アンソニー・ホプキンス(俳優) 素描 | もの描くひとびと、奏でるひとびと

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サー・アンソニー・ホプキンス(Sir Anthony Hopkins, CBE, 1937年12月31日 - )

 

イギリス出身の俳優、作曲家、画家。

『羊たちの沈黙』(1991年)で演じた精神科医で猟奇殺人犯のハンニバル・レクター博士役が高く評価され、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。その後も、続編『ハンニバル』(2001年)や『レッド・ドラゴン』(2002年)で同じくレクター役を演じている。

 

その後も、ノーベル文学賞受賞作家のカズオ・イシグロが書いた小説の映画化である『日の名残り』や、オリバー・ストーン監督の『ニクソン』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』等でアカデミー賞にノミネートされ、高い評価を獲得し続ける。

2006年にはゴールデングローブ賞で生涯功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞。2019年に『2人のローマ教皇』で22年ぶりのアカデミー助演男優賞候補となり、翌年には『ファーザー』で認知症を患った老人を演じ、二度目のアカデミー主演男優賞を受賞し、同部門における最年長受賞者となった。(Wikipediaより)

 

 

羊たちの沈黙も良かったのですが、私のお気に入りは「チャーリング・クロス街84番地」です。

 

ロンドンの古書店の店主フランクと、NY在住の女流作家ヘレーヌとの手紙のやりとり。

新聞広告で観たロンドンの古書店に稀覯本をオーダーすると、丁寧な返信と共に目当ての本が送られてくる。

小踊りして喜んだヘレーヌは以来、文通という形で単なる友情を越えた感情を、その古書店主フランクと、以降20年以上に渡って分け合っていく。

ヨーロッパが大戦の渦中の時には、不足している食料品の缶詰類を、フランクや古書店の従業員に送るヘレーヌ。

いつか、ロンドンのその古書店に行かなければ‥ その矢先、ヘレーヌの元に思わぬ報せが。

本好きの人に観て頂きたい佳作です。