問題
オリンピックで数多くのメダルの期待がかかる女子レスリング。
その強さの秘密として、、基本的にウエイトトレーニングなどで器具を使うのが一般的なんですが、
女子レスリング日本代表は、基本的には使いません。
その理由として、レスリング特有である、予想外の動きに対応するための体幹鍛えるためともう一つ、
ある個所を強化するためなのですが、ではその箇所とはどこでしょう?
【正解】
握力
【解説】
ダンベルやバーベルは左右同じ重さのため持ちやすくバランスがとりやすい。
バーベル・ダンベルなどの器具よりも、人間はつかみづらいので、自然とつかむ力・握力が鍛えられるそうです。
レスリングは古来裸で行われていたスポーツで、持つ所がないため、
相手の腕や手首などをつかんで技をかけます。そこで必要なのが強い握力。
相手の腕や首などより太いところをつかむレスリングでは握力で勝る選手が圧勝となるのです。
〇ところで、なぜ日本人は強いの??
外国人選手は脚が長く重心が高いので、タックルが決まりやすい。
日本人がケタ外れのパワーをもつ外国人選手に対抗するには、
重心が高いという弱点をついた「タックル」こそ、最高の武器なのです。
また、日本女子の強さの秘密は攻撃だけでなく、守り、ディフェンスにもあるといいます。
レスリングの守りで重要なのは「バランス」。
バランスを強化するために器具には頼ならい練習をするのです。
どうやって鍛えているかというと、人の重さを利用してやっています。
では、具体的には・・・
人をおぶって坂道ダッシュ
お姫様抱っこでダッシュ
など
例えば、片足を持って走る人は、もちろん一人で走るより体に負担がかかっていますし、
バランスだって崩しやすいでしょう。それをバランスを取りながら走るのですから鍛えられますよ。
人類最強と言われる吉田選手は、一人でなく二人も背負ってダッシュを重ねていたそうです。