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 武豊騎手(43)が13日、京都競馬場5R(3歳未勝利戦、芝1600メートル・晴良16頭)で1着となり、JRA史上初の通算3500勝を達成した。

 カレンケカリーナ(牝3=安田厩舎)に騎乗した武豊騎手は、最後の直線で抜け出してチェネレントラを首差抑え、1番人気に応える勝利。1987年のデビューから27年目で大記録を打ち立てた。同騎手は今月6日にデスペラードで万葉Sを勝って3499勝としていた。

 89年に20歳で初めてリーディングジョッキーとなって以来、これまで計18度リーディングを獲得。07年7月には岡部幸雄元騎手のJRA歴代最多勝記録を塗り替える2944勝をマークした。

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 第146回天皇賞・秋(28日、東京11R、GI、3歳以上オープン、国際、指定、定量、芝2000メートル、1着本賞金1億3200万円=出走18頭)ミルコ・デムーロ騎手騎乗で5番人気エイシンフラッシュ(栗東・藤原英昭、牡5)が直線で最内から鋭く抜け出し、一昨年の日本ダービーに次ぐGI2勝目を挙げた。タイムは1分57秒3(良)。

【写真で見る】天皇皇后両陛下に礼儀を尽くし、下馬してひざまずくデムーロ騎手

 シルポートが大逃げを打つ形になり、離れた2番手をカレンブラックヒルとダイワファルコンが追走。その後の馬群は密集していたが、デムーロと初めてのコンビを組んだダービー馬は中団の内ラチ沿いで息を潜めて機をうかがっていた。直線でも狙いすましたように最内をつき、前が開くとぐいぐいと伸びリードを広げ、外から追いすがる2着フェノーメノと3着ルーラーシップの追撃を封じ込めて先頭でゴールに飛び込んだ。デムーロ騎手は感激の表情を浮かべて勝利の余韻を確かめた後、スタンド前に戻ってくると下馬してひざまずき、ご来場なさった天皇皇后両陛下に礼儀を尽くした。

 エイシンフラッシュは父King’s Best、母ムーンレディ、母の父Platiniという血統。この勝利で通算成績は20戦5勝となった。重賞は10年の京成杯(G3)、東京優駿(G1)に続き3勝目。ミルコ・デムーロ騎手、藤原英昭調教師ともに初の天皇賞制覇。天皇賞・秋は一昨年(ブエナビスタ=スミヨン)、昨年(トーセンジョーダン=ピンナ)に続き、3年連続で外国人騎手の勝利となった。

 デムーロ騎手は「とてもエキサイティングだ。すべて勝つように運が向いた。内ラチ沿いを走れて、行きたいところでスペースも空いた。馬の状態も良かったし、内ラチ沿いを行こうと思っていた。今年は自分も調子が良くなかったけれど、天皇皇后両陛下がいらした特別な日に、勝つことができてとてもうれしい。この馬の前回の勝利から2年半、僕が勝つために待っていてくれたのかという思いだ」と感激に浸っていた

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 アイドルグループ「AKB48」と姉妹グループ「SKE48」の兼任メンバーとして活躍する北原里英さんが、二重まぶたをつくる化粧品「アイトーク」のイメージキャラクターに起用され、23日、東京都内で行われた新CM発表記者会見に出席。今回がソロでCM初出演ということから、北原さんは「30秒ずっと北原なんてことAKB48ではないので、本当に不思議な気持ち」と心境を告白。仲の良いメンバーにのみ、CM出演についての話をしたというが、「なんか恥ずかしくって大々的には言ってない。テレビ偶然見てて、『え!北原!?』ってなったら面白いと思う」と笑顔で話していた。新CMは11月1日から放送される。

【写真特集】大人っぽい黒い衣装で登場した北原里英さん

 初のソロCMということから、北原さんは「最初はうそなんじゃないかと思うくらいびっくりしたけど、(撮影)現場の雰囲気が良くて、楽しかった」とにっこり。CMでは黒と白の2種類の衣装で登場することから、「大人っぽい北原と、ラブリーな清楚系の北原で1人2役演じました。(CMでは)歌も歌っているのでそこにも注目して」と呼びかけた。

 普段のアイメークについて、北原さんは「AKB48は基本的に自分でメークしているので、自分流なんですけど、アイラインは太すぎずナチュラルな感じで仕上げてます」と告白。二重まぶたを作る化粧品だが、「私は元々二重なんですけど、睡眠時間だったり、前日に泣いたりしたときに二重の幅が変わる日がある。夜寝る間に(下地として)つけています」と自身の使い方を披露していた。

  「アイトーク」は、つけまつげの老舗メーカー「コージー本舗」による液体タイプの二重まぶた化粧品。まぶたに塗って、専用のプッシャーで押さえるだけで、簡単に二重が作ることができるというもので、892円。

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 2010年に牝馬3冠を達成したアパパネ(牝5歳、美浦・国枝)が右前浅屈腱炎を発症し、引退することが13日に発表された。

 09年阪神ジュベナイルFでG1初制覇。翌年のオークスではG1では史上初となる1着同着で栄冠を手にし、秋華賞で史上3頭目の快挙を成し遂げた。11年ヴィクトリアマイルではブエナビスタを首差で下して、5個目のG1タイトルを獲得。今秋は府中牝馬S(10月13日・東京)で復帰を予定していたが、6月の安田記念(16着)が最後のレースになった。

 エリザベス女王杯を勝てば、JRA牝馬G1完全制覇だった。「もうひとつ獲らせてあげたかっただけに、残念で仕方ありません」と国枝師は無念を口にした。通算成績は19戦7勝(うちG15勝、海外1戦0勝)。今後は繁殖牝馬になる予定で夢は2世に託される。