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 2010年に牝馬3冠を達成したアパパネ(牝5歳、美浦・国枝)が右前浅屈腱炎を発症し、引退することが13日に発表された。

 09年阪神ジュベナイルFでG1初制覇。翌年のオークスではG1では史上初となる1着同着で栄冠を手にし、秋華賞で史上3頭目の快挙を成し遂げた。11年ヴィクトリアマイルではブエナビスタを首差で下して、5個目のG1タイトルを獲得。今秋は府中牝馬S(10月13日・東京)で復帰を予定していたが、6月の安田記念(16着)が最後のレースになった。

 エリザベス女王杯を勝てば、JRA牝馬G1完全制覇だった。「もうひとつ獲らせてあげたかっただけに、残念で仕方ありません」と国枝師は無念を口にした。通算成績は19戦7勝(うちG15勝、海外1戦0勝)。今後は繁殖牝馬になる予定で夢は2世に託される。