自分が許せないときの対処の仕方は今以上に無理をすることしかない。
気づかないとどれだけ楽をするんだこの身体は。
心底腹が立って仕方がない。
御託を並べることはいくらでもできるものだ。
そんなものは聞きたくないし、それに付き合わされる身になってみたらいい。
自分なら離れていくかもしれないことを、これだけ多くの人間を抱えながら、平然とそれをやってのけて存在しているってことだ。
俳優として、演出として、主宰として、何をやっているのか。
生き恥も甚だしい。
認めてくれている人、支えてくれている人に申し訳が立たない。
これで自分を許せるならくたばればいい。
危機感だ何だと声に出しながら、本当の本当にわかっていないのは自分だったように思う。
「無理」なんて自分が決めた制限に過ぎない。
だから本当の無理をしよう。
不安定でいいじゃないか。
それを心地よく感じられるぐらいまで苦しみ抜いて、その先に行けたときには少し何か見えてくると思う。