デッサン会 でした

F6サイズでtotal3時間半
バラバラなのをもう一回全体統一する手前で終わってしまった

【根性描き】の癖がなかなか抜けない

先輩に【略筆化すること】を教えてもらっている のだけど
癖はなかなかなおらんねぇ~

次回は練りゴム無しで描いてみようかなぁ~
練りゴムは白い鉛筆と思って使えと言われてきたので今まではガンガン使ってきた


予備校の時に先生に 「○○ちゃん下手なんだからさぁ~もっと手数入れて頑張らないと~」って言われて以来 妙に納得して
ついガンガン描いちゃうんですよね…

「誰?そんなこと言ったの?」と 先輩

私達の先輩 今 県芸の教授 ○先生 (笑)

あぁ 俺ん時 確か教育実習で来てたわ~

え~ そうだったんだぁ~
ウチの学校 当たり前だけど繋がり濃すぎ~
( ̄▽ ̄;)



芸大美大学受験には【根性描き】は好まれる


今の解剖学を教えてくれる先輩は高校を卒業してすぐにロシアの美術大学に留学したし
油絵 なので デッサンの志向も違う

日本画は影を描いたりしないで 形状を描く事を重要視するので
物の見方は 彫刻に近い

油絵は光と影を重要視する傾向がある

日本画でも動物をよく描いている竹内栖凰 が 略筆化をしていた

もっともそれ以前に下書きやらデッサンやら
もう基礎はしっかり押さえた上での略筆

先輩もロシアで
嫌と言うほど本物の人骨の一本一本を
ありとあらゆる角度から描かされたと

そう言う下積みがあった上での略筆


今日も「がんばりすぎ」と言われてしまった…

その頑張ってる自分が好きだったりするのだけど

自分の腕の痛みを考えるといつまでも根性描きしていられない
略筆化していかないと… と思う

先輩も
「手抜きを教えるなと言われるけどまぁいいや」
と私には手の抜き方を教えてくれる



Facebookにも載ってたけど
中村勘九郎の言葉で
【型破り】と言う言葉があるが
今の若い人は型を覚えず【型破り】をしたがる
それはただの【かたなし】だと

どんな芸術の世界でも
基礎も出来てないのに個性を主張したがる 若者は多い

私もそうだったし クラスの中にもそう言うのが沢山いた

でもやってみて思った
基礎の上に 個性は成り立つもの

いきなり抽象画に走るなんて 逃げてるとしか言いようがない

それなりの抽象画家は 基本的な事を描かせたら それなりに描ける

それを勘違いして あれなら自分にも描けると
思い込んでる…
勘違い星人達(笑)



今の時期浪人するのが決まって いやだー!と
Twitterで後輩たちがつぶやいている

予備校の合格者作品を見て
みんな同じような描き方や色使いしてて個性がつぶれてる
つまらない等々

私もかつて同じ様に思っていた

私は今だからこそ思うけど浪人して良かったと思う

予備校の絵は同じ様に見えるけど
実際並べてみると誰が描いたとか わかるもんなぁ~

基礎を描かせてるんだから似たようになるのが当たり前で
物は人の目に同じ様に見えているのだから

その微妙な個性の違いが見分けられない内はまだまだ だな(笑)

型破りは大学に入ってから思う存分やればいい
誰も何も言わないのだから(笑)