さて、12月はオイスケールの他に現場がもう一つあるのです。
それはいつも本当に本当にお世話になっている楽園王の舞台で、今日がその顔合わせ。
2週にわたっての公演で後半の方に出演するのですが、オイスケールの千秋楽にはもう小屋入りしており、その一週間後に本番という殺人的スケジュール。
いや、これぐらい殺人的とは言わないか。
懐かしい面々と会って、顔合わせのあとは飲んで話したりしたけれど、熱があってすごく心地いい。
何というか、どの現場にも熱ってあると思うけど、それを最初から出せるだけの長い付き合いがあるというかね。
僕なんかは主宰の長堀さんとまだ3年ぐらいだけど、中にはその長堀さんと25年の付き合いなんて人もいて、遠慮の欠片もなく本音でぶつかっている。
何よりそれでいて、そのやりとりのどんな言葉にも内容にも嫌な音がない。
信頼という言葉がふさわしいのかもしれない。
昨日の話をそのまま引きずると、ここは一隻の船なんだと思う。
ポムにもポムの船があるけど、ここにも確かに楽園王という20年航海してきた船がある。
そこにある「何か」を、自分なりに、自分の船で、培っていきたいと思う。