曲の感想を書いていませんが、とりあえずMVの感想を。
MV全体についての解説は、FBに書かれていますね。映像を見てすべてを理解するには私の神経は鈍感すぎるので、解説を読みながらなるほどね~と納得させていただきました(笑)
見れば見るほど奥が深くて、それでもすべては理解できなくて、あれこれと想像を巡らせる余地もあって、私はこのMVが好きです。物語性があるのもいい。
「かつて栄華を極めながらも、現在は衰退してしまったとあるサーカス小屋」
これを如実に物語る、始まりの閑散としたサーカス小屋と、疲れきったゆずの表情。
剥がれかかったポスターを張り直す北川さんの仕草と、それを見ながら立ち尽くす寂しさを背負った背中が好きです。
そして、1番サビでの“栄華”と“衰退”の対比の演出が物悲しくてとても好きです。歌う北川さんの表情も、しっかりと対比になっているんですよね。その落差が物悲しさに拍車をかけていて、印象的で大好きです。
“何を残して行けばいいの?”の伏し目がちな表情が好きですね~とってもイイ!その後の、悲しそうに目を閉じてギターを弾く表情も。
分からないのが、あの女の子。核となる存在ということは分かるのですが、あの子は一体何の象徴で、どういう意味があるんでしょう?
考えてもイマイチよく分かりません。誰か教えてください(笑)
女の子の踊りを見ながら、ゆずが目を合わせる瞬間が好き。あれは、かつての気持ちが蘇ったという表情なのでしょうか?
それから、北川さん演じるピエロ?と、戻ってきた団員たち。団員とともに歌うあれは幻想なのか、現実なのか。うーん…分からない。
最後、“LAND”と歌う場面はとても賑やかで華やかですが、それが少しずつ崩れて、「LAND」という文字も傾いて、炎に呑まれるんですよね。
たくさんのものが入り乱れる様は、まさに「カオス」。そして、その「カオス」な表現が現代を風刺しているのかなと。この場面、すごく惹きつけられるものがあります。
ゆずが踏みしめているLAND。そこにあるたくさんのドクロ。絵だけではピンときませんでしたが、歌を聴きながらMVを見ていたら、その意味も分かりました。
華やかであればあるほど際立つ不気味さ。これもまた対比で、どちらも現実なのかなと。
衰退したサーカス小屋は、忘れられた存在の象徴。
忘れられた存在は、どこにいくのか。忘れていく人たちは、忘れたことすらも忘れて、忘れられた人たちも、たくさんのことを忘れて、忘れ忘れられて、どこに行く着くのかな、なんて。
全編に流れる物悲しさ。色々と考えさせてくれるMVです。
MVを見たら、村上さんの作品も、なんだか好きになりました。別に嫌いじゃなかったですけど(笑)
で。
トップクリエイターが集結して作り上げたアート作品を捕まえて、こんなことを言うのも何だか罰当たりな気もするのですが、どうしても、この一言だけ。
無精ひげ萌え(*´ω`*)
はい、失礼しました(笑)