円安はどこまで続く? 2024年5月9日朝回診 | 外科系集中治療医による新NISAの記録

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当直明けの満身創痍で昨日は夕回診ができなかった。

連休中の暑い日々が嘘のように、数日間寒さが続く。

こういうところはまだ5月なのだなと思う。

 

 

米国株は横ばい。

ある程度主要な経済指標の発表が終わり、しばらくは落ち着いた相場が続くだろうか。

逆に言えば、上下が読みづらい相場となっているのかもしれない。

 

 

ドル円はじわじわと上昇。為替介入後は円安が進行中である。

 

歴史的な円安。

その原因は、主要先進国との金利差が拡大し、円売りの状況が続いているから

そして、低金利の環境下で、自国の国債の自転車操業を続けているからである。

 

ポイントは後者である。

政府が国債を発行し、機関投資家が国債を買い取り、日銀がさらにそれを買い取る。

そのサイクルの中で日本円はどんどん膨らんでいく

 

 

 

米を作りすぎてしまったら値下がりしてしまう。だから減反して生産量を減らす。

作りすぎてしまったら相対的に価値は下がってしまうという理論。

主要先進国が緊縮を行っている中、政府と日銀はどんどん日本円を市場に供給しているのである。

円安になるのは当たり前。むしろ現在の状況下でないと、財政が回らないのである。

 

他国が利下げに転換したら、円安はある程度は収まるだろう。

でも、数年前までの1ドル110円台までに回復するかは非常に疑問である。

否、利下げしても円安が続くのではないか...とまで思ってしまう。