お店の設計をしていた頃

誰がどうやったって無理でしょ!!って
サジを投げるような物件を
「そんなの無理に決まってんじゃん!」とか思いつつも
奇跡的にやり遂げた時

深夜に自宅の扉の鍵を開けながら

フッ(* ̄ー ̄)
「私に不可能の文字は無いな…」と 達成感を感じつつも

あ…でも藝大入れんかったからやっぱり【不可能】の文字はあるわ… と落ち込んでいた (T^T)



「やれば絶対にできる!」なんて根性論の言葉を 体育会系の人はよく言うけど

この世の中にある【絶対】なんてのは
人が産まれた以上は必ず死ぬ事以外に無いと言うし

がんばっても 何故だかできない人もごくまれだけどいる

この間ふと思い出した予備校の事
ものすごい本人は頑張ってるんだけど ホントに上手くならない子がいた

ちゃんと先生の話しも聞いてるし真面目に描いてるし でも 何だろう?
成長が人より遅いのかなんかわかんないけど
その子なりには少しずつ上手くはなっているんだけど
みんなとの差はどんどん離れていく

本人も焦ったり泣いたり時には苛立ち
先生も なんと言うか 後半はその子に対して頑張れとかよりも
「自分のできる範囲で」と言うようになっていた

涙ぐましい努力をしてもなかなか上手くならず

それでも絵が好きで 泣きながらも諦めること無く
しがみつくように頑張って描いていた彼女は今どうしているだろう?と

結局一浪で名古屋市のどっかの私立芸大には入れたような気がする

周りが本当に自分の事のように喜んでいた
それくらい危うい レベルだった

私の知り合いの息子さんも頑張ってもできない子で

しかもお父さんが体育会系の人で「やればできる!なんでがんばらないんだ!!」と責め立てて

その子がとうとう去年「お母さん僕もう死にたい…」って言い出したと

自分の子が頑張ってもできない子だと父親は認めたくなかったみたいです
親なら…やっぱりそうですよね

でも遠くまでスクーリングカウンセリングを受けに行ったりして

お父さんも最近ようやく納得できたようで
今年何とか高校に進学できたそうです



私は最初からがんばろうともしない奴らがどうも気に入らないので
視界に入って欲しくないが
世の中そうもいかず…


ようは私の器が小さいだけ


がんばり方の方向性が違ってたり…
相当自分に厳しくないと人ってどうしても楽な方楽な方に流れがち

だからと言って厳しすぎて破滅型になるのも良くは無いけど…

大人になっても低いレベルでドングリの背比べして
表向きお互い褒め称え

裏ではさげすんでいるのを聞くと

私から見たら双方同等レベルか
もしくは見ようによっては貴方の方が下ですが… と 言いたかったが

努力をしたがらないタイプの人なので放置しときました

才能とか言う甘い言葉に酔いしれ自惚れてる人には
何を言っても無駄ですから
私は努力家さんを応援します