新型コロナ肺炎での日本政府の無策は、横浜に寄港したダイヤモンド・プリンセス号で多数感染者を出したことも有り、最初世界から非難された。その後一転して、ヨーロッパから米国での悲惨な情況と日本の少ない被害から、日本の不思議として注目され、時として称賛された。https://president.jp/articles/-/35219?page=4

 

山中伸弥氏は日本の少ない被害には、何か特別な原因がある筈だと考えて、それをファクターXと名付けた。西欧諸国でも、その原因を探る人は多いが、決定的なものは見つかっていない。今回は、そのファクターXを探ることにした。

 

1)COVID-19の被害の地域差について

 

韓国や台湾は、被害が非常にすくなかったのだが、それは対策が非常に優れているということにされて、未知のファクターは考えられていない。中国も発生元でありながら死者数が少ないのだが、それは”隠蔽体質による誤魔化し”がどの程度か分からないので、比較の対象にはなりにくい。(補足1)

 

日本のファクターXの議論に先立ち、COVID-19の被害の地域差の代表的な議論を紹介する。欧米に比較して東アジア地区で被害が少ない理由として考えられた主な議論としては、①BCG接種の習慣の有無、②欧米では強毒性の変異株のウイルスが暴れてた、の二つがある。

 

BCG説は、実施しているノルウェーと現在非実施のフィンランドを比較しても有意の差がないことなど、説得力に乏しいと過去のブログ記事で結論付けた。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12590267155.html

 

もう一つの強毒型のウイルスによるとの説だが、欧米各国で東アジア各国よりも遥かに大量の死者がでたのは、これが原因だろうと記事に書いた。しかし、日本のケースを考えると、今となってはこれも間違いかもしれない。

 

上に引用の記事では、韓国とスイスの比較で議論した。両国とも、PCR検査を積極的に行い、国際的にも標準的な対応をしたからである。現在(6月16日のhttps://www.worldometers.info/coronavirus/)死亡か治癒かの決着がついた人のうち、死亡者の割合が、韓国で2.5%、スイスで6.3%であった。BCGを実施していて、被害の少ない代表として北欧のノルウェーを選ぶと、その数値は2.9%である。また、人口100万当りの死亡者の割合で見ると、韓国5,スイス226、ノルウェー45である。

 

日本は検査数などが少なく、比較の対象に選びにくいが、夫々の数値は5.6%と7人である。検査数が増えていれば、恐らく死亡率は半分位に減少していただろう。つまり、実質的に韓国と殆ど変わらない被害であった。

 

これらの数値から、ヨーロッパやアメリカでは強毒性のウイルスが広がったという説は一定の説得性がある。ただ、日本の場合、死者のピークは欧米よりも遅い時期に発生しており、欧米から持ち込まれたウイルスによる被害が相当ある筈である。そう考えると、再びわからなくなる。

 

つまり、韓国や台湾など被害を低く抑えたのは、対策が素晴らしかったのではなく、日本と同じファクターXに原因がある可能性が大である。

 

2)大規模抗体検査の結果 

 

以上の他、日本では:③土着のコロナウイルスに抗体による「交差免疫」で被害が少なく抑えられたという説もある。しかし、この説は単にファクターXが分からないから、苦しみ紛れに出した印象が強い。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee16e05fbb6dfc205148ec9fb1cee9607d952666

 

この16日、大規模な抗体検査の結果が公表された。その結果、抗体保有率は東京0.1%; 大阪、0.17%; 宮城、0.03%であった。この結果は欧米の値より一桁以上小さい。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60435670W0A610C2EA2000/

 

ニューヨーク州での抗体保有率は、4月下旬の時点で、14.9%であり、ニューヨーク市内に限れば、24.7%であった。その比率は、米国在住であれば、人種間でそれほど大きな差がないことも同時にわかった。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58566380Y0A420C2000000/

 

3)日本で感染率が低い理由:

 

以上から、日本での低い致死率は、極めて低い感染率によるということが判った。つまり、ファクターXは、あまり出歩かないとか、帰宅したときに手を洗うこと、マスクをすることを嫌わないなど、社会的&文化的な面からウイルスが伝染しにくい生活習慣を持っているということである。

 

念のため、世帯あたりの人数が関係するかもしれないと思って調べた。つまり、世帯当りの人数が多ければ、家庭がウイルスの培養空間になる可能性がある。しかし、その国際比較をみても、日本はごく普通の世帯構成である。

https://blog.goo.ne.jp/kasumigaseki_soken/e/64bfe94c3ec496588e48d5ce2f73aff6

 

結局、日本では衛生に気を配る習慣が身についていることの外、平均的ソーシャルディスタンスも欧米より大きいということになるだろう。欧米では、ハグやキスは挨拶的な範疇に入ると聞くが、日本では握手すらあまりやらない。

 

そのほか、住宅は今でも風通しの良い家がおおく、冷暖房をそれほど多く使用しない。機密性の優れた建造物中で、冷暖房を24時間一年中用いれば、どうしても換気回数が少なくなる。日本の一般的住宅は、換気回数が欧米より多いと思う。(補足2)

 

空気中に浮遊するコロイド粒子的なものにウイルスが付着しており、それが数時間程度破壊されないで浮遊している。この時、頻繁に換気しておれば、感染リスクは大幅に減る。吸い込むウイルスが少なければ、自然免疫の段階で処理できるから、感染発病しにくいだろう。発病とは、最初の免疫の崩壊が個体内で起こっているということだろう。

 

重症化は、多くの場合、免疫暴走によって起こる。この病気は、感染しても無症状の人が多い。しかし、一旦ウイルスに自然免疫のバリアを超えられると、かなりの人が自分の免疫異常で死亡するケースが多いのだろう。それを強く示唆する報告がワシントン・ポストの記事に現れた。

 

4)血液型などとの関連

 

最新のワシントンポストの「The ultimate covid-19 mystery: Why does it spare some and kill others?」と題する記事も、この問題「COVID-19で重症化する未知の因子」について書いている。そこには、新しい知識と今までの私の感覚と異なる表現があった。表現としては、糖尿病などの疾患を持っている人の重症化について、「慢性疾患とcovid-19の重症度との関連は、因果関係よりも相関関係だ」と書かれているのである。

 

新しい知識としては、重症者に22のタンパク質が血液中に現れること、血液型がAの人が50%程度重症化しやすいこと、O型の人は9−18%程度陽性率が低いことなどの調査結果が、審査前だが論文となって発表されるようである。https://www.washingtonpost.com/health/the-ultimate-covid-19-mystery-why-does-it-spare-some-and-kill-others/2020/06/16/f6acc1a0-ab35-11ea-9063-e69bd6520940_story.html?utm_campaign=wp_post_most&utm_medium=email&utm_source=newsletter&wpisrc=nl_most

 

この記事によれば、A型の人が多い日本人はCovid-19に罹りやすく重症化しやすい筈で、上記の社会的文化的因子の考え方が益々重要だとわかる。つまり、社会的距離が日本では西欧よりも大きいということである。日本人のみなさん、老後を出歩かず、読書と瞑想をして健康に過ごしましょう。

 

補足:

 

1)携帯電話の契約数の大幅な減少から、死者数は数十倍以上だろうという意見もあった。https://www.epochtimes.jp/p/2020/03/53457.html

 

2)今月の14日、15日、東京都で50人程度と多くの感染者が出た。この時も、ホストクラブのような閉鎖空間でのクラスター観戦が半分ほどあった。換気が大事である。

1)韓国と北朝鮮の緊張高まる:

 

北朝鮮が怒っている。先週南北間の全ての連絡回線も遮断して、臨戦態勢に近づきつつある。「韓国と二度と同じテーブルに座ることはないだろう」と言っているようだ。

 

その直接的原因は、韓国の脱北者団体が北朝鮮体制の極秘情報が書かれたビラを風船で北朝鮮に何度も撒いたことである。2018年にの南北合意の一環として、政治的ビラを北朝鮮に飛ばさないようにと約束したにも係わらず、そのような行為を文在寅韓国大統領は許可した。

 

更に、文在寅が北朝鮮に厳格な制裁を維持すべきであるという米国の主張に異議を唱えなかったことで、北朝鮮は韓国を信用できなくなったのである。https://www.bbc.com/news/world-asia-53059437

 

この風船で北朝鮮の体制批判の文章を送るのは、北朝鮮の住民を危険に陥れる可能性がたかい。北朝鮮の住民が、それを拾って読んだことが当局に知れると、処罰されるからである。文在寅大統領はそれを知らないわけではないだろう。それでも、北朝鮮の住民に直接ビラを風船で送る行為を許したのは、北朝鮮の体制に揺さぶりを掛ける目的なのだろう。

 

以下は、素人の筆者の拙い分析である。

 

韓国のこれまでの対北朝鮮政策が、北朝鮮の現体制に味方するものではないと、金与正などの幹部が感じるのは当然だろう。つまり、文在寅韓国大統領は、韓国主導で北朝鮮を併合して、統一朝鮮を作ることを考えているのだろう。それには、北朝鮮でのクーデターが必要である。(補足1)

 

金正恩が病気で重要な場面に顔を出せないので、妹の金与正をトップに指名している。しかし、北朝鮮では女性がしかも軍の経験のない人が、国家のリーダーになるのは困難である。従って、文在寅大統領が、今がチャンスだと揺さぶりを掛けている可能性がある。危険な賭けだが、早い時点で成功しないと思った時、文在寅大統領は急遽大量の緊張緩和剤的な何かを実行するかもしれない。

 

因みに、そこに書かれた情報の一つが、金正恩一族に関する情報のようだ。例えば、北朝鮮では金正日や金正恩を神格化するため、由緒正しき血統に白頭山で生まれたという伝説を国民に教え込んでいる。金正日は旧ソ連で生まれたことや、金正恩の母親が在日朝鮮人であったことなどが書かれている可能性があると、龍谷大の李相哲教授が話している。それらは、金正日や金正恩の政権の正統性を国民に疑わせることで、北朝鮮に大きなショックを与える極秘情報である。

https://www.youtube.com/watch?v=ZbZmOQukSnw&t=330s

 

そのような情報が書かれたビラを、風船につけて北朝鮮向けて飛ばせば、当然、北朝鮮の金与正を中心に幹部が纏まっているとすれば、一致して韓国を口撃する筈である。しかし、金正恩や金与正の求心力は衰える筈。特に元在日韓国人の子供であることが周知されることは、金正恩体制には痛手である。

 

朝日新聞デジタルによると、朝鮮労働党の統一戦線部長は12日夜、「北南関係はすでに収拾できないところまできた」との談話を発表したようだ。https://www.asahi.com/articles/ASN6G5VJ8N6DUHBI02N.html

 

上記BBCのニュースによると、金与正は次の段階のための準備を軍に命令したと発表している。そして軍は、「最前線を要塞に変え、軍の警戒を強化する」準備ができていると言っている。そして先程、北朝鮮がケソン工業団地内にある南北連絡事務所を爆破したという臨時ニュースが流された。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362672 今や、何が起こるか分からないような情況になっている。

 

しかし、戦争はしたくない筈である。金王朝が潰れることになるからである。

 

2)日本側の対応:

 

北朝鮮と韓国の関係が流動的になってきた。日本は、韓国主導で統一朝鮮が出来た場合、或いはその逆の場合を念頭において、日本の今後の防衛戦略を考えなければならない。早期に、米国と連絡をとり、米国の協力を得て、核は既に日本基地内に持ち込まれているとの声明が何時でも出せる位の準備をすべきである。

 

韓国は、4月15日の選挙において、不正が行われたという疑惑がある。文大統領の基盤も万全ではないので、韓国の保守系との連絡を日本はとるべきである。そのうえで、与党が政権復帰した場合には、一連の問題を解決する準備を進めるべきである。そのためには、徴用工問題においては、日本側にも非があることを認めるべきである。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12602940511.html

 

(編集&補足1追加、21:10)

 

補足:

 

1)金王朝が健在な状態で統一する場合、北朝鮮主導の統一になるだろう。この場合は、連邦制が取れない可能性が高いので、韓国にとって悲劇的だろう。

黒川検事長が産経や朝日の記者や元記者と賭けマージャンをしながら、賭博罪に問われなかったことに釈然としない人が多いだろう。この件は幾つかの問題点を含む。それを解く鍵は、黒川検事長は安倍首相とベッタリの関係だということである。5月に次の検事総長指名に向けて、安倍総理にわざわざ定年延長してもらった人である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/40291f2b662a68fe9b93b13e506a2791c95f6052?page=1

 

以下、黒川検事長(当時)の賭けマージャンが刑法で裁かれるべきこと、法の下の平等を謳った憲法との関連、最後に、この国は上位に座る人物の情で支配される国であることなどを議論する。

 

1)黒川検事長の麻雀賭博の揉み消し:

 

議論すべき主な点として、①検事長という犯罪を告発する機関の幹部が賭博をして、それが明らかにされたにも関わらず、その罪を検察全体でもみ消したこと、そして、②犯罪があれば報道する立場にある人物が賭博(賭けマージャン)をしながら、報道機関がなるべく大衆が忘れるように報道をひかえたこと、などがある。今回は主に前者を考える。https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20200614-00183223/

 

賭けマージャンという刑法犯罪を犯した検事長(補足1)に、国はその犯人に依願退職を許して、退職金6000万ほどを支給した。更に、共犯の朝日や産経の記者(又は元記者)に至っては、匿名で報道されるのみ。毎度同じことを言うが、安倍総理がトップのこの国は、法治国家とは言えない。(補足2)

 

テレビでも議論されてはいたが、元検事の若狭弁護士でさえ、点ピン位(補足3)での賭けマージャンは犯罪とはならないというような苦しい弁明をしていた。更に不思議なのは、無罪放免ならどうして黒川氏は辞任しなければならないのか?気持ちが悪くなる様な展開である。

 

重要なもう一つの点は、点ピンマージャンだったというのが早々に報道されたが、それは本当なのか。単に、出来るだけ話を小さくして、ギリギリのところで無罪放免を画策するためのインチキ報道では無かったのか?本当は、5−10倍程度レートが違うのではないのかという疑いである。

 

それは、帰宅のタクシーの中で記者が「今日は10万円まけた」と言ったと、運転手が証言したからである。一晩の点ピンマージャンで10万円負けるだろうか? マージャン仲間なら、実力はほぼ拮抗している筈。そのような場合、普通は数千〜2万円位の範囲の精算で済むだろう。http://economic.jp/?p=89035

 

このタクシー運転手の証言は、その後あまり出てこない。つまり、報道機関もこの点は自粛しようと決めたようだ。官民連携して、犯罪をもみ消した可能性が高いと思う。

 

2)検察がやれば、賭博も犯罪でなくなる?

 

お金を賭けたマージャンは、換金レートが点ピンか点五、或いはそれ以下であっても、賭博にあたる。何故、点ピンまでなら犯罪にならないというのか? いったい誰がそんな麻雀賭博の定義をしたのか?そんな判例などないので、もみ消す側がその口実を創作しただけだろう。実際、点五でも犯罪として立件されたケースがある。この辺りを詳しく書いた文章を見つけたので、下に引用する。

https://news.yahoo.co.jp/byline/fukunagakatsuya/20161227-00065918/

 

刑法では、犯罪ごとに処罰の基準が書かれている。賭博を罰するのは刑法185条である:

第185条 賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

 

この条文から、たとえ10円でもお金を賭けてマージャンをやれば、賭博罪が成立する。ただし、後半の文から、たとえば正月にお菓子をかけてやるような麻雀は、賭博にならない。黒川検事長は幾ら貰ったかは分からないが、上記タクシーの運転手さんの言葉から、10万円程度の現金が動くのだから、告発されれば有罪は確実だろう。実際、退職金が大きく減額される懲戒解雇を恐れて、先に依願退職したことから、罪の意識があったと考えられる。

 

この様なケースでも、検察が告訴の手続きをとらないのは、法の下の平等を記した憲法14条に違反する。検察幹部も仲間意識を丸出しにして、敢えて憲法違反を問われる危険を承知しながら、人事院やもう一方の当事者のマスコミと協力して、報道を控え目にしてもみ消したのだろう。おそらく、安倍総理がそれを許すだろうとの読みがあったのだろう。こんなことが起こり得るのが、この日本という国である。

 

犯罪を警察か誰かが見つけてくれば、告発をするのが検察の仕事である。検察幹部が犯した犯罪も例外である筈はない。これで、検察審査会の人たちも仲間の内なので、結局黙っているだろう。このようなことが起こるのは、内閣官房から各省の端まで堕落の極致にあるからだろう。

 

3)犯罪行為が見逃される場合と法の下の平等:

 

今回のケースでは、大衆に「この程度の犯罪では、見逃されても良いかも」と思わせる手法が、政府首脳、検察、マスコミなどにより採用されている。確かに世の中には、犯罪行為が見逃されて罪に問われないケースがかなりある。しかし、その一つとして、今回のケースを許してしまうのはおかしい。

 

仮に、黒川氏が点二(点ピンの5分の一のレート)で賭けマージャンを楽しんだとしても、発覚した以上有罪であり、検察の告発を受けて裁判所が罰金刑に処し、その後黒川氏の検事長という職に関する処分は、人事院規則に従って為されるべきである。それが法の下の平等の原則である。

 

レートが点五の賭けマージャンでも、漫画家の蛭子氏が現行犯逮捕されたことは良くしられている。罰金刑に処せられ、芸能活動を数ヶ月自粛したそうである。その原因は、漫画に自身をモデルに賭けマージャンの場面を書いたからだそうで、警察は「舐められたと思い」チャンスを狙って踏み込んだという。(補足4)https://www.mag2.com/p/news/452339

 

もう一つのわかり易い例を考えてみる。それは、交通違反である。例えば、一旦停止違反や速度違反など、厳密に法を適用すれば、一日何万件もあるだろう。殆どは見逃されているが、その事実が確認されれば、確実に法令に従って罰金刑をうける。

 

数年前に、速度違反で止められたことがあった。その時も、私の後を走り去った車も、前の車も制限速度を超えていた筈である。取締の警察官にそう言って見ても、時間のロスである。一人の違反を処理する間、取り締まれないので、他の車は安心して走っていた。

 

警察は、ある車(つまり私の車)の速度違反を確認した以上、その処理を終わらせなければならない。捕まった以上、だれも逃れることは出来ない筈である。しかし、特定の人物の運転する車に狙いを定めて、交通違反を摘発することは、あってはならない。それは、法の下の平等に反するからである。速度違反の車が警官の知人だったからと言って、そっと見逃すのなら、その国は法治国家ではない。

 

賭けマージャンも同じである。マージャンを楽しむ人は、点五位の賭け金でやっているかもしれない。しかし、それが偶然或いは一斉取締か何かで、警察に確認された時には、賭博犯として告発され罰金を支払うことになる。それが検察官だから、或いは、警察官だから見逃すというのでは、法の下の平等という国家の根幹にヒビが入る。

 

黒川前検事長は、犯罪として裁かれなかったのに何故辞任したのか? という問いが、外国人なら有りそうだが、もちろん犯罪として裁かれない様に辞任したのである。政府や検察は、既に辞任をして、社会的制裁を受けているので、敢えて告発などする必要はないとか何とかいうだろう。6000万円の退職金をもらっても、社会制裁を受けたと言えるのだそうだ。

 

つまり、お上(おかみ)の情により、犯罪の捜査も、その判決も決まる。賭けマージャンが発覚したのだが、お上(政府とその下部機関の検察)はそれを刑法に従って処理するのではなく、お上の感情(なさけ)により依願退職という形で処分したのである(補足2)。https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_3470/

 

これでは、日本国は法治国家とは言えない。徳治国家或いは情治国家と呼ぶべきである。明治依頼、日本は西欧に見習って、近代国家を建設したと教科書には書かれている。しかし、それが日本人独自に成し得たことではなく、英国などによる誘導だったことは事実である。その維新の主人公である長州人の末裔の安倍総理により、建設した筈の近代国家の仮面が剥がされているのである。そんなショッキングな光景でも、一般国民には見えないのだから、仕方ない。

 

 

補足:

 

1)検事長は、検察庁のNo3の職であり、内閣が任命し、天皇が認証する高位の国家公務員である。http://www.kensatsu.go.jp/gyoumu/kensatsukan.htm

 

2)法治国家と徳治国家の別が良く議論される。法律により統治するのが前者であり、上位にある人間の徳で国を統治するのが後者である。徳治といえば聞こえが良いが、要するに上位の人間の感情の趣くままに統治するので、情治国家とでも言える。この文章で、「国は。。。した」と言えるのは、法治国家の場合であり、情治国家の現在の日本では、主語の「国」を「安倍総理」に替えるべきである。

 

3)マージャンは通常4人で行い、27000点の点棒を各自持ってゲームを始める。各自親を2回経験すると(8ゲーム)一度精算し、トップ以外の3人は、30000点から持ち点を引き算した点数が負け点数となる。トップはその負け点数の合計が勝ち点数となる。三人のゲーム終了時の持ち点が15000、19000、27000点なら、トップは47000点の点棒を持っている筈だが、勝ち点29000となる。点ピンのレートなら、2900円の儲けとなる。点五はその半額。

 

4)警察は、挑戦的な態度を取ると、軽微な罪でもその犯人を逮捕して徹底的に痛めつける。検察も裁判所も、その警察官の感情に支配される。これは、日本が法治国家というより徳治国家というか、上位の人間による情治国家という側面があるからである。国家権力の端にあるのが警察である。http://www.warewaredan.com/thread02.html