センター職員さん  「生の声」 | 保護犬パオとガーデニング日和

保護犬パオとガーデニング日和

東京在住50代前半の専業主婦です。ポメをこよなく愛し ガーデニングが趣味です。
ガガ様と同じ病気。 線維筋痛症を発症して17年です。
痛みと闘いながら 保護犬3頭をみています。
犬は 私も元気の素です。
お空組 7頭も見守ってくれていると思います。

 

 

自分の犬を

他人に殺させる人

最低だと思う

 

 

 

FBからです。

 

☆ 「生の声」 2016年の記事より ☆
 

これは、ある地区での動物愛護
フェスティバルにて発表された
動物行政職員の「声」です。

 

 

葉っぱ 葉っぱ 葉っぱ

 

 

「県動物愛護センターの○○と申します。
本日は、殺処分ゼロへのメッセージとして
まずは県の現状を知って頂きたく
このような機会を与えて頂きました。

私は過去6年間動物保護管理センターに
勤務しており、その間、残念ながら
譲渡困難となり殺処分せざるを得ない
動物達の処分に関わっておりました。

 

私は動物が大好きだから獣医になりました。
その子達の命を私の手で奪わなければ
ならないとき、心臓をギュッと掴まれて
いるような感覚で

またとてつもなく悲しい気持ちで、処分
せざるを得ない動物達1匹1匹に

「ごめんね、次 生まれてくる時には
天寿を全うできる幸せな、おうちの元に
生まれておいで・・・」

と心の中で詫びながら処分に
あたっておりました。この子達には何の
罪もありません。私も県の動物行政に
関わる職員もみんな、1匹でも多くの
子達を助けたい、殺処分を減らしたい
という気持ちなのです。

 

近年、動物に対する皆様方の適正飼育、
愛護精神の高まりにより、殺処分数は
減少傾向にあります。それでも、
平成26年度、市を含む県内の行政施設で
殺処分となった動物は犬44頭、猫2008匹
合わせて2052匹も居ます。

 

犬は10年前から見ると9割減になりました。
しかし、猫は未だに2000匹を越える多くの
子達が処分されています。

皆様、この数字をどう思われるでしょうか?

 

犬の収容数、殺処分数の減少は、
犬の飼い主さんの意識が向上したこと、
また、不妊去勢手術が一般的になったこと
が理由と思われます。ただし、十分な躾や
健康管理をしなかったり、人間の都合で
保健所へ動物を引き取りに出す人がまだまだ

沢山居ます。そして猫については
室内室外自由の放し飼い、ただ動物が
可愛い、好きと言うだけで知識も持たず
先の事もよく考えずに動物を飼育し
餌をあげるだけで繁殖制限もせず
どんどん増やしてしまい困り果てて

保健所やセンターに相談してくる

と言う例も後を絶ちません。


猫は1回の出産で4匹から8匹の子猫を生み
年に2回から3回の出産が可能です。
生まれた子猫たちは生後6ヶ月程度で
繁殖できるようになります。


猫の妊娠期間はわずか60日間です。

1匹の猫が1年で20匹、2年で80匹
以上に増えてしまうということになります。

県動物愛護センターが開所してからの
3年間で1人で10匹以上の猫を
引き取りに出した方は51名、
持ち込んだ猫の数は958匹にも上ります。
生まれてきた猫に罪はありません。

 

悪いのは無計画に増やしてしまった

人間なのです。

 

動物の飼育には責任が伴います。
天寿を全うするまで最期まで責任を
もって飼う事

この当たり前のことできていないのです。

 

動物が人間社会の中で幸せに
暮らすにはどうすればよいか、
皆様方からもご一緒に考えて
頂きたいと思います。

 

殺処分を減らすためには、いくら我々が
頑張って譲渡数を増やしても
センターに収容される数を
減らさなければ効果がありません。

 

一度、飼い始めた動物は、その子が
天寿を全うするまで責任をもって
飼って下さい。猫ちゃんに関しては
安全なおうちの中で愛情を持ち
大切にしてあげて下さい。


不幸な動物が生まれないように
するために、不妊去勢手術を
してあげて下さい。

それらが、センターに収容され
不幸にして殺処分となってしまう
動物達を減らしていくことに
繋がると思います。

 

「処分を1匹でも減らしたい!」
我々は「殺処分ゼロ」を目指して
いきます。どうか、現実を知って
頂き、どうすれば、不幸な動物が
減らせるのか、皆様方からも
一緒に考えて頂きたいと思います。

 

ぜひ、皆様のご理解ご協力を
よろしくお願いします。

以上 私からのゼロメッセージと
させて頂きます。
ご静聴ありがとうございました。」

 

 


そして何度も出てくる言葉・・・

「どうか皆さんも一緒に考えて」

重い言葉です。

 

画像1枚目は、お母さん猫と
眠る子猫のとても愛おしい姿。

そして2枚目、3枚目・・・
処分後の画像と遺棄された画像

この猫たちの命は同じはずなのに、
どうして こんなのも違うのでしょうか・・・。

 

運命というにはあまりにも辛いです。

 

大好きな動物を「殺さなければならない」
どんなに苦しい仕事をさせているのでしょう?

 

 

 

 

~ 転載以上 ~

 

 

 

 

以前にも アップしましたが .。

 

「一枚の写真が国家を動かすこともある」

 

日本人全員が知るべき真実です。

~DAYS JAPAN 2008年6月号~より

写真・文/大石成通

 

 

この本には 動物愛護センターで働く職員さんの

苦悩が書かれています。

 

クローバー 一部抜粋 クローバー

 

働く人を 「犬殺し」 と呼ぶ人間。

 

「おまえの 親父は犬を殺したんだろう」 と子供が学校で

問い詰められたケースもあるという。

そういう背景から自分の職業を家族にも言えないでいる人。

 

「初めて処分を行った日は、 職場では平然を装っていたが、

家に帰って泣いてしまった」 ・・・

 

そして、

殺処分の行為に対しての後ろめたさが渦巻く感覚。

これこそが、 職員の抱く精神的苦痛なのかもしれない・・と。

 

 

 

 

 

職員の個々の願いを直筆で書いてもらったメッセージボード。

殺処分の実情を痛いほど知っている彼らの願いは、

「捨てないで」の一言に尽きるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※本文より抜粋

 

モニターの映像は、炭酸ガスを注入される直前の犬たちの姿だ。

近年、殺処分作業がオートメーション化される傾向にあるが、

装置そのものはコントロールパネルが中心で、

職員の手によりボタン操作される。

 

 

 

殺処分完了後の「ドリームボックス」

装置内の生温かい空気は、動物たちが先ほどまで生きていた事を感じさせる。

 

 


期限満了となり、殺処分用のプラスチックケースに移された猫たちは、

身動きひとつせずに僕を見つめ続けた。

撮影した数分後には、殺処分となった。

 

 

 

命を絶たれる動物たちは、焼却炉へと運ばれる。

多い時で50頭(匹)以上の動物たちが、

重油などの燃料を使い、600~900度の高温で3時間ほど焼かれる。

灰は産業廃棄物として回収される。

 

 

殺処分後に外された首輪。

これを付けていた犬は、寂しかったのだろう。

僕が近づくと鳴き止み、離れると吠えていた。

飼い主が直接センターに持ち込むペットにも、

迷い動物の多くにも首輪が付いている。

 

 

 

 

 

犬や猫を捨てた人間は・・・

センターで働く人の気持ちを考えたことがあるのでしょうか・