ドリームボックス | 保護犬パオとガーデニング日和

保護犬パオとガーデニング日和

東京在住50代前半の専業主婦です。ポメをこよなく愛し ガーデニングが趣味です。
ガガ様と同じ病気。 線維筋痛症を発症して17年です。
痛みと闘いながら 保護犬3頭をみています。
犬は 私も元気の素です。
お空組 7頭も見守ってくれていると思います。

 

 

 

 

 

何年か前に 動画で 「ドリームボックス」 に入り、 犬たちが 息絶えて出てくるまでの映像を観ました。

 

 

 

 

 

 

画像は 児玉 小枝さんの「 動物たちのレクイエム 」より

 

 

ワンワンと大声で鳴き叫ぶのかと思っていたけど、 聞こえてきたのは・・・

クンクン、 ヒンヒン?  と哀し気な甘えたような 助けを求めるような・・・  か細い声だった。

 

中からこちらを見つめる目。

段々と息でガラスが曇って 中の様子は見えなくなった。

 

 

次々と床に倒れていく姿。

天を仰ぎ  口から泡を吹いている犬。

みんな必死で息をしようともがいている。

 

どの犬も首輪をしていた。

かつて ピカピカの真新しい 首輪を飼い主さんにつけてもらったに違いない。

 

 

 

 

画像は 「DAYS JAPAN」 より

 

 

私は・・・

最後まで・・・

目をそらさずに観ていた。

 

二度と見たくない。

 

もう見てはいけない。

そう思っていたのに・・・。

 

 

 

 

平成29年になった今でも・・・

世の中は 携帯電話やパソコンが主流になったというのに・・・

一体 いつになったら 「ドリームボックス」 は消えるのでしょうか。

 

画像は 「DAYS JAPAN」より

 

殺処分機に入って行く老犬。
自分で歩く事もままならず、よたよたと歩いて行く。
ケージの中でよちよち歩く仔猫たちも殺処分機の中に入れられる。
やがてスイッチが押され静寂の中、老犬の悲しい声が室内に響き渡る。
仔猫たちは声を上げる事すら出来ずに息絶えていく。...
そして老犬の最後の短い鳴き声がコンクリートの壁に消えて行く。

事が終わり殺処分機の中から引き出される老犬と仔猫たち
その姿に涙が溢れ、怒りがこみ上げる。

 

 

 

病気でどうしても助けてあげられなくて 見送るのと、

老衰で命を全うした犬を見送るのと、

健康で若い犬が 「ドリームボックス」 の中で息絶えるのでは・・・   あまりにも違い過ぎるし 酷すぎる。

 

ドリームボックスで見たことを 言葉で表現するのは・・・     余りにも辛い。

でも、 一人でも多くの人が 「ドリームボックス」 は決して安楽死ではなくて 窒息死なんだ

ということ、    動物たちがどんな思いでこの世を去っていったのか、

言葉にできない言葉 を伝えてほしいし、 知って頂きたい。

 

 

 

「幸せだった、 ありがとう」

犬と生きる喜びと幸せは、 見送ったあとのこの一語に集約されるかもしれない。

幸福な飼い主とは、幸福な犬と暮らすことができた人のことだ。

まっすぐな瞳であなたを見つめる犬に幸福を約束できるのは、あなただけだ。

 

渡辺眞子さん「 幸福な犬 」より

転載させていただきました。

 

 

 

人間も動物も 平和に暮らせる日が、

一日でも早く 訪れますように・・・。