「迷走する朝鮮半島」という題で、チャネル桜の長時間番組がyoutubeにリリースされた。https://www.youtube.com/watch?v=PF3O71XtBnk
15分ほど聞いて、あまり面白くないので、コメント(最下段)を書いて視聴を中止した。なぜなら、出席者と司会者は北朝鮮問題を「北朝鮮から核を取り除く問題」と、問題を小さく限定して考えているからである。
 
彼らは大学入試問題を解くような感覚で、議論している。どうして日本人はこのような考え方しかできないのか? 彼らは一体何の為に議論しているのか? 入試問題を解くためなのか?評論家として飯を食うためなのか?(たいへん失礼な意見かもしれないが、あえて日本国民の一人として言わせてもらう。)
 
本来、北朝鮮問題でもどこの問題でも、国際問題は日本の損益や日本の防衛と安全保障の問題として考えるべきである。北朝鮮という国も、独自に自国の防衛を考え対策を立てる権利があるはずである。やっと手に入れた「安全保障の証書」である核兵器を簡単に放棄する筈がない。(補足1)日本は、それを前提に日本の安全保障を考えるべきである。
 
政治家はそのように問題設定して対策を考えるべきであるし、それが政治家に出来ないのなら、その理由を有権者は分析すべきである。何を言いたいか? まともな戦略家なら、核兵器は拡散する一方であり、廃止されないことを知っている。つまり、北朝鮮問題の核心は、日本がどのようにして核抑止力を手に入れるかということである。核抑止力とは、日本の軍事担当者がそのボタンを押す形の核兵器を持つということであり、それ以外ではあり得ない。
 
日本はそれを前提にして、今後の日本の安全保障を考えるべきである。「北朝鮮は嘘つきで、信用ならない」なんて幼稚な議論を公共の電波で流すのは、反日人間である。
 
私は最近、日本の右寄りに見える人たちを必ずしも日本の民族主義者だとは思わなくなった。民族主義者の振りをして、日本を破滅に追い込もうとしている人たちの可能性がある。韓国人などにヘイトスピーチを大声でやって、日本の国際的信用を落とそうとする在日韓国人と同じである。
 
同様に、拉致問題を騒いでいる人は、実は拉致問題など解決しないことを知っている可能性が高い。単に、拉致問題で心を痛めている日本の人たちの、精神安定のために北朝鮮を非難し、騒いでいるだけの可能性もある。拉致問題は、北朝鮮に拉致され、軍隊を持たない日本が”軍事的圧力を行使して、取り返すことが出来ない段階”で終わっている。
 
拉致問題は、日本の中に北朝鮮系のスパイ同然の人間がたくさんいること、それに対する対策がとれていないこと、沿岸の警備が十分でなかったことなどの問題であり、国交のない北朝鮮を非難することは第一の問題ではない。上記日本の問題の解決に動くのなら、本当に拉致問題に取り組んでいることになる。
 
この番組で、上記のような視点で話をしている部分があるのなら、コメントでお教えください。
 
2)Youtube動画に投稿したコメント;

そもそも、北朝鮮に核兵器を放棄させようとするのが間違っている。核兵器は将来広く拡散すると考えるのがまともな知性を持った人間のかんがえること。何を下らないことを議論しているのだ。つまり、日本がいかに核兵器にたいする抑止力を得るか、その方法を探るのが、日本の取るべき北朝鮮対策である。 

最初からそんなこと、わかっていると思うのだが。。。そこで障害になるのが、米国である。米国は北朝鮮から「絶対に核兵器を取り除きたい」とは思っていない。米国が見ているのは日本である。日本をいかに非核国としておくか、それが米国の考えていることである。もし、ロシアが日本に核保持をさせるのなら、北方4島なんか取り戻すことなんかどうでも良い。 

ただ、それは米国との関係において非常に大きな経済的困難を伴う。そこで一番良いのは、米国の核をいかに日本と共有する体制を実現するかである。ロシアはその取引材料として利用すべきだ。(もちろん、日露の関係はそれができる方向で改善すべきである。それは日本の利益として残る。)


補足:
1)北朝鮮は多くの困難を克服して、核武装に成功した。それは、北朝鮮国家の視点に経てば立派なことである。核兵器は、防衛に役立つ限り世界に拡散するが廃絶はされない。日本にとっては、北朝鮮の核武装は日本も核武装するチャンスを与えてくれたと思うべきである。日本が核武装すれば、中国は騒ぐだろう。「一人前の国家に日本がなれば、きっと長い歴史の中で先生役であった貴国と、良い関係が結べます」と説得すべきである。
面白い記事があったので引用します。ただ、筆者の田中宇氏の考えは間違っていると思う。http://tanakanews.com/g1024japan.htm
世界の億万長者の500人のリストがブルームバーグのページに記載されている。暇なのか、それを眺めて、国別に統計を取ってみた。https://www.bloomberg.com/billionaires/
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米国が35%占めるのは当然だとしても、その上位がほとんど、アマゾンやマイクロソフトなど新規産業の創設者である。GDP順位が3の日本の倍以上の億万長者を出しているロシア(GDP 日本の1/3)と香港(GDP 日本の1/14)には驚く。ロシアの1、2位はともにエネルギーや資源関係であり、香港の1-3位は不動産業である。

日本の一位はユニクロ、二位はソフトバンクのそれぞれ創業者である。全体のトップは資産1610億ドルのJeff Bezosであり、500位の人の総資産は、38億ドルである。ユニクロ社長の柳井氏(世界30位)の総資産は250億ドルなので、だいたいの分布はわかってもらえると思う。

ブラジルはGDP8位ながら、14人がトップ500に入っているが、一番多いのは農業関連の企業経営者である。

以上、情報提供のみで終わります。

追加:(9月10日)長者は20世紀末期から21世紀に掛けて進んだ”産業革命”(ディジタル技術やネット通販etc)と関連のある企業の創業者が多い。創業者は自分の会社の株保有率が高く、それが大きく値上がりしたためである。日本でも、ユニクロ、ソフトバンク、キーエンス、日本電産、光通信、ユニチャーム、楽天、イトーヨーカ堂、ニトリの創業者がこの長者の中に入っている。 つまり、日本が経済規模の割に、長者がすくないのは、新しく創業された企業が少ないことを意味している。




以下は、自分の知識の整理のために調べて見た結果をブログ記事としたものである。
 
血液検査に関係して頻繁に話題となる、悪玉コレステロール(LDL)や善玉コレステロール(HDL)は、夫々コレステロールに分類される”純物質”の名称ではない。(補足1)正確にはリポ蛋白(補足2)と呼ばれる複合粒子であり、血液中に存在し脂肪やコレステロールの体内での運搬に関係している。
 
これらLDLHDLは、コレステロールや中性脂肪(トリグリセリド、補足3)を中心に抱き込んだ、蛋白分子(アポリポ蛋白;以下ALPと略記する)とリン脂質(細胞膜成分)が作る球状の微小粒子である。その生成と役割を示した図を以下に示す。
 
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以下、①②③で示した部分毎に、説明する。

 

 
①脂質の小腸での吸収とカイロミクロンというリポ蛋白について:
 
脂質(lipids)の消化物からの吸収は小腸で行われる。そこで、リン脂質、トリグリセリド、コレステロール(エステル)は、ALP B-48 (ALPはアポリポプロテインの略記)と組み立てられて、初期カイロミクロン(nascent chylomicrons)というリポ蛋白となる。
 
初期カイロミクロンはHDLからALP C-IIALP Eを供与されて、成熟する。成熟したカイロミクロンのアポリポプロテインC-IIは、組織上皮(血管壁に並ぶ)のリポプロテインリパーゼ(LPL)を活性化し、そのトリグリセリドを脂肪酸とグリセリンに加水分解して吸収する。
 
残りのカイロミクロンは、レムナントカイロミクロン(レムナントは残余の意味)と呼ばれ、ALP-Eを介して肝臓のレムナントリセプターと相互作用し、取り込まれる。その肝臓による取り込みが上手くいかない病気が、III型高リポ蛋白血症と呼ばれる遺伝的病気である。
 
② LDLが関係するプロセスについて:
 
最初に肝臓で作られるのは、初期VLDL(超低密度リポ蛋白)である。肝細胞によりリン脂質、トリグリセリド、コレステロール(とそのエステル)などは、ALP B-100と組み立てられて、初期VLDLとなり血中に放出される。
 
初期VLDLは血液中でHDLと衝突して、ALP C-IIALP Eを供与されて、成熟する。成熟したVLDLALP C-IIは、組織上皮(血管壁に並ぶ)のリポプロテインリパーゼ(LPL)を活性化する。その結果、VLDLのトリグリセリドは、脂肪酸とグリセリンに加水分解され上皮から吸収される。
 
中性脂肪分を組織に渡したVLDLVLDL remnantsVLDL残余物)、またはIDLIntermediate-density lipoproteins)と呼ばれる。カイロミクロンの時と同様に、ALP-Eを介して肝臓のレムナントリセプターと相互作用し、取り込まれるか、又はそこで更に加水分解が進む。
 
IDLのトリグリセリドが加水分解されて、IDL残余物ができる。それをLDLと呼び、コレステロールを多く含む。LDLは血中を循環し、肝臓または末梢の細胞に吸収される。その際、LDLリセプターとLDLALP B-100が相互作用する。
 
LDLはエンドサイトーシス(全体が取りこまれる)で取り込まれ、リソゾームで分解される。放出された油性分の多くはコレステロールである。
 
上述のように、LDLは組織に必要なコレステロールを運ぶ役割がある。LDLが酸化或いは糖化されると肝臓に取り込まれず、血中の食細胞(マクロファージ)により食われる。その結果、血管壁等に垢(plaque)の様に付着するので、悪玉コレステロールと呼ばれていた。
 
③ HDLの役割について:

 

HDLも肝臓でつくられるが、脂質(コレステロールや中性脂肪)が少ないために、比重が大きい。組織からコレステロールを肝臓に戻す働きがあると日本語ウィキペディアには書かれている。コレステロールの運搬に関して、LDLとは逆の働きをするのである。HDLのもう一つの大きな働きは、小腸で合成された初期カイロミクロンや肝臓で合成された初期VLDLにリポ蛋白(ALP C-II, ALP-E)を渡して成熟させる役割だろう。
 
以上の情報は主としてhttps://en.wikipedia.org/wiki/Lipoproteinから採った。
 
 
補足:
1)コレステロールは、最下段に示した図にその分子構造を示した。ステロイド骨格を持つこの化合物は、細胞膜の一成分であり、且つ、胆汁の原料でもある。善玉&悪玉コレステロールは、リポ蛋白(本文参照)のことである。このような誤解を生じる命名は、言葉の意味や定義を疎かにして短絡的に用いる日本文化の悪い癖の一つである。
 
2)このリポ蛋白という言葉も分かりにくい。リポはlipid(脂肪分)を意味し、蛋白は蛋白質の意味である。つまり、脂質を内包した蛋白(アポリポ蛋白;apolipoproteins)と細胞膜成分(リン脂質)の複合体粒子である。中心に脂肪やコレステロールを抱き込んだ球状のナノサイズ粒子である。通常の細胞はリン脂質の二重膜を基本構造とするが、リポ蛋白ではリン脂質の膜は一重である。(下に図を示す。)

 

3)グリセリンの3つの水酸基(OH)に脂肪酸(R-COOHの形の分子で、Rは長鎖の炭化水素である)が結合した分子を中性脂肪と呼ぶ。脂肪酸は酸性だが、その酸性の由来であるCOOH基がグリセリンとの結合に使われているので、中性且つ油溶性である。グリセリンに結合する脂肪酸分子の数が1、2、3のものは、其々モノグリセリド、ダイグリセリド、トリグリセリドと呼ぶ。通常中性脂肪と呼ぶのはトリグリセリドである。
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(2018/9/8)