島田紳助さんがMCを務める番組の一つに
TBSのオールスター感謝祭というのがある。
生放送で芸能人200人が、5時間半のクイズバトルを展開、
今年2010年4月3日の放送で19年目を迎えます。
どうでもいい情報ですが、私もこの番組に関わって今年で10年目。
お時間あれば、4月3日(土)ご覧下さい。
でも、テレビよりこの季節は花見ですよね。
東京は2日連続寒いし雨。つぼみ飛ばされなければいいが。
話を戻しまして、
番組がスタートしたのは、島田紳助35歳の時。
当時、現在のようなMCの経験はほとんどなく、大抜擢された
仕事であった。200人の芸能人を見渡すと、半数以上が自分より
先輩の芸能人ばかり、心が折れそうになっていた。
なんとか、おじけづく心を克服しようと、
紳助は吉本興業に対してある要求をした。
それは・・・、
“200人の中で、ギャラを1番高くして下さい”
「 この中で、1番高いギャラをもらっているのが、
“オレだ”って言うのがあれば、僕はがんばれますし、
どの芸能人よりも優位に立てそうな気がするんです。
いったん1番高いギャラを振り込んで下さい。後でお返しします」。
と、ギャラをお守り代わりにしたという。
結局、お金は返さなかったらしいのですが、
このお金を見方につける方法はビジネスにも応用できます。
心理学者・内藤誼人「武器になる会話術」によると、
財布にお金がたっぷり入っているとき、なんだか
偉くなったような感じがすることに似ているという。
人に会うとき、どうしても緊張してしまう人は、自分の財布の中に、
お金をたっぷりと詰め込んで財布をパンパンにしておくとよい。
その財布を身につけて人に会うだけでも、
威風堂々とした態度を見せることが出来るからである。
お金を持っていると、心理的な余裕が生まれて、
それが会話をスムーズにさせるのだ。
「お金をいうのは、不思議なもので、人に自己充足感を与えるのです」
と指摘しているのは、ミネソタ大学のキャサリン・ボース博士。
ちなみに自己充足感とは、「自分は人と違うんだ」という特別意識や、
「自分は何でも実行することができる」という、
自信を含んだ概念であって、お金を持っていると
そういう意識を育てることが出来るらしい。
会議やプレゼン、商談などような場所で、心理的に萎縮しがちな人は、
財布に現金をたっぷりいれておくのも、
一つの手かもしれません。
ちなみに、飲み会で、小さなおもちゃのリアル紙幣を、
支払いの時出すと、意外とウケます。