こんにちは。小学校教員のコぺルです。

 

○○くんとは、一緒にしないでください。

 

個人懇談会をしていると、まれに保護者の方から、クラス替えに関する要望をいただくことがあります。当然、子どもたちにとっても保護者の皆さんにとっても、大きな関心事ですよね。

 

今、現場ではまさにクラス替えのシーズン。

 

3月には具体的に、新学年の名簿を仕上げ、新担任を充てなければなりません。

 

そのためには、2月中に学年の先生同士で話し合い、決着をつける必要があります。

 

逆算すると、1月中には話し合うための個票(子ども個人のデータ)を各担任が仕上げておく必要があります。

 

この「クラス替え」。実は結構、頭を悩ませます。

もちろん、極力差が出ないようにということを目標に組み替えます。

 

 

 

では、どんなデータをもとにして、クラス替えは行われるのでしょうか?

 

・学力・・・NRTなど学力調査の偏差値を入力し、偏りがないようにします(特に、国・算)。

・体力・・・足の速さが重要視されます。

・体格・・・身長で、○○cm以上は大。○○cm以下は小。などとします。

・健康・・・アレルギーなど、注意の必要な事項を特記しておきます。

・リーダー性・・・◎〇などで評価します

・住所・・・学区内の同じ地域に、子どもの数が偏らないように、町名などを記入します。

・友達関係・・・一人ぼっちになりがちだったり、攻撃性が強かったりなどの傾向を特記しておきます。

 

その他に重要なのが、

・保護者・・・残念ながら、学校や職員を敵視する保護者は一定数います。

・家庭環境・・・ネグレクトの疑いあり・母子家庭などの特性を特記しておきます。

 

この二つは、子どもの指導ではどうにもなりません。場合によっては、本来の業務を圧迫しかねません。リスクを分散させておく必要があるのです。

 

個票を並べてみて、見渡した時、「A組は、頭がよさそうだ」「B組は、ちょっと手がかかりそうだ」あるいは、「C組は保護者の対応が大変だ」などの印象があれば、最大限、均等になるように、何度も並べ替えます。

 

もちろん、なんとなくクラスカラーが出てくるのは仕方のないことです。

また、結局はふたを開けるまで分からないところもあります。

それでも、少なくとも、自分だったらこのクラスをもちたいな…なんて、思うようなことがないように、納得するまで検討します。

 

保護者の方は、もし、どうしてもクラス替えに関して要望があるならば、遠慮はいらないと思います。冒頭のようなことをお申し出になるならば、今しかありません。2月になれば、仮に決定して動かしにくくなります。

 

ただ、どうしても一緒にしてほしくないという子がいる場合は、その理由を説明することが大切です。

例えば、

・上下関係ができていて、いじめられないか心配している。

・過去に意地悪をされたことがあり、子どもが遺恨を残している。

 

自分があの子が苦手だから、あの子とは付き合ってほしくないという保護者自身の個人的な思いからではないかどうかは、ご自分で確かめてみる必要があると思います。

 

いろいろな子との付き合いの中から成長していくのが、子どもです。基本的には、偶然性に任せて、その時に周りにいる子たちとかけがえのない友人関係が気づけるように見守ってあげてください。