うつなので宮古島に移住しました -166ページ目

南の島のクリスマス

当然のことながら
クリスマスの時期だってクリスマスツリー


南の島の草木はイキイキと鮮やかに茂って
バナナの木も、ブーゲンビレアも年中クリスマスカラーのようでヒマワリ
北国育ちの私的にはとっても不思議な光景だ


北国のこの時期は
草木は枯れ果てモノトーンの景色雪
気持ちもすっかりモノトーンになってしまう

そんな時期だから家々のクリスマスの装飾が鮮やかに目に飛び込み
華やかさを感じる時期クリスマスツリー

北国の冬の景色は
ほんとうに白い雪以外は色がない
葉を全て落とした木々は春までじっと耐えもみじ
地面を覆う草花は
雪の下でまた、じっと耐えている

耐えるとか我慢するとか
そんなことがとっても似合う風景が広がる


なのに、南の島ときたら
冬だってそんなことが
全く似合わない極彩色の景色虹


だからかな~
そんな南の自然の鮮やかな色に惹かれてしまう
そして、なんだかそこから元気を貰える

南の島のクリスマスはホワイトクリスマスじゃなくって雪の結晶
カラフルな自然の色が鮮やかなクリスマスクリスマスツリー

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副作用・・とんでもない震え

うつの薬物療法の始まりは
薬の副作用との戦いの始まり
と断言したいくらい
とにかく辛い過程だったしょぼん

私は、薬に対する反応が悪くて色々な薬を処方された
効果が出る薬に出会うまで
何週間おきかに薬の変更があり
ウツウツとした中でしょぼん効くかもどうかもわからない薬を処方して貰い
試してみて効果が無いときは、ほんとに心底辛かった
それはそれは苦痛な過程でもあった

そしてこの治療過程で
うつの症状が辛いのは言うまでもないことだけど
何より困るのが薬の副作用
副作用には色々とあって
私はかなり色んな副作用を経験した




一般的に主作用より先にこの副作用が現れるので
治療者はもっと副作用の詳しい知識を
教えて欲しいものだと思っている
私も副作用については
あまり事前の説明がなく処方されることが多くて
自分自身がもっていた知識で副作用だと気づいたくらいで
中にはこの
副作用に驚いて服薬を中断してしまう人も少なくない
のは私自身目の当たりにしていた事で悲しい悲劇だと思っている

人によって処方される薬が違うし副作用の出方や感じ方が違うので
ここでは私が体験した副作用について書き留めておこうと思う
繊細な話題なので
あくまでも「私が感じたこと」と前置きしておきます

まずは比較的早い時期に体験した
驚きの副作用は「とんでもない震え」

よくアカシジアなどと言われる症状なんだけど
身体全体がわなわなと小刻みに震えて
それは身体の表面的なものかと思っていたら
それと同時に

内臓も全てが小刻みに震える


これは頭の中の脳みそも震えてる感覚で
目玉も胃も腸も・・・
めまいのような吐き気のような感覚があったし
足は膝が笑うというような状態で
膝頭をくっつけることができなかった
皮膚の下の血管も痒いような感覚になって
じっとしていられないのだ


こういう副作用があることは以前から知っていたので
すぐにこの時は、電話で主治医に指示を仰ぎ電話
その薬剤を中止したけど
その日は、布団を丸めて
それを抱きかかえていなければ
震えや、かゆみのようなじわじわしたカンジをこらえることができなかった

きっと「副作用かも・・・」
って思わなかったら救急車を呼んでいたはずで
それほどひどい状態だった

この時は1日だけの短い期間だったけど
今でもハッキリと覚えている
とんでもないひどく切なく苦しい体験だったダウン

でもこれを筆頭に何度も何度も
悲しくなるくらいの色んな副作用に落胆することになるのですしょぼん

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拒食って・・

私の場合
うつが悪化したときの顕著な症状は
一般的に摂食障害と言われる物で
最初は過食嘔吐も顕著だ
ったけれど
一番厄介だったのは
拒食症状だった

人によってこの症状も色々なので
私の症状についてだけココでは書き出そうと思うのだけど

とにかく
「食べられない」「食べたくない」

そういう事ではないのです!!!

私の心身の全ての記憶から
「食べる」という行為や思考が
バッサリと欠落した
そんな状況なのです


私の場合うつの症状と連動して拒食の症状が出るので
うつが回復しなければ
全く食べれるようにならなかったし
また、私の場合こういう症状が出始めると
うつが悪化してきているというバロメーターにもなるくらい

例えばカレーライスが目の前にあったとして
それが「カレーだ、食べ物だ」という認識ができるけど
そこから「だから、お腹が空いた」とか「食べたい」とか「食べる」というように
思考も行動も進展していかない
お腹も空かないし、臭いをかいでも何の情動もないというかそんな具合ですかお



「なぜ?」と聴かれても答えられない
「拒否してる」というわけでもない


全く不思議な状態です


私の身長は158センチ
拒食症状が出たときの最低体重は36キロだった
(健康な時は47キロくらいです)
でも、まだまだ十分に動くことはできたし
点滴があったので
それ以下に減ることはなく済んでいた

根本には生きることや生き続けることに対する
抵抗のようにも感じるのですが
死に対しては決して積極的ではありませんでした


自分自身は、食べられないということそれ自体は
苦しみも痛みのないんだけれど水分も摂れなくなってお茶
無理に飲むと吐いてしまう状態で
そうなると脱水症状がひどいのです
その緩和のためにはどうしても点滴が必要で
入院をしていない時は
1日に何時間も通院に費やさなければならなかったのが大変でした病院


そして拒食で痩せてる時は
持久力がなくてすぐ疲れる
椅子に座ると座骨や背骨が当たって長時間座ってるのが痛くて辛かった
ウエストが55センチもなかったので洋服が合わなくて
子供服を着ていたのがちょっとみじめだったかな


周囲の人がとにかくやせ細っていく事を心配して
色々気遣ってくれることが
なにより一番辛かったくらいだった

今ではこの拒食の症状は
ほぼ回復に至っていて
ここ3年くらいは全くベスト体重を維持してるチョキ

「摂食障害」「拒食」「過食」
最近では良く耳にする言葉だけど
実際なってみると
まったくとんでもなく不思議な症状でした叫び

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自己紹介と離島効果

知る人のない島に行ったのだから
船出会う人とは皆、初対面だ
最初に出会ったら普通に

「お仕事は?何してるの?」
年齢よりむしろこの手の話題が多いように思う
(気にしすぎでそう感じていたのかも・・)
私も以前は好んでこの話題から人との関係を初めていたように思う

私はこう聞かれると
最初は栄養士をしてて
それから病院の相談員の仕事に転職したの
そして働きながら大学や専門学校に通って国家資格を取ったのチョキ
それでで仕事の休みの日にはね
料理講座の講師として働いててねケーキ
それも元々は趣味だったんだけど東京の有名な製菓学校の講座に通ったりしてね
努力して講師になったの
でつい最近までは私立大学で働いててね、嘱託なんだけどの学生相談員だったの
仕事をいっぱいしてて・・・・
他にもね、習い事も一杯しててね~
休む暇もないくらいだったの・・


「今は、何もしてないの、無職!」

そんな簡単な言葉がすんなり出ない
出ないばかりか自分のたいしたこと無い頑張りを誇示するように
事細かに職歴をまくしたてていた

それくらい私には
世間体みたいものが大切で
少しでも良く見せたくて
何かと良く評価されたかった

だから自分が何かをやりたいと純粋に思って始めたことでも
そんな考えが幅をきかせてそのために頑張って無理して
だんだん自分を追い詰めていってしまうことが多かった

でもこういう根本的な考え方を変えないと
自分のそんな考え方や行動様式を変えないと
ウツが回復したって
また同じ事で苦しんで悩んで
悪化のきっかけを作ってしまう

島に住み始め私は決めた
ウツを治すと同時に
自分の考え方や価値観
人との関係の作り方
そんな基本的なことを含めて
考え方を変えたい
自分のあり方を考えたい

それでも最初の1年くらいは
ぜんぜん変われなくて
以前と同じで
だから、たくさんの人と出会いそこで疲弊してしまっていたしょぼん

最近ようやく人に出会っても
名前すら聞かないで関係を始められる自分ができてきた音譜
その場で楽しく時間を過ごすのにむしろ不要な情報はたくさんあったと気づいたりもした
私も初対面の人に言うのは
下の名前と海が波好きな事だけになってきた

幸いこの島に観光で訪れる人と会う機会が多いので
そういう意味では自分の考え方を変えるのにとっても良い場所だった

でもまだそういう事に無理してる自分もいる
もっと自然に仕事だとか勉強とか
人の評価に関係なく純粋にやりたいと思う
そうしたら何もかもラクなのにな~と憧れてるけど
(今はだから、あまり多くの人と出会わないようにもセーブしてる)

きっと無理しなくなったら
無意識に自分のことが話せるようになるんだろうな~

そんな風に考えられるようになったのも
少しくらいは変われたのも
今までの環境を離れて離島に住んだから
光や緑が溢れる島に居るとカメ
なんだか前向きになれる自分がいる
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スーパーでの意外な試練

夕方になるとスーパーのレジは長蛇の列
それがほぼ毎日

この島に来てまず驚くのは
レジにやたらと時間がかかること
まず、買った物をレジ係の人が必ず袋に入れてくれるんだけど
(どこのスーパーもだいたいそういうサービスのようです)

パンはパン食パン
お豆腐はお豆腐
卵は卵ヒヨコ
ネギや大根は細長い袋にわざわざそれだけそれぞれ別に入れてくれる
(ここではそれも当然のサービスです)

だから、カゴ1パイの買い物をすると
レジ袋を5つくらい持ち帰ることになる
これがとことん非効率的なのです

「自分で入れるからいいです」
最初は何度かそう言って拒否してみたものの
皆が普通にしてくれる習慣に
理屈や効率を考えて拒否をするのもどうかと思い
こういう事に
心底馴染むことから始めないと
島暮らしじゃないんじゃないの?
と自問自答して
なすがままにまかせたが
やっぱり、その度にイライラしちゃう

「もう、どうでもいいから早く1つの袋にまとめて入れちゃってよ!」(ココロの声)

おまけに買い物客もしかりで
レジの合計金額を聞いてから
おもむろにバッグの中の財布を取り出し
小銭を数え始める
丁寧に札入れと小銭入れと2つの財布をゆっくりじっくり・・・
まあこれがやたらゆっくりで日が暮れちゃうと思うくらいがま口財布
(もちろん、そうじゃない用意周到の人も居るけれど・・)

「ちょっと、ちょっとレジに並んだ時点で
せめて財布を手に持ってなさいよ」
とまたイライラするむっ

でも、そもそもレジを早く通過したところで
この島に居てなんの得があるんだろう?
いや待ってよ
今までの人生において
レジを早く通過した事でなんか得があったのか?
(なくもないんだけど・・・)
だいたい、効率的に時間を使うことで人生において得られる物ってなんぞや・・・
まてよ、そもそも人生ってなんぞや(これは大げさかも・・)

レジに並んで、そのうち哲学的なことまで考え始める・・・
むっ深い深い
(そういう事を投げかけてくれる、レジなのであ~る)

もう4年以上も過ごしてるのに
レジに並ぶたびちょっとくらいイライラしちゃう自分
人間染みついた習慣を変えるのはなんて難しいんだ
と毎回思う

こういう、のんびりとした習慣こそ
身につけたいなぁ~
と毎回試練に思う島暮らしなのです

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