日本と言う国は“けったいな国”だ。言葉狩りをして、自分の首を絞めている。以下は、中日新聞5/14号の29面(12版)の表題に書いた件の記事の冒頭である。
 
日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35;大阪10区)が、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行していた11日の夜、国後島の宿舎で酒に酔い、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問したり、大声で騒いだりしたことがわかった。
 
問題となっている発言のエッセンスはこれだけである。この発言のどこが悪いと言って、丸山議員を非難&攻撃しているのか、私にはさっぱり分からない。「質問した」と書かれているので、丸山議員が「この島を戦争で取り返すことに賛成である」と言ったわけではない。
 
私は、この発言の裏に「国後島は過去の日本の領土であったが、現在はロシアの支配下にある。従って、取り戻すという考えは捨ててはどうか?」という意味が隠されていると思う。何故なら、ロシアと戦争すれば、確実に負けるから、戦争で取り戻すことは不可能だからである。
 
しかし、丸山議員の発言はそのようには理解されていないようだ。つまり、この発言を問題視する勢力は、全く異なった理解をしているのである。
 
この記事の後半部分に丸山議員の発言についてもう少し詳しい記述がある。上記訪問団の参加者から聞き取ったのだろう。その部分を書き移す。
 
訪問団によると、丸山氏は11日夜、酒に酔い、宿舎で大塚小弥太団長(89)に「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオーケーですか」「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと質問。大塚氏は「戦争なんて言葉を使いたくない」と返答した。
 
つまり、ビザなし訪問団長の言葉にあるように、戦争という言葉を使うことが問題であり、それを非難しているのである。言霊に支配された団長の気持ちに配慮しないで、戦争という言葉をつかったことが非難されているのだ。
 
普通の言葉を喋る人間の視点に立てば、この騒動はバカ騒ぎとしか言いようがない。「日本人の大半はまともに言葉を話すことが出来ないのだろう」と言って、言葉をまともに話すマイノリティーの日本人は、高みの見物をすれば良いのかもしれない。
 
しかし、問題はもっと深刻である。何故なら、このニュースは完全に誤解(或いは誤訳)されて、ロシアに伝わっている様だからである。そう考えないと、この発言に対する以下のロシア要人の発言も訳がわからなくなる。同じ中日新聞の記事に、以下のように書かれている。
 
ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は、13日開催の日露知事会議の会場で記者団に「日露関係の流れの中で、最もひどい(発言だ)」と述べ非難した。
 
結局、丸山氏は2019年5月14日、離党届を提出した。党は党紀委員会を開き、丸山氏を除名した。全て猿が騒いでいるような光景である。 
 
何故、丸山議員は反論しないのだ? 何故、維新の松井氏は彼を除名したのだ?それでは、日本人の大半は言霊に支配されたまま、覚醒しないではないか。
 
退職し、ブログを始めてもう6年になる。日本の弱点などで自分に見える部分は、ほぼ書き尽くした。似たものを異なった商標で再度売るようなことになるが、上記表題でもう一度日本の弱点について書くことにした。上記レベルのことでも、整理・理解・実行するとなると、困難な組織がほとんどだからである。
 
1)MAG2NEWSの5月5日の記事に、「あるパネルディスカッションの席で、「日本とフランスの違い」について、こんな興味深いことを言っています」と、日産のゴーンさんの言葉を紹介する記事があった。当たり前の日本分析なのだが、それが新鮮に聞こえたらしい。
 
日本では、いったんトップが決断を下したら、それ以上の議論は起こらない。従って、日本でボスになるというのは楽なことだ。ただそれは(その組織にとって)危険で、誰も止めないので間違った決断をストップするのが随分遅れる。一方フランスでは、「皆さんよく御存じの通り、決断が下されたときから議論が始まります(会場大爆笑)」という内容である。
 
そしてこの記事を書いた人は、「日産のV字型復活」は、社内に機能横断的なチームをつくって進むべき方向をさぐり、若手を参画させて発言・活躍できるようにしたからできたと分析する。https://www.mag2.com/p/news/396845
 
いったい何処の会場なのだろうか。もし、会場が日本だったら、大爆笑とはどういう意味なのか?多分、下で働く人たちが影で上層部の悪口を言っている時、似たような話がよく出るのだろう。そして、その多勢の人たちの感覚を経営に活かせたとしたら、日産はあのような事態にはならなかっただろうし、日本の今日のような低迷はなかっただろう。
 
上記記事には、ゴーンさんの言葉とともに、日本の優秀な経営者として本田宗一郎や松下幸之助が紹介されている。本田宗一郎の言葉として引用されているのは、「情報は常に現場にあり、課題解決のヒントも現場にある」という言葉であり、上記ゴーンさんの言葉と似て居る。トップが下から情報を得ることの大切さに言及している点である。
 
2)戦後直ぐに日本の再建が始まったとき、多くの企業が創業され、或いは、小さい企業が大きく成長した。その官界や旧財閥以外から大企業を育てた人物は、例えば上記本田宗一郎のほか、井深大、佐治敬三、盛田昭夫など、東大以外のしかも理系人間が多い。(補足1)
 
ホンダ、ソニー、サントリー、パナソニックなどが現在でも健全な企業であり続けるのは、創業者の精神が残っているからかもしれない。一方、最近の成功した創業者には、世界的富豪の孫正義や柳井正など、日本社会では周辺的な環境に育った方が多い。
 
つまり、本来日本の社会をリードすべき人たち、名門大学の経済学部や法学部などを卒業された方々は、現在日本を建設する側にではなく、衰退させ破壊させる側にあるようだ。一体、何故なのか?
 
上記の創業者の方々は、理系の現場から会社を作り上げたので現場を知っている。しかし、文系の経営学や経済学を専門とする人たちは現場を知らない。本田宗一郎が言ったように、大事なこと全てが現場に存在するのなら、そこからの情報を十分正確に収集し分析してデータを得なければ、優れた経営学や経済学の知識など役にたつわけがない。
 
それが、日本の大企業、東芝、シャープ、日産などの苦境を説明するだろう。例えば、東芝は元々経営者として優秀だった西室泰三氏が中心になって、米国の原子力発電所メーカーウエスティングハウス社の買収を決断した。それは、原子力がエネルギー源となる筈の未来において、世界のトップ企業として成長させる優れた作戦であった筈である。
 
それが大失敗となった原因は、恐らく、そのウエスティングハウス社に出向いて、現場で指揮をとる人物が東芝にはいなかったことだと思う。NHKだったと思うが、当時のウエスティングハウス社の人たちがあまり仕事をしていないのに給与をもらい、先を案じていたと報道されていたのを記憶している。
 
取締役会と大株主など会社の持ち主との間に情報のフィードバックループ(以下FBループ)がなかったのだろう。半月ほど前に、米国の大株主は国家行政府、大会社執行部などの評価システムとして機能して居る可能性について述べたが、それは両者にその会社の経営や人事に関するFBループが存在すると言う意味である。
 
兎に角、密室状態の執行部では、国家も大会社も、破滅の可能性が大きくなる。(補足2)
 
3)社会を形成する凡ゆる組織とそれらの間の関係は、当然のことだがリアルタイムで動く。各組織の現場は、その環境変化に迅速且つ協奏的に対応を取る必要がある。各現場の観測結果(データ)は、即座且つ正確に執行部門(政治なら内閣、会社なら社長室)に送られ、そこでの決断に利用され、その決断に基づいた行動の結果は素早くフィードバックされなければならない。
 
ゴーンさんが言ったように、トップの出した結論に何の異論も出ないというのは、トップと現場との間に存在すべきFBループが、最初の段階で切れて居ることになる。執行部が閉鎖空間となっていては、組織の舵取りはトップの直感というか丁半博打に任されることになる。それに組織全体が付き合うというのは、愚かなことだ。
 
日本社会では、組織での上下関係が、そのまま私的人間関係の上下関係となる。そのため、川の流れと同様、上から下には情報が流れても、下から上には流れにくい。それは、儒教的価値観が社会を支配する東アジア全体の弱点である。
 
西欧の考え方では、会社など機能的組織(ゲゼルシャフトと言う場合がある)においては、組織とそこでの上下関係は機能発現のためにあり、私的な人間関係とは(理想的には)無関係である。この人間の時間を公私に二分割する知恵をアジアは持たない。

西欧文化の産物だけを、哲学抜きに形だけ受け入れたのでは、機能障害に陥るのは当然だろう。会社の玄関を朝掃除する中小企業の社長は、会社は機能的組織であることや、上記FBループの必要性を、論理ではなく直感で理解しているのだろう。(補足3)
 
日本型組織でも何とかその欠陥を埋め合わそうとする試みは存在する。その一つが会社で行われる飲み会だろう。アルコールの勢いを借りて、一時的に上下関係にある二つの層の間でFBループを作るのである。その結果、亭主は家庭でまともな役割を果たせなくなる。情けない話である。
 
4)日本の文化大革命:
上記FBループの遣り取りは全て定まったプロトコル(言葉の定義と手順の約束)によりなされなければならない。そのプロトコルに普通の日本語は向いていない。言葉も上下の関係を反映するように出来ており、不用意な言葉は儒教的上下関係を破壊するきっかけとなる。「沈黙は金、能弁は銀」が自己防衛法として日本文化に定着した理由である。或いは、日本語と日本文化は、不可分の関係にあると考える方が正しいだろう。
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日本の文化大革命とは、言葉が純粋な情報伝達の道具としての役割を果たすように、人間関係と言葉の両方を新時代にふさわしい形にバージョンアップすることである。個人が、各組織の構成員として権利を持つとともに、組織が正常に働くためにフィードバックする義務を持つことを、そして、議論が成立するためには互いに相手の人格を尊重することが大事であることなど、実践的に義務教育から教え込むことである。
 
尚、日本語の弱点について以下の記事に書いたが、そのうちのかなりの部分は、主語や目的語を明確に口にだすこと、そして、話す相手側の人格を尊重すること(儒教的改悪を廃することなど)で、改良される可能性がある。https://spin-chemistry.jp/NC/chieb/kotoba.html
 
結論として、組織が正常に機能するためには、その組織が属する社会に向けて開放され、組織構成員はどこかのレベルのFBループに参加し、議論などを通してその運営に参加しなければならない。つまり、情報のフィードバック・ループ(FBループ)で社内外と繋がった組織でなくてはならない。その時、あらゆる部分や個人は社会の中にあってリアルタイムで評価される。そのように、文化と言葉を再構築することは大革命と言えるだろう。兎に角、日本文化を新しくバージョンアップしなければならないと思う。(補足4)
 
 (12日朝、編集あり)
 
補足:
 
1)東大には優秀な若者が集まる。そこから、優秀な創業者や政治家が出てこそ、教育がまともだということになる。結果は、全くそのようにはなっていない。日本では、高学歴な人ほど面白くないようだ。だいたい、東大法学部卒の人気就職先が霞が関だというのは、共産圏の国ならともかく、異常だと思う。何故なら、官僚とは、上からの司令で動く仕事だからである。もしそうではなく、日本が官僚独裁の国だとすれば、霞が関が東大生の人気就職先であることもある程度理解できる。しかし、その場合は日本の政治は屑同然だということになる。どちらにしても、日本はまともではない。
 理系人間は、事実に対して謙虚である。そして、論理展開に慣れて居るので、言語の定義と情報の正確な伝達などの訓練がされている。
 
2)現在の世界政治でも似た例があるが、中国の大躍進運動がその典型例である。閉鎖的な共産党独裁政権において、一人の人物が皇帝的に権力を掌握した場合、その周囲は現場の情報も議論もない真空の様な状況となる。その結果トップの判断は丁半博打的になり、いずれ破滅的結果をもたらす。
 
3)江戸時代身分を超えての直訴は死罪の対象となった。安定の時代には、組織の機能改善よりも、安定性を最重要と考えることになる。その場合、言葉は上意下逹の片方向の意思伝達のみに用いられる。更に、言葉自体もそのように変化するだろう。今日のテレビ(多分NHKのローカル)で、田村意次の話が放送されていた。重い年貢に耐えかねて、軽減を直訴した人物に対して、直訴厳禁(切腹が当たり前)の当時の慣習を無視して、正しく情報をつたえたその人物に香炉を進呈したという。
 
4)機能社会を考える場合、もっと生体に学ぶべきかもしれない。例えば心臓は、血液を全身に送る役割を担って居るが、その負担が重くなった時、ホルモンを分泌することで腎臓に信号を送る。利尿ホルモンである。
妙佛というハンドルネームの方のyoutube情報はたいへん面白い。そこで、カルロス・ゴーン逮捕の裏に、米中の次世代自動車、次世代産業をめぐる争いがあるという話を聴いた。勿論、その手の似た話は別の人も言っていたが、妙佛さんの中国関係の話には特別な説得力がある。そこで、世界の次世代自動車をめぐる争いをネットで調べてみたので、以下まとめてみる。以下、一素人の勉強メモである。
 
上記争いで、当然ながら日本は米側にある。中心として動いた(捜査のスイッチを入れたのは)経産省だろう。勿論、国策捜査とは言え、違法性がなければ、ゴーン氏を処罰することは出来ない。しかし、違法性は多分どこにでもあるのが、この社会の実態だろう。(補足1)https://www.youtube.com/watch?v=0OwL_R9Us-k
 
1)次世代自動車とは、電気自動車などのZEVzeroemission vehicle)と自動運転車やICV (intelligent connected vehicle)のことである。ICVとは、情報通信網(Information Sharing Networks, ISN)と連携して、スムースに動く賢い車(smart car)である。(補足2)信号もISNによって渋滞などの起きないように、そして道路の優先順位に従って制御されるだろう。
 
先ず、ZEV(zero emission vehicle)における競争だが、単なるHV(ハイブリッド車)はZEV規制に引っかかる傾向にあり、自動車会社は今後主に、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)、プラグインHV(PHV)のどれかで競争することになる。(補足3)下に2018年のモデル毎の生産台数世界ランキングを示す。
 
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世界トップはテスラのモデル3であり、第四位と第五位のテスラ車を加えると、テスラの世界シェアはダントツの一位である。世界二位は中国の北京汽車(汽車は自動車の意味)の車、第三位に日産リーフが入っている。日本からはトヨタのプリウスプライムが九位、十位が三菱アウトランダーである。ルノーの電気自動車Zoeがそれに続いている。
 
問題が発生した原点に、周知の如く日産が日本の自動車会社ではあるものの、1999年にフランスのルノーの資金協力で経営を立て直したことがある。この情けない日本産業界の姿は、不採算部門を整理縮小する決断が日本式人事でトップになった人には、なかなかできないことに原因があると言われる。

また、三菱自動車も2016年の燃費不正問題で窮地に陥り、日産から出資を受けて命拾いした。その結果、同社の筆頭株主(30%以上)は日産である。その結果、ルノーは日本のEVとPHVの技術を持つ二つの会社に対する支配力を得たことになる。

上記ランキング第11位のルノーの車にも、日産のV技術が利用されていると考えると、日産の電気自動車における地位の高さが理解できる。
 
その日産EV技術等を完全にフランスのものにしたいというのが、フランスの元国営会社ルノー(筆頭株主はフランス政府、持ち株比率19.74%、日産は無議決権株15%程度保持、ウイキペディア参照)とフランスの本音である。そして、ルノー、日産、ダイムラー(ドイツ、ベンツで有名)の戦略的同盟関係、ルノー、日産、三菱の同族関係を考えると、EUは米中とともに次世代自動車をめぐる争いの一角としての地位を得ることになる。
 
2)ZEVと伴に現在厳しい競争になっているのがICVである。スマート化したZEVPHVを5G通信網で自動運転する技術を巡る競争が、次世代自動車をめぐる競争である。自動運転には、遅延時間がゼロに近い5G通信網がなければならない。自動運転車の走行には、高速通信によるリアルタイムの制御が要求されるからである。
 
この次世代自動車関連の競争全体で優位に立っているのは中国だろう。それは、中国の5G通信における大きなシェアが関係している。下図は日本経済新聞の記事からとった4G及び5G通信関連の特許出願シェアである。ファーウェイやZTEの中国が、5G通信の特許を多量に保持している。同様に多くの特許シェアを持つのが韓国のサムソンやLG電子である。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44412620T00C19A5MM8000/
 
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ここでも、日本の活力の無さが際立っている。サムソン言えば日本の三洋に学び創業された会社であることを考えると、益々情けない気持ちになる。(補足4)以上から、5G通信とICV技術は、同じ目標に向かう技術であり、何れも中国がNo~2の地位を保持していることがわかる。
 
中国のGDPは世界二位であり、近い将来一位になるのは明白だろう。政治的&軍事的にも経済的にも世界覇権を狙っていることを、中国の習近平主席は一帯一路構想と中国製造2025という標語で内外に宣伝した。現在はその実現を疑うのが主流の考えであるが、数字が2035とか2050になっても、最終的には中国製造20XXは達成されると私は考える。(捕捉5)
 
民主党政権時には、米国は中国融和策を取っていた。米中関係を見直す切掛となったのは、共和党トランプ政権の誕生であり、現在では米国全体が対中国対決モードである。そこで米国は、EUが中国と関係を深めることを警戒している。EUの中心は、ドイツとフランスであるので、それらの国と中国を切り離すことが、米中戦争における米国の戦略の一つの筈である。どのような勢力争いでも、一位の没落は、二位三位連合の結果であることが多いのである。
 
上記次世代自動車と5G通信における米中の争いでも、EUは独自の対中戦略を取る可能性がある。その米国の懸念で動いたのが日本の経済産業省なのだろう。日産をルノーから取り戻すことは、電気自動車の大きな陣営を米国側に取り戻すことになる。ZEVICVを抑えることは、5G通信の市場の最大部分を抑えることになると思う。
 
以上、少し情報を集めて、この分野の知識と考え方をアップグレードした。(6日10時編集)
 
補足:

1)ロッキード事件もウォーターゲート事件も、第一の政治勢力が必要としたから起こった事件だろう。司法の完全独立など、どの国を探しても無いのが実態である。近代国家とは、それが存在するかのように表舞台で演出できる国に過ぎない。それでも、独裁国とは同じではない。独裁国を意識して言い換えれば、理想の周りを故意または自然にジグザグ走行するのが、近代国家である。

2)自動運転車は、三次元的な道路地図を参照しながら、自車と他車や歩行者などとの位置関係を把握して、自動的に動く車である。従って、リアルタイムでそれらの位置関係を把握し、それに基づいて車を制御する必要がある。

3)ZEVとは排気ガスを出さない車なので、完全にZEVといえるのは、電気自動車と燃料電池車(FCV; fuel cell vehicle)である。ただZEV規制は大気汚染や大気中二酸化炭素の増加を防止するための規制であるから、電気自動車(EV)は、火力発電が存在する以上その本来の要求に合致していない。走行に用いる電気の他、バッテリーのリチウムなどの製造には、多量の電気を要するからである。https://www.renewable-ei.org/activities/reports/img/pdf/20180627/REI_EVreport_20180627.pdf
太陽エネルギーで水素をつくり、それをFCVで用いるのが、最もCO2排出量が低い車での移動方法だろう。兎に角、ZEV規制も多分に政治的である。

なお、水素の利用が環境問題として大事なことは既にブログ記事として書いている。

4)数日前の朝鮮日報の記事にこのことが書かれているが、それは今日の日韓関係についてのニュースを読んでいる時に見つけた。勿論、ウィキペディアのサムソン電子の項をみても良いが、この記事は非常に面白いので推薦したい。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00080059-chosun-kr&p=2

5)中国経済はもう終わりだという類の情報がyoutubeで流されている。それらの予測があたったとしても、中国が無くなるわけではない。仮に、国家としての中国がデフォルトしても、更に、共産党一党独裁体制が終わったとしても、中国は日本にとって最大の脅威として残る可能性が高い。日本の空気(山本七平氏の言う空気)は、自分に心地良い情報のみ選択的に流すので、正確な情報を得るには、外国からの報道を含め、自分でネットから有用な情報を探し、且つ、自分で考えるべきである。