11月は具体的な併願先を探す時期でしょうか?受験を控えた方はスケジュールとにらめっこしていることと思います。併願スケジュールは入学金二重払いを避けるスケジュールを練るのが一番大変だと思います。

 

偏差値が高い大学は学費が安い?

私の代は「どこでもよければ、希望者は現役で4年生大学に入れる」という大学全入時代のはしりでした。

 

同い年のいとこはもともと短大志望でしたが、ワンチャンで志望していた短大に併設していた4年制大学も受けてみたら合格してしまったという。いとこの母にあたる叔母さんが、

 

「でも、あの大学は学費が高いのよね~。学費が安い大学って難易度高いのよ~」

 

と言っていたのを記憶しています。「あ、なるほど大学も経済原理みたいなもので成り立っているんだなぁ」と思ったのですが、どうやら最近は違うらしい。

 

 

入学金二重払い回避

大学の偏差値に影響する要因はいろいろあります。立地と知名度、そして重要なのが「入学手続きの期限」ではないでしょうか?学費はどこもそんなに変わらない時代になっている気がします。

 

娘の都内私大の受験大学を選択するときに気づいたのがMARCHの序列です。早慶と日程被りはもちろんのこと、合格発表までに入学手続きを締め切る学部も偏差値が低い気がします。

 

たとえば、MARCHでは下位に位置するH。なぜ不人気なのか他の大学と比較しても私には「?」でした。しかし、夫は昔のイメージもあって「Hを選ぶ意味が分からん」とWakatteで話題になる前からつぶやいてはいました…。

 

しかし、

 

「立地もいいのに、具体的にHの何が問題なの?」と聞くと、

 

「とくに特徴がないから」というどうでもいい理由でしたもやもや

 

しかし、受験日程を見て、併願先には選ばれにくいと思いました。

 

だって、この大学の文系学部(共テ利用を除く)のほとんどの入学手続き〆切は2月下旬。まだ早慶の合否が出揃わない時期です。もし受験していたとしても、その後に発表されるMARCの合否発表までのつなぎにする人の方が多いはず。

 

Hは3/3まで待ってくれる学科が他のMARCに比べて極端に少ないのです。Hは自らMARCH下位になる政策をとっているんだな、と理解しました真顔

 

 

偏差値は金次第?

私立大入学金の「二重払い」は問題視されており、国も改善を要請しています。昔は授業料の返還義務もなかったので、「お金を捨てたくない」という人は授業料を入金した時点でそこに決めていました。国立の後期発表でさえ待たないという人もいました驚き

 

ま、大学の序列も今ほど気にしていなかった人が多かった気がします。

 

入学金を一部でも返却されるようになると、もしかしたらMARCHの序列も変わってくるのかもしれません。生態系が崩れて大混乱になる気もします…汗うさぎ

 

ちなみに、「高い」とおばさんが嘆いていたいとこの卒業した大学の学費は今では他とさほど変わりないです。おそらく学費を値下げしたのではなく、値上げをしなかっただけだと思われますが、それが功を奏したのでしょうか?私大では真ん中あたりのレベルで推移しています。立地も良かったですしね。同じ大学法人の短大部門も存続しているので、なかなか人気のある大学ではないでしょうか。いとこも、結果的にいいところに入ったと思いました。

 

後になってみないと、大学の価値なんて分からないことも多いものですね昇天