹痛いって言わないでよー」
と言うと
「こないだはパン1斤食べちゃったからお腹痛くなったけど、今日はまだそんなに食べてないよぉ。」
「そのパンこないだのパンよりも大きいからね?」
「あ、そっか、、」
龍一はとても早食いなのだ
太らないけど
しかし食べ過ぎてお腹痛くなるなんて子供かっ!
「あ、こないだのお墓参りの写真だよ。」
龍一が写真を見せてくれた
お母さんにおばあさんにお父さん
そしてお墓のおじいさん
お母さんもお父さんも
龍一そっくり。。
「誰が撮ったの?」
「セルフタイマー」
「いい写真だね」
「ありがとう♩」
大事に大事に育てられた一人息子って感じ
「お腹いっぱーい!
ご馳走様!」
龍一がベッドにゴロンと横になる
私は缶チューハイを飲みながらまだチリビーンズをモグモグ食べていると
龍一が戻ってきて私に抱きついてきた
んー。。
食べてる途中にキスするのはやめてくれ、、
私が口を閉じたままでいると
龍一はTシャツの中に手を入れたり
髪の匂いをかいだり
アッチコッチ色々して
私は黙って缶チューハイを飲んで
そして立ち上がって
冷蔵庫からもう一本缶チューハイを出すと
龍一が
「え!まだ飲むの??」
と
言った
黙ったまま缶チューハイをプシっと開けて
グビグビーっと一気飲みして
ベッドに寝っ転がって
龍一に
「おいでー!」
と
言った