――教室

「さて、写生大会も無事に終わりました。 今日から新しい気持ちで授業に臨みましょう」

「まさかアルの絵が入選するなんて」

「へへっ、すごいだろ」

「私は絶対に認めない!」

「お前、それ自分が落選したからだろ」

「仲が良いのは結構なのですが、そろそろ授業に入ってもいいですか?」

「は、はい! ごめんなさい」

「今日の授業は何っすか?」

「今日はこれを紹介しようかと思います」

「なんすか? これ」

「え? アルも知らないの?」

「ああ。 初めて見る」

「アル君は国産ゲーム中心にプレイしているみたいですから、知らなくても無理ないかもしれませんね」

「ってことは・・・・・・」

「ええ、アメリカで発売された本格RPGです」

「そ、そう言われればパッケージがそれっぽいデザインかも」

「まずはいつもどおりPVを見ていただきましょう」

「うわ、うわ、うわああ・・・・・・なんか血がすごいんですけど!」

「さすが洋ゲーって感じ?」

「戦闘の直後には、血しぶきのついた顔で会話もしますよ」

「そ、それはちょっと・・・・・・」

「さ、さすがに引くなぁ・・・・・・」

「もともとこの作品は日本での販売は不可能と言われていたんです」

「どうしてですか?」

「ゲーム内で取り扱われるテキスト量が膨大で、英語から日本語への翻訳が不可能と言われていたからです」

「具体的にはどれくらい多いんですか?」

「そうですね。 同じ海外タイトルのRPG『セイクリッド2』が約30万ワードだったのに対して、本作はざっと100万ワードほどらしいです」

「100万!?」

「それだけ物語や設定が作りこまれているってことっすね」

「ええ。 物語の密度という点では、一作のゲームというよりは『指輪物語』のような超大作小説に近いと思います」

「ゲーム内容はどんな感じなんですか?」

「海外のRPGはオープンワールド型、いわゆる「なんでもできる自由なRPG」が主流なのですが、この【Dragon Age】はひとつのストーリーを軸に進んでいきます。 そういった意味で日本のRPGに近いところがありますね」

「ドラクエとかFFとか、国産のRPGに慣れてたらそういったゲームのほうが親しみやすいですね」

「ストーリー自体はまさに王道です。 【Dragon Age】の世界は『ダークスポーン』と呼ばれる闇の怪物の脅威に晒されており、プレイヤーはそれらの脅威を取り除くために戦います」

「王道ファンタジーっていうくらいだから、エルフみたいな異種族キャラもいるんですか?」

「ええ、もちろんです。 プレイヤーは『人間』『エルフ』『ドワーフ』の中から、種族を選択して主人公とします。 更に『戦士』『ローグ』『魔道士』といったクラスを選択することで、物語の序盤をそれぞれ違う立場から始めることができます」

「そういった選択肢によって異なるストーリーを用意しているところも、日本のゲームと似ていますね」

「仲間はどんな感じになるんですか? やっぱり自分で作ったりするんですか?」

「いいえ。 本作は、すでに用意された個性的なメンバーが仲間となります。 それぞれに自己主張の強いキャラクターたちのようですから、リーダー役の主人公は大変でしょうね」

「友情とか恋愛とかも見られるのかな?」

「その点も抜かりはありません。 こと恋愛に関しては異性間だけでなく、同性との恋愛も可能です」

「え!? 同性同士で恋愛!?」

「そこらへんも海外ならではだなぁ・・・・・・」

「いずれにしても、日本人も十分に楽しむことのできる大作RPGであることには変わりないでしょう。 最近は海外メーカーのゲームの国内販売も増えてきていますし、入門用としてプレイしてみるのはいかがでしょう?」

「私、『指輪物語』みたいな海外のファンタジー好きだし。 試しにプレイしてみようっと」

「日本のゲームも途中で投げ出すカナンがプレイできるのか・・・・・・?」

「なにか言った?」

「い、言ってません!」
Dragon Age 公式サイト

「さて、写生大会も無事に終わりました。 今日から新しい気持ちで授業に臨みましょう」

「まさかアルの絵が入選するなんて」

「へへっ、すごいだろ」

「私は絶対に認めない!」

「お前、それ自分が落選したからだろ」

「仲が良いのは結構なのですが、そろそろ授業に入ってもいいですか?」

「は、はい! ごめんなさい」

「今日の授業は何っすか?」

「今日はこれを紹介しようかと思います」

「なんすか? これ」

「え? アルも知らないの?」

「ああ。 初めて見る」

「アル君は国産ゲーム中心にプレイしているみたいですから、知らなくても無理ないかもしれませんね」

「ってことは・・・・・・」

「ええ、アメリカで発売された本格RPGです」

「そ、そう言われればパッケージがそれっぽいデザインかも」

「まずはいつもどおりPVを見ていただきましょう」

「うわ、うわ、うわああ・・・・・・なんか血がすごいんですけど!」

「さすが洋ゲーって感じ?」

「戦闘の直後には、血しぶきのついた顔で会話もしますよ」

「そ、それはちょっと・・・・・・」

「さ、さすがに引くなぁ・・・・・・」

「もともとこの作品は日本での販売は不可能と言われていたんです」

「どうしてですか?」

「ゲーム内で取り扱われるテキスト量が膨大で、英語から日本語への翻訳が不可能と言われていたからです」

「具体的にはどれくらい多いんですか?」

「そうですね。 同じ海外タイトルのRPG『セイクリッド2』が約30万ワードだったのに対して、本作はざっと100万ワードほどらしいです」
海外のRPGタイトル。
広大なマップ、膨大なクエスト、自由度の高い育成システムが特徴。
広大なマップ、膨大なクエスト、自由度の高い育成システムが特徴。

「100万!?」

「それだけ物語や設定が作りこまれているってことっすね」

「ええ。 物語の密度という点では、一作のゲームというよりは『指輪物語』のような超大作小説に近いと思います」
トールキン著書の世界で最も有名なファンタジー小説。
映画化もされ世界中の注目を集めた。
映画化もされ世界中の注目を集めた。

「ゲーム内容はどんな感じなんですか?」

「海外のRPGはオープンワールド型、いわゆる「なんでもできる自由なRPG」が主流なのですが、この【Dragon Age】はひとつのストーリーを軸に進んでいきます。 そういった意味で日本のRPGに近いところがありますね」

「ドラクエとかFFとか、国産のRPGに慣れてたらそういったゲームのほうが親しみやすいですね」

「ストーリー自体はまさに王道です。 【Dragon Age】の世界は『ダークスポーン』と呼ばれる闇の怪物の脅威に晒されており、プレイヤーはそれらの脅威を取り除くために戦います」

「王道ファンタジーっていうくらいだから、エルフみたいな異種族キャラもいるんですか?」

「ええ、もちろんです。 プレイヤーは『人間』『エルフ』『ドワーフ』の中から、種族を選択して主人公とします。 更に『戦士』『ローグ』『魔道士』といったクラスを選択することで、物語の序盤をそれぞれ違う立場から始めることができます」

「そういった選択肢によって異なるストーリーを用意しているところも、日本のゲームと似ていますね」

「仲間はどんな感じになるんですか? やっぱり自分で作ったりするんですか?」

「いいえ。 本作は、すでに用意された個性的なメンバーが仲間となります。 それぞれに自己主張の強いキャラクターたちのようですから、リーダー役の主人公は大変でしょうね」

「友情とか恋愛とかも見られるのかな?」

「その点も抜かりはありません。 こと恋愛に関しては異性間だけでなく、同性との恋愛も可能です」

「え!? 同性同士で恋愛!?」

「そこらへんも海外ならではだなぁ・・・・・・」

「いずれにしても、日本人も十分に楽しむことのできる大作RPGであることには変わりないでしょう。 最近は海外メーカーのゲームの国内販売も増えてきていますし、入門用としてプレイしてみるのはいかがでしょう?」

「私、『指輪物語』みたいな海外のファンタジー好きだし。 試しにプレイしてみようっと」

「日本のゲームも途中で投げ出すカナンがプレイできるのか・・・・・・?」

「なにか言った?」

「い、言ってません!」
Dragon Age 公式サイト
【シグマ先生の豆知識】
今回紹介した【Dragon Age】のローカライズを手がけたのは『スパイク』という日本のゲームメーカーです。
『スパイク』は『侍道シリーズ』や『喧嘩番長シリーズ』などで有名ですが、
最近では海外タイトルのローカライズを積極的におこなっています。
本文で紹介した『セイクリッド2』も、『スパイク』によるローカライズで発売が叶った作品です。
『スパイク』は『侍道シリーズ』や『喧嘩番長シリーズ』などで有名ですが、
最近では海外タイトルのローカライズを積極的におこなっています。
本文で紹介した『セイクリッド2』も、『スパイク』によるローカライズで発売が叶った作品です。
イベントシーンでの奔放さが話題のサムライアクション。
幕末を舞台にサムライの生き様が垣間見れる。
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『漢の闘い』が見れる硬派シリーズ。
PSPをプラットフォームにして人気を勝ち取り、シリーズ5作目を数えた。
PSPをプラットフォームにして人気を勝ち取り、シリーズ5作目を数えた。





