皆さん家に傘は何本ありますか?日本人の傘の所有数は平均4.2本で
世界の2.6本と比べると倍近くになっています。
さらに!傘1本の金額はほぼ半数が1000円以内なのですが…
これはコンビニで安価な傘を買うことが多いからと言われています。
さらに!日本独自の文化として、ビニール傘が急な雨には貴重な存在ですよね。
とはいえ、雨が止むと大量に廃棄されるものでもあります。
脱プラスチック、脱ビニールが進んでいる世界の中にあって
「ビニール傘の使い捨て」を当たり前のこととして定着している
日本の傘廃棄量は約8000万本で世界一なのですが、
実は傘にちなむ「あるもの」も年間19億万枚と世界一の消費なのですが、それは何でしょう?
【答え】
傘用ビニール袋
雨が降るとビニール傘だけでなく、コンビニ、レストランなどで見る
水滴が落ちないよう傘を入れるビニール袋も大量に消費されており、その数なんと年間19億枚。
床が濡れないように、また傘が盗まれないようにと心配する気持ちは十分に理解できますが、
これは立派な逆エコ活動となり注意したいところでもあります。
またビニール傘は廃棄する際、構造上、分別が困難となりビニール傘の
多くが分別されずにゴミとして出されます。
その際ビニール傘は、鉄とプラスチック部分の分別が難しく、リサイクルに適していません。
また骨とビニールを固定するために強力な接着剤が使われており、
分解するのに非常に手間がかかります。
さらに材質が一定でないのも問題であり、分別が手作業でしかできず、
人件費がかかるため埋め立て処理となるのが現状なのです。
追い打ちをかけるようにビニール傘製造には色々な原料が使われており
資源の無駄使いにもなっています。
では、どうする?
傘の使用を控える事は現実には難しいのですが、傘の購入を押さえることで立派なSDGsになります。
「折りたたみ傘」使用率は世界平均55%に対し日本は21%と半数以下の数値とおり
オーダーメイドの傘を生涯大切に使う欧州とは対照的なのです。
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