先日、旦那さんの実家のご近所のおじさんが亡くなりました。
昔から、その家とは親戚のようなお付き合いがありました。
おじさんと言ってももう80歳なのでおじいさんですが、バリバリ元気でした。
元々は八百屋さんをやっていたのですが10年くらい前に、借りていた場所が建て替えることになりお店をやめました。
でも「ブラブラしてると体がなまる」と言って、私の家の近くに小さなプレハブみたいなのを建て、対面販売の焼鳥屋さんを始めました。
よくモコの散歩でその前を通りました。
うちの旦那さんはそのおじさんを「あんちゃん」と呼んでいて、おじさんは旦那さんの事を名前を呼び捨てで呼んでいました。
旦那さんの闘病中は「○○の具合はどうだ?無理しないで大事にしな」って、よく声をかけてもらいました。
先月そのおじさんの甥っ子が57歳でガンで亡くなったのですが、葬儀に来ていなかったのでおかしいなと思ってました。
急に食べられなくなり、入院していたそうです。
昨夜の通夜と今日の葬儀に参列してきました。
その会場は、昨年うちの旦那さんの葬儀を行った所です。
正直、キツイです。
お焼香の列に並び、流れてくるお経を聞いているうちに旦那さんの事を思い出してしまって
行きたくなかったけど、とてもお世話になったし旦那さんの時もご夫婦と息子さんも来てくれたので不義理は出来ない。
今日、出棺の前にふと見ると、旦那さんの幼なじみで親友のHさん夫婦が向かい側に立っていました。
Hさんはおじさんの親戚なので夫婦で参列していました。
二人並んで時々、肩を寄せて話をしている…
この光景も辛かった。
ついこの前まで私の隣にも旦那さんがいたのに。
二人で並んで肩を寄せ合って話をしてたのに…
棺の中のおじさんは白いタオルのねじり鉢巻きをしてました。
これはおじさんのいつものスタイル。
イオンに買い物に行く時も巻いてた。
いつだったかお正月にスーツかジャケットを着てお出かけスタイルなのに、真っ白なタオルの鉢巻きをしてたっけ。
最後まで粋なおじさんでした。
残されたおばさんは小柄な人。
さらに小さく見えた。
若くして亡くなって残されるのも辛い、だけどもしかしたら高齢になって一人残されるのはもっと辛いのかもしれない。
おばさんを見ていて、そう思いました。
人の死の辛さは比較できないし、してはいけない。
残された人にとっては、年齢なんてきっと関係ないでしょうし。
義弟も昨日と今日参列しました、そして「火葬場まで来てほしい」と頼まれました。
旦那さんの代わりに来てもらいたいんだと思います。
火葬場も旦那さんと同じです。
義弟、大丈夫かな…
先日亡くなったおじさんの甥っ子とも仲が良かった。
最近、義弟の身近な人が何人か旅立っていき、その度に落ち込んでた。
もしかしたら今頃、酔っぱらってベロベロかも…お酒に逃げるタイプだからちょっと心配です。
おじさん、長い間お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
おばさん、ラッキー(おじさんが可愛がってたプードル)のためにも元気出してください。