今回は、皆さまが最も興味をお持ちになっている

 

「読書は国語の成績を上げるために必要なのか」

 

という内容について私の考えをご紹介します。

 

 

私も皆さま同様、塾講師の仕事を始める際に、国語の成績と読書量がどの程度関係があるのかについて興味がありました。

 

私は塾勤務時代から保護者様との面談が好きだったので、実際に指導した生徒以外にもご兄弟のお話も聞き、今まで

 

5,000人以上のデータを集めてきました。

 

そして、私が指導してきた4,000人以上の指導記録も参照して導かれた結論は以下のとおりです。

 

 

 

「読書は国語の成績を上げるために必ずしも必要ではない」

 

言い換えると、

 

「読書をしなくても国語の成績は上げられる」

 

という結論です。

 

 

 

多くの国語講師の良くも悪くもある点は、その講師自身が読書好き(昔から自発的に読書をしている)であることです。

 

良い点:読書の魅力(素晴らしさ・面白さ 等)を実体験をもって伝えられること

 

悪い点:読書嫌い(読書をしない)の気持ちがあまり(まったく)理解できないこと

 

私の元を訪ねてくださるご家庭の多くは、一度、大手塾以外の国語専門塾・有名国語講師(書籍を多数出版)等の指導を受けています。

 

それでも、結果が出ない(国語の成績が上がらない)から、私の元に辿りついたという方が大半です。

 

 

そのような方からお話を聞くと、

 

「読書をしなさい」 と講師に言われた。

 

と、皆さま口をそろえて言われます。

 

酷い場合には、「子が読書をしないのは、親が読書をしないからだ!お母様、あなたがもっと読書をしなさい!」プロ家庭教師に怒られてしまったという話も聞きます。

 

 

国語が苦手でお悩みの皆さま、国語の成績を上げられる講師とそうでない講師の見分け方は簡単です。

 

「読書をしろ!(読書を勧める)」と言う講師は成績を上げられないダメ講師(素人・3流以下)です。

 

そのようなことを言われたら、その講師の元を去ることが、

 

お子様の国語の成績を上げるために、まず必要なことです。

 

 

 

読書が嫌い・読書習慣がないお子様は

 

読書を楽しいことだと認識していないのです。

 

嫌いなものを「好きになれ!やれ!」

 

こんなことでは問題は解決しません。

 

そもそも読書習慣がつけられないから困っている者に、「読書をしなさい」と言う時点でまともなコミュニケーションが取れていません。このような講師はお子様に合わせた(成績を伸ばす)ことができませんので、すぐに距離を取りましょう。



甘いものと揚げ物が大好きな人が体重を少し減らしたいと思いました。美のインストラクターなる人に相談したところ、「どちらも体重を減らすには適していない食べ物だから、食べるのをやめなさい」と言われました。


「いや、そんなことは百も承知で、できれば好物を食べながら体重を減らしたいんだけど。。。」食べることをやめられないから困ってる人に、そのやめ方や食べた上でも体重を減らす方法を教えるのではなく、「食べるのをやめなさい」とだけ言う。これでは何の解決にもなりません。


このようなことは世の中にありふれています。昔から色々なダイエット本が売れに売れる。本当に誰でも簡単に痩せられるなら、そんな本が次々と新たに出版されるはずがありません。


 

私自身が学生時代に読書を一切しませんでした。(読書感想文の本のみ)それでも、国語は得意だったので、

 

国語の成績を上げるために読書は不要(しなくてもよい)である

 

と断言できますし、私自身読書嫌い(読書習慣まったくなし)であったため、同じようなお子様の気持ちはよく理解できます。さらに、塾に通った経験が一度もないので、いわゆる「塾講師」とは、そもそもの発想自体が異なります。

 

塾業界(教師)の人間は、塾業界(教育の世界)しか知らない(勤務経験がない)人間が多いので、「当たり前を疑う」ことをしない(できない)人間が多くいます。


私は様々な業界で働いてきたので、どちらかというとこのような方々とは真逆の人間です。塾講師を始めてすぐに「これは一生勤める会社ではない」と肌で感じました。



講師(教師)からお子様に伝わるものには、指導内容だけではなく、その講師自身の生き方も含まれてしまいます。狭い狭い世界の常識に囚われた思考停止した講師から学ぶことなどひとつもないのではないでしょうか。(自分自身が消費者であったならば、利用しようとは思いません。)

 

 

重要なのは読書なしでも国語の成績(点数)を伸ばす方法を考えることです。(読書が国語の成績UPに必要なのであれば、「読書習慣がつく方法」を教えるべきです。)

 

お子様が読書好きになるのを待っていたら受験は終わっています。

 

そのような「読書なしで国語の成績を伸ばす方法」がない前提でものを考えることが、私が他の記事でも繰り返しお伝えしている思考停止状態なのです。

 

(補足)

読書習慣をつけること自体が目的の場合は、一部当てはまらない部分もあります。しかし、私の採用している方法で国語学習を進めれば、いずれ読書習慣も身につきます。

 

 

↓現在塾にお通いであれば、この程度の成績向上は期待してください↓

(全員、読書習慣がまったくない生徒の記録)

 

 

 

 

 

 

それでは、「読書をしなくても国語の成績を上げる方法」とはどのようなものなのでしょうか?

 

そのような情報・方法を皆さまにお伝えする(販売する)のが私の仕事なので、すべてをお伝えすることはできませんが、最も重要な考え方(核)を今回はお伝えいたします。

 

 

まず、読書好きの子が国語を得意としていることが多いのは周知の事実です。当たり前のことですが、文章を読み慣れているのですから、同じ作業が必要な文章読解が得意なのは誰でもわかります。

 

毎日10キロの山道を徒歩で往復して通学していた者が、日々の生活で基礎体力を高め、マラソン大会でそこそこ良い結果を出す。徒歩1分で通学していた者よりも平均的にマラソン大会の結果がよいのは当然です。

 

 

では、この徒歩1分で通学している子は、マラソン大会で山道通学の子に絶対に勝てないのでしょうか?

 

そんなことはないですよね?

 

マラソンと山道を徒歩で往復することは別の行為ですから、マラソンで勝つための準備をすれば勝つことも不可能ではないのです。

 

これは、読書をすること と 国語の入試問題を解くこと が別の行為であることと同じです。

 

その違いに気づくことがまず第一歩なのです。

 

※そもそも一般的な読書と入試問題の読み方もまったくの別物です。(この記事では触れませんが)


 

 

それでは、私の考え方をご紹介します。

 

 

➀入試問題は短距離走である

 

≪考え方≫

いわゆる「読書」とは、通常、分厚い本を1冊丸ごと読み切ることを意味しますが、入試問題の制限時間は長くても60分です。(大学入試は一部例外あり)

 

つまり、入試問題で出題される文量を読み切る力をつければよいのです。

 

「まずは読書をしなさい!」と勧める講師は、短距離が好き(得意)な者に無理やり長距離(マラソン)を強制しているのです。おそらくうまくいかないでしょう。

 

 

≪解決策≫

市販の国語の問題集(塾のテキスト)を使ってご家庭で簡単に解決できます。

 

 

 

②読書(国語の問題を解く)を好きになる必要はない

 

≪考え方≫

勉強を嫌いになるのは「分からないから」です。好き好んで勉強嫌いになっているわけではありません。だから、大人になって学び直すと楽しくて仕方ないのです。小学校の内容ですら楽しく感じます。学びとは本来楽しいものなのです。

 

赤ちゃんに学ぶことを楽しいと思うような本能がなければ、生きていくことが困難になります。自分から(自発的に)学ぶことは楽しい(快感を得る)ことなのです。

 

それを強制される(受動的になる)から、学ぶ行為がつまらない・おもしろくないことになってしまうのです。

 

お子様が勉強嫌いになるのは、「分かりもしない=つまらないことを強制されているから」です。

 

これは読書に限った話ではありません。「分からない子」に「分からせることができない」ことが問題なのです。つきつめると、学校の教師・塾の講師だけではなく、親の問題でもあるので、早く適切な方法を知っていただきたいと思います。何よりもお子様のために、私は強くそう思います。


「分かるようになってもやらない」のはまた別の問題です。まずは「分かる」状態にしてあげましょう。

 

 

≪解決策≫

どのご家庭にも揃っているもので簡単に解決できます。

 

 

 

③そもそも読書好きの子にそこまでアドバンテージはない

 

≪考え方≫

読書好きの小中生の多くが読んでいる本は物語(小説)です。入試で「難しい」「読めない」となるのは、たいてい説明文・論説文ですので、読書好きの子でも読み慣れない文章を読むことになるのです。

 

読書好きの子の国語の成績は平均的に高いのは当然ですが、これは、最低ラインが高いだけのことです。

 

読書好きな子が壊滅的な点数を取ることは少ない

 

だけなのです。

 

入試問題で高得点(合格点)を取るためには、それに適したトレーニングをする必要があります。(➀と同内容)

 

 

≪解決策≫

読書嫌いの子に足りないのは、

 

①で述べた

「文章を読むことに抵抗をなくすこと」

「語彙を増やすこと」

の2つです。

 

※多くの男子には「人の複雑な気持ちが理解できないこと」も加わります。

 

 

やはり、この課題もご家庭で簡単に解決できます。

 

 

 

このように、一般的に「成績を上げるのが困難である」「センスで決まる」と言われている国語という教科も他教科と同様、明確な勉強方法があります。

 

私はそれを心得ているので、全国模試で全国1位を狙って取らせることができるのです。

 

そして、この方法は市販のものを使い、ご家庭で取り組める内容なのです。

 

 

私はこの方法を広く多くの皆さまにお届けしたいと考えております。

 

この私が培ってきたすべてをまとめたのが、以下の「初回授業」なのです。

 

継続して指導を希望される場合も、もちろんありますが、私の理想はあくまでも

 

初回授業のみで国語の成績を上げていただく

 

ことです。

 

 

国語でお悩みの方は、ぜひご連絡ください。

 

国語は思考の核であるがゆえに、早期に得意にすることで余裕をもった受験での勝利を引き寄せます。

 

↓私(ぽま先生)のご紹介↓