こんにちは!
コーヒーの収穫後の流れについて、忘備録を兼ねて残しておきます
今回収穫したのは、ブルボン(上)とイエローブルボン(下)です
通常コーヒーノキは果実が熟すと真っ赤なチェリーになるのですが、中には黄色になるものもあります
このブルボンですが、ティピカと並んで2大優良品種と位置付けられるほど、人気の高い品種です
ティピカと比較すると丈夫で生産性が高いのですが、病気に弱く手間がかかる傾向が強いです
ブルボンの味わいは、しっかりとしたコクを感じられ風味が豊かな味わいと言われています
芳醇で、甘味も感じられます
特にイエローブルボンは、通常のブルボンよりも甘味が強く引き立つと言われています
ブラジルやグアテマラ、ルワンダなどで多く栽培されている品種です
1.手摘み
熟した果実を手摘みで丁寧に採取していきます
2.フローティング
採取した果実の1次選別を行います
水に浮かせることで、成熟度が高精度でわかるそうです
沈下したものは、実がぎっしり詰まっており高品質である
浮いているものは、なにかしらの成育不良があり軽くなっている
こういった判断を事前に行うそうです
私は今回の収穫体験まで、この“フローティング”の過程を知らなかったので、体験できて本当に良かったと思います
3.パルピング
果実の皮をはぎ取り、種を取り出します
通常は1つの果実に種子が2つ入っているのですが、中には3つ入り、1つ入りのものもあります
四つ葉のクローバーのような感じですね
なお、1つ入りのものを”ピーベリー”、3つ入りのものを”トライアングル”と言います
今回の収穫体験では、トライアングルのみ見ることができました
はぎ取り終わったらこんな感じ
すこし見慣れた形になってきたのではないでしょうか
4.発酵熟成
その過程はパスでした
発酵熟成させることでコーヒーの風味が決まるといっても過言ではありません
次回の収穫体験では、このあたりも詰めてリサーチしたいと思います
5.ウォッシュド
コーヒー豆の表面に付着している粘液質を完全に無くすためきれいに洗います
粘液質が残ったままで次の乾燥工程に進むと、粘液質が発酵してしまい欠点豆の原因になります
ぬめり気がなくなるまで丁寧に洗います
目安は摩擦音です
ぬめり気があると擦れた音がしませんが、剥がれてくると乾いた音が聞こえてきます
6.脱殻(ダッカク)
米などの穀物ではないのでダッコクではありませんが、内容は同じです
いよいよ内果皮(パーチメント)を剥いでいきます
実際の農園では、大型機械(脱穀機)を使いますが、少量の収穫体験なので家庭用精米機で脱殻していきます