PACエアコンの冷媒漏れ | ポリテクセンター関東 | ビル設備サービス科 - 平成24年10月期生

ポリテクセンター関東 | ビル設備サービス科 - 平成24年10月期生

修了後から始まるビルメン修業を語るブログ。思い出6ヶ月間を振り返りながら、修行現場をご報告。同窓生からのコメントも待っています

今日は、宿直明けですが、
朝5時前 PACエアコンのコマンド不一致により異常停止警報で起こされました。
寝不足で、頭が働かない早朝からPACエアコンのシーケンス図とにらめっこしながら
回路図を解いて、対応しました。

今年の夏は、本当に暑かったので週に数箇所ペースで異常停止を繰り返すPACエアコンに
散々悩まされた夏でしたが、最近は涼しくなってほとんど警報がならなくて安心していた
このタイミングでの発報でした。

自分の現場の場合、更新した空冷式のPACも、何箇所か導入されていますが、
何しろ数も多く、ほとんどが竣工以来使っている35年ものの水冷式のPACエアコンばかりですので
トラブルが多いです。(30年ものクラスの水冷式PACは、20台近くあります)

まあ、トランスを冷やす変電室のPACなら、最新でなくても
いいというオーナーの判断でしょう。

エレベーター機械室は、50度に上がるとエレベーターが止まって大騒ぎになりますが
トランスの変電室なら、60度くらいになってもそれほど深刻な被害は起こりませんので
どうしても、後回しになりがちです。

古いPACエアコンは、過去に何度も冷媒漏れの故障を起こし、冷媒補充やロウ付けで
補修を繰り返しているので、正直いい加減に更新しいて欲しいと思っているのが、
現場の意見です。

多分、これからビル設備管理の世界に入ると分かりますが、
PACエアコンの冷媒漏れや冷却水のピンホールなどは、意外と多いトラブルですので
お気をつけ下さい。