芝居をやっていて、「一度つくったものを壊してみる」なんてフレーズを聞くことがある。
でもそもそも「壊す」って言葉が何か違うんじゃないかって気がした。
壊すってことじゃなく、それはやはり積み上げというか、より良い形を探すことであって、つまり「これが正解だと決めてかからないこと」なんだと。
現場で生まれてくる言葉があって、そこで生まれる言葉はどこかユーモアで、それがゆえにか、そこにいた人たち以外に伝わるとき、それが広範囲に及ぶほど曖昧でズレたものになったりする。
噂のようなもので。
芝居における「聞く」が何かと聞かれ、「そのままだよ」とか「耳を傾ける」じゃ、本当に理解してるか怪しいし、実際に知っていたとして伝える言葉がそれでは芸がない。
と言ってる自分も、今の解釈が正しいかどうかはわからない。
そうズレてはいないだろうけど、本当にその言葉を使い出した人とは違うかもしれない。
ただね、言葉は必ずしもその通りの意味だけではないのだと、ふと思うのでした。
刺激があるからこそ、気づく瞬間があるのだと思う。
この現場はそれが本当に多くて、有意義な毎日です。
これが次への糧となればいい。
本番まであとわずか、是非ご観劇ください!
ご予約お待ちしております!!
稽古場のあった有楽町の駅前
一面の赤のイルミネーションの真ん中にあるのは・・・
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