久しぶりに実家に帰省したときのこと。子どもの頃は聞き流していた両親の進路選択について聞いてみました。 というのも、最近、親の話に矛盾のようなものがあると気がついたからです。

 

まず、父親。私の父はギリ戦前の生まれでその当時は人気だったという理由で工業高校の化学科に入ったそうです。卒業後は就職。ですが、よく私に『本当は大学に行きたかったけど弟もいたから遠慮した』と言っていました。

 

あ、そうですね、普通に国立大学ならお安く行けた時代ですが、そこは突っ込まないであげてください真顔

 

私が矛盾を感じたのは父が

 

父: R谷大学なら入れたのに...

 

と言っていたのです。

 

あ、そうですね、Fラン大学に入る道楽息子みたいな感覚ですよね、そこにも突っ込まないであげてください真顔

 

私が矛盾を感じたのは

 

R谷大学って理系の大学だっけ?

 

ということ。今では理系学部もそろっていますが、父の時代に理系学部はあったのか?一体、父は何学部に入ろうとしていたのか...思い切って聞いてみたところ

 

父: 文学部!

 

だそうです驚き マジか...理系なら薬学部とかじゃないんかい!

確かに日本文学が好きで本気で小説家を目指した時期もあったそうですが...だったら早稲田目指せよって感じですよね。

 

次に母親。母は県内の進学率の高い公立高校の普通科の文系にいました。大学は国立落ちで公立の家政学部食物栄養学科に進学しました。問題は国立で受けた学部ですが、なんと教育学部の数学科を受けたらしいのです。マジか

 

で、私が矛盾を感じたのは

 

文系から理系=理転?教育学部とはいえ、数学IIIいるんじゃないの??

 

ということ。聞いてみたところ、当時は文系もしっかり理系レベルの数学までやっていたそうです。母は文系クラスにとりあえず進んでみたものの、理系クラスの生徒より数学の成績が良くて自信を持ったらしい...

 

ま、今では食物栄養学科は立派な理系ですものね。数IIIまでは要らないかもですが。

 

あ、そうですね、へんな夫婦ですよね...。

 

という両親を持つ私は国語も数学も取り立ててできるわけでもなく...研究職に憧れて理系を選択しましたが、母には

 

母: あなたは文系がいいんじゃない?

 

とよく言われていました。が、国語は嫌いではないですが、得意という感覚がなかったのです。古典は大好きだったのですが、国立の学部は私立と違って文系学部が充実していなくて魅力も感じませんでした。

 

後に、一般教養で習った経済学が面白いなと思ったのですが、なかなか高校時代には学問の内容は分からないので学部選択は難しいですよね。大学での学びのミスマッチを防ぐためにも広く深く学べる大学を選ぶのも手かなと思っています花