おはようございます
朝日新聞 Sippoより~
ぜひ、 ご一読ください
鼎談 尾辻秀久×福島瑞穂×松野頼久
次の動愛法改正に向けて動き出した超党派議連
たくさんの課題を積み残した2012年の動物愛護法改正。次の法改正に向けて、超党派の議連が動き出した。主眼は動物取扱業者への規制強化。良貨が悪貨を駆逐するために──。
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の3人が語り合った。
(司会・構成/太田匡彦 撮影/加藤夏子)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――司会 まずは議連を立ち上げた背景について教えて下さい。
尾辻 日本ではいまだに年間10万匹近いの犬猫が殺処分されています。愛玩動物をこれほど殺さない国にしたい、と考える国会議員が集まったのが始まりでした。私自身は実は犬派ですが、我が家にも猫がいて、皆さんとにかく動物が好きで参加してくれました。
松野 僕はもう10年くらい殺処分や動物取扱業者の問題に取り組んできて、国会でも取り上げてきた。そんななかで福島さん、尾辻さんの熱意で議連が立ち上がり、当然のこととして参加しました。
福島 小学生のころ、近所の家で飼っていた犬が私によくなついていました。 田舎だったということもあり、当時の風潮として、放し飼いにされていました。その犬がある日、野犬狩りにあって保健所に連れて行かれたんです。父と一緒に連れ戻しに行ったのですが、そこにはたくさんの犬がいました。みんな思い詰めたような表情をしていたのが強く印象に残っています。それが私がこの活動にかかわるようになった原点です。
尾辻 「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」という名称にしたのは、皆さんが集まりやすいようにするため。単に「動物愛護」と言うとさまざまに議論が広がってしまう。動物愛護をしようというのに、人間同士がケンカしていてもしょうがないですから。
殺処分問題解決へ 大量生産、大量消費という形を改める(松野頼久議員)
――司会 11月21日の総会では、動物愛護法改正に向けたプロジェクトチームを立ち上げました。
松野 目標を「殺処分ゼロ」に置いているのですが、殺処分の問題を解決するためにはやはり繁殖業者や流通・小売業者の問題に取り組みを広げていかないと、結局は真の意味での殺処分ゼロは達成できないという現実があります。
福島 論点がたくさんあり、どこにフォーカスするかを話し合っているうちに何年もたってしまってはいけません。だからこの度、動物愛護法の改正案を議連として作ろうということになり、松野さんに座長になってもらいました。
続きは下記をクリックしてくださいね。
http://sippolife.jp/article/2016122200002.html