1999年の春夏プレタポルテコレクションから、今度は、ヨウジ・ヤマモトです。
このコレクションは、ウェディングがテーマ。
しかも、ファーストルックから、結婚行進曲が流れ、ヴェールをつけたモデルが登場します。
普通は、ウエディングドレスは、ラストルックに登場するものなので、客席からは、思わず笑い声さえ聞こえます。
シンプルなラインや、大きく裾の広がったドレス。
サーキュラーのフリルにワイヤー入れたスカートは、美しいラインを保ったまま、優雅に会場をめぐります。
静かなコレクションですが、このコレクションが、盛り上がるのは、中盤以降。
モデルが、身に付けている小物や着ているドレスをポイポイと捨て始め、ドレスは、まったく違う印象のものへと変化していきます。
パート2の最後に登場する大きなスカートのドレスは、なんとビニール製の風船で膨らんでいて、それもまた、軽やかに脱ぎ捨てられていきます。
パート3の中盤に登場するパニエ(アンダースカート)のようなドレスは、スカートがジッパーで開き、中から靴に手袋、上着にヘッドドレス、最後にブーケまで取り出して、あっという間に花嫁の完成。
会場の興奮は、最高潮を迎えます。
そして、最後に登場する黒のドレス。
モデルが、一枚、また一枚と脱ぎ捨てるたびに次々に違う印象のドレスに変化。
さらに一枚、そしてもう一枚・・・・というところで舞台は暗転。
最高の盛り上がりの中、山本耀司が登場。
この年のベストコレクションともいえる最高のショーでした。
後のマックィーンやガリアーノにも大きな影響を与えたコレクションではないでしょうか。
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