日本では、「男は黙ってxxxx」「寡黙の人」などの言葉の対象となる人には、常に高い評価がついている。そして、それと裏腹の関係にあるのが、日本語の情報伝達における非効率である
 

それもあってか、喋れば失言となり吊し上げに合う場合も多く、政治家などは、黙っている方が安全だと考える人も多いだろう。その作戦が大抵成功するのが、上記言葉と沈黙に対する日本人の高い評価の由来である。その結果、日本語に論理展開の上での進化が見られないし、それもあって日本の機能社会に議論の習慣が定着しない。

 

20世紀、世界の政治と経済は、グローバルな競争と協調の目まぐるしい動きの中にある。世界は益々狭くなり、国家間の分業と競争、深刻な国際間摩擦などにより、戦略なき国家は低迷、衰退、消滅の危険性が高くなっている。

 

低迷の日本経済と低俗な日本政治は、議論することで衆知を集めて課題に対応するという習慣に欠けた日本文化の病的症状の反映である。それは、上記日本の言語文化の古代からの付けを、現在の日本国民が支払っているということではないのか。

 

今回は、このことを根本から考えてみようと思う。そのための一つの仮説は、「思考のプロセスは、情報発信を以て完了する」である。それは以前書いた記事「言葉の進化論」の一つのメカニズムでもある。つまり、思考と情報発信そして議論の繰り返しで、言葉は磨かれ、進化した。その結果、社会も言葉の進化とともに拡大したと考える。(補足1)

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12482529650.html


 

1)近代日本の世界的知性による家畜化:トルーマンの言葉の意味

今年最大のニュースであるウクライナ戦争や安倍元総理の暗殺事件でも、日本国民はその真理を殆ど知らず、政治家も殆どなにも喋らない。政治家は国民に向けて喋るのが商売の筈だが、その低俗で情けない姿は、(日本人でないなら)目を覆うばかりであると言える。

 

日本の国会議員は500人を優に超えるだろうが、たった二人だけ沈黙しない議員がいた。ウクライナ戦争に関して発言した鈴木宗男議員と、安倍元総理暗殺に関する警察発表に深刻な疑問を呈した青山繁晴議員である。

 

鈴木宗男議員は、無知な国民によりネットで脅迫的な言葉をかけられるなど、被害を受けている。また、青山議員は、日本政府からか同盟国の高官からかは分からないが、「身の安全を考えた方が良いですよ」という意味の脅しを受けている。まともな政治家だけがこのようなことになる国は、共産圏か、途上国型独裁の国か、日本だけだろう。

 

その背景には、日本国民の多くが明治以降、真実の世界から隔離されていることがある。その悲劇は、所謂“明治維新”に始まる。それは、ヨーロッパから世界を席巻する(ユダヤ資本家が権力を握る)英国による日本の改造と調教であった。彼らは、中国大陸をフロンティアと考え、その開発の手先に日本を使おうと考えたのだと思う。(補足2)

 

そして、日本は作り替えられた自身の姿も実力も真面に見えなかった。現在まで、敵も味方も分からない状態に置かれているのである。その結果、日本の文化との相乗効果もあって、日本は覇権国の家畜状態になった。その操縦のために、中央集権化と大衆の奴隷化が行われた。(補足3)

 

家畜になることの恐ろしい点は、生れ育てられやがて殺されて食料となっても、自分達を利用した者に対して敵対心を持てないことである。その知的に崩壊した状態を示すのが、あの広島の原爆碑の文章である。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」(補足4)

 

現在の日本の国会も家畜国の空気が支配的である。佐藤健志氏の「右の売国、左の亡国」にある通りである。その本の帯には、「勝手にしやがれ天下国家」となっているのだが、その言葉の通り佐藤健志氏をネットなどでも見かけなくなった。

 

たまたま普通の野生の遺伝子が残った人には、日本は住みにくい国となっているのだ。ひろゆきさんも、フランス在住なので、日本からの悪口など聞こえないふりをしておればよい。伊藤貫さんはニューヨークである。米国で殺されずに済むかどうか心配である。

 

このように完璧ともいえる家畜化は、日本の国会や岸田政権の米国追従路線として現れている。米国グローバリストらのウクライナを用いたロシア潰しに諸手を挙げて賛成し、ゼレンスキーの国会演説では国会議員のほぼ全員がスタンディングオベーションをするという軽薄さである。

 

日本にとってロシアは、地政学的に中国と対立している状態がこのましい。また、ロシアは広大な農地と膨大な資源を持つ国であり、日本の工業的能力と相性が良い。中国のサイレントインベージョン(補足5)が進む中、安倍元総理が努力し築いたこのロシアとの協力関係は、再野生化の一歩だったが、潰さてしまった。

 

日本がまともな姿を再構築するには、原点から社会や国家を考えて、言語環境も再構築する必要がある。つまり、義務教育からの組みなおしが必要だと思う。伊藤貫さんの言うように、プラトンの哲学的視点からの思考が大切だろう。しかし、大変な困難を経なければそれは無理だろう。

https://www.youtube.com/watch?v=Dvx8a-kLDKg

 

ここで、現状の分析を更に掘り下げるのではなく、表題のテーマに戻りたい。


 

2)考えることと対話すること或いは書くことは社会的行為である:

 

人間は考える動物なのだが、考えるだけでは何かを考えたことにはならない。喋ることや書くことで、初めて「考える」という活動の一サイクルが完成し、考えたことになる。つまり、考えることは書くこと(或いは喋ること)で一つの意味ある行動として完結するのだ。

 

それは、「トイレに行く」と言って部屋を出た者が、排泄行為をしないで帰ってきたとした場合、普通の意味で「トイレに行った」ことにはならない。学校へ行くといって家を出ても、終日公園でぶらぶらしていたのでは、学校にいったことにはならない。思考も同じで、その結果を書かなければ、或いは喋らなければ、考えたことにはならない。

 

寡黙な人と考えない人とは殆ど同義である。勿論、沈思黙考の時間は存在するだろう。しかし、それを喋らない場合、或いは書かなかった場合には、居眠りしていたことと殆ど差はない。これに異論が出るのは当然だが、社会全体の変化を見た場合、上記殆どという形容詞は省けるだろう。
 

更に、思考の結果を書いた或いは人に喋っただけでは、それは殆ど無意味な単語の羅列なのかどうかは分からない。「思考」は別の人物に情報が伝達される毎に、まともな思考或いは「思想」に変質する。個人では思考とその外界へのアウトプットで動作が完了し、社会ではそれを思想にまで高めて、一連の思考&思想プロセスが完了する。

 

つまり、思考と思想のセットは、人間の社会的行為の一つである。思考は、対話を経て思想にまで高めることで、社会の文化をより高度に育てることに寄与する。その思考&思想プロセスの過程が何億回と繰り返されることで、その道具である言葉は進化するのである。このような広く社会を場とするプロセスを経ないで、言葉の進化は無いだろう。

 

個人或いはその師匠との間だけで上記思考のプロセスが展開されれば、全く別の人から見れば「奇妙奇天烈な言葉のやり取り」しか残されないということになるだろう。それは、例えば日本の禅問答のようなものだ。信徒はそのやり取りを記憶するのみで、その意味を把握することは至難の業だろう。そして、それがまともな思想なのかどうかも未定である。

 

禅問答の例として、三島由紀夫の金閣寺に出てくる南泉斬猫”がある。その感想文は、数年前に書いたが、一般人或いは多数の修行僧がそれを聖典として考えて、回答を導き出す行為は知的に無駄であると書いた。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12593840789.html

 

西欧文化と日本文化の違いは、例えばキリスト教の聖書と、仏教のお経を比べてみればわかる。両方とも中心的宗教の聖典だが、聖書は非常にわかりやすいが仏典はわけがわからない。仏典を有難がっているようでは、西欧文化を受け入れることは出来ない。それを日本風にモディファイするなんて、偉そうなことを言っても、消化不良で下痢してしまうだけだ。


 

3)日本文化の欠陥:ある人の発言について議論(批判)するのではなく、その人を憎む。

 

上に引用した鈴木宗男議員の発言に対して、日本のネット世論は誹謗中傷で満たされている。それを少し詳しく書く。https://news.yahoo.co.jp/articles/9e89c4e857a8656f8fb03ddcf7f9bf7bf6c12b24
 

10月7日、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で、北方領土を日本領と認める大統領令に署名したことを明らかにした。これを受けて鈴木氏は、10日に更新したブログで《有難迷惑な話である》と真っ向から批判した。
 

その理由として、《戦後の国際的諸手続き(ヤルタ協定、国連憲章、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約等)で、ロシアが現在実効支配しており、二国間で解決すべき問題である。ロシアを刺激しても何も得るものはない》と持論を展開した。

 

この全く論理明快な言葉に対して、上記週刊誌編集部が取りあげたネット世論の発言は以下の通り。

 

《これが日本の国会議員の言うことか。維新は何をやってるんだ》

《鈴木氏の主張は尤もらしく聞こえるが、彼の言論が常にロシアに寄り添っているのは何故?日本維新の会は見過ごすの?》《維新は鈴木宗男をこれ以上放置するな、支持率が急落してるのは、間違いなく鈴木宗男の度が過ぎたロシア擁護だぞ》
 

この低俗さは、表題に記した日本文化の特徴をよく表している。日本人は、人の意見を否定するのではなく、その人となり(人物)を否定する。それは、人の意見を否定するには論理的に言葉を用いる必要があるからである。

 

その用途に日本語は向かないので、大多数のネット民はツイッターなどの短い言葉で、「鈴木宗男が大嫌いだ」としか言えないのだ。

 

サ平和条約で日本は千島を放棄したことさえ、ゼレンスキーは引用していないだろう。無関係な国の大統領令に「千島は日本領」なんて書いて署名して、一体どんな意味があるのだ。彼は日本人を馬鹿にしているのだ。それが分からんのか。

 

同様に、表面的支援を「親日的」と判断して、適格に日本の骨抜きを完成したGHQとマッカーサーを、日本はその後親しみを以て勲章の対象としたのである。

 

それは兎も角、日本語は議論には適さないので、その困難を乗り越えるよりも、日本人は感覚的に判断して、その人とその意見を批判或いは擁護を行う。その際、その人物のこれまでの姿(作られたイメージかもしれない)が大きく働くのである。

 

一般に日本人は人でも国でも、安易に「親」と「反」に分類してしまう。韓国や中国は反日だとか、台湾や北欧は親日だとかの分類である。これも人の意見、国の戦略などを詳細に分析議論する能力が日本文化には無いからである。

 

それは、自己の人格、国の“国格”が他から自立しておらず、その場面が敵と味方の場面なのか、味方どうしの場面なのかの区別さえできない情況である。その結果、とにかく和を大事に和で以て集合するということでその場を乗り切ろうとするのである。
(16:30;18:40、編集あり。翌朝再度編集し最終版とします。)

 

補足:

 

1)言葉は、社会の拡大とともにその必要性から進化したが、より精緻になるには敵者生存的な進化(ダーウィン的言語進化)が必要なのかもしれない。兎に角、精緻で能率的な議論を行うには、現在の日本語環境は不向きである。その克服こそ、日本の21世紀末まで生き残るには必須であると私は思う。それは出来ないことではない。明治に一度行っている筈である。

日本の文化庁には、文化審議会国語分科会というのがある。そこは一体何を議論しているのだろうか? 日本語の改良と日本文化の旧弊の打破は、インターネット社会になって可能な筈である。

 

2)日露戦争までは、その路線が続いたと思う。日露戦争において、資金面や戦略面から日本を応援したのがセオドア・ルーズベルト政権の米国であった。そこでロシアを北方に封じ込め、満州の開発を日本とともにやろうと思ったのが、桂ハリマン協定などであった。しかし、日本は米国の支援でやっと勝てた自己の姿が客観視できなかった。その結果が、日本を敵対視するオレンジ計画の策定、そして日本の敗戦に繋がる。

 

3)幕藩体制では、藩の諸侯は一定の力をもって中央の政治に参加した。幕府の最高幹部として老中やその第一位としての大老は、全国の譜代大名から選ばれた。一方、明治の体制では、最高位に神として天皇をおいた。つまり、現在の北朝鮮の情況に似ている。その直属軍として日本軍を置き、皇軍と呼んだ。そこへの兵士としての参加し戦死することは、名誉あることとされた。靖国神社の創設である。平たく言えば、庶民は奴隷状態だったのである。それが本質を表すそれらの言葉が社会の表に一切出ないのは、現在も同じ日本の言語環境である。

 

4)この文章を改めるべきだという少数の国民の声に対して、広島市は以下のように答えている。「碑文の中の「過ち」とは一個人や一国の行為を指すものではなく、人類全体が犯した戦争や核兵器使用などを指しています。」そこには日本とか日本民族という視点がなく、ルーズベルトートルーマンにより植えこまれたグローバリズムの視点が家畜である広島市にしっかりと根付いている。

この知性の欠片もない市長は、自分の子が暴漢に殺されたとしても、「私の子が殺されたのも、日本国民全体の犯罪なのです。“我が子よ、安らかに眠ってください。過ちは二度と繰返しませぬから”」と言うのだろうか?https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/kaitou/8239.html

 

5)サイレントインベージョン(Silent Invation; 静かな侵略)は、オーストラリアのチャールズ・スタート大学教授クライブ・ハミルトンが上梓した2018年の著作で、オーストラリアの政界(英語版)や市民社会における中国共産党の影響力増大について書かれている。日本語訳は、『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』( 奥山真司 (翻訳) 山岡鉄秀 (監訳)飛鳥新社)

ウクライナ戦争ではロシアの劣勢は確かだろう。それは、クリミヤ大橋のウクライナによる爆破でも明らかである。このまま劣勢が続き、最近併合を発表した東南部4州だけでなく、クリミヤをも失う危険性が高くなってきた場合、ヨーロッパはロシアの核攻撃の的となる可能性がかなり高くなってきた。

youtube動画サイト、香港の役情最前線によれば、米国大統領のバイデンが、「ロシアのプーチン大統領がまともな逃げ道を探すことが出来ず、世界は60年振りに核紛争の危機(補足1)に晒されている」と言った。そして、ウクライナも米国もロシアにより核兵器が投下された場合に備えて、ヨウ素剤などを大量に調達しているという。

https://www.youtube.com/watch?v=_tPDC3PEJp (何故か通常の動画の画面を伴う形の引用ができない)


そうなれば、地球上は核兵器による報復合戦となり、人類は滅亡の危機を迎えるかもしれない。ウクライナのゼレンスキー大統領はそれを想定内のシナリオと考えて居る可能性がある。そうなれば、ゼレンスキーは、ウクライナの救世主などではなく世界平和の敵ではないのか?

何故なら、彼はウクライナの大統領であるにも関わらず、ウクライナ人の命と安全、ウクライナの国家としての安定を考えるよりも、それらを犠牲にして、ロシア潰しの為に働いている様に見えるからである。

世界平和とウクライナ人の命を救う為には、米国元大統領補佐官のキッシンジャーが言ったように、ウクライナは、現実主義の観点から中立国としての地位を受け入れるべきである。最近では、あの米国ウォール街の変人のイーロンマスクも言っている。

 

https://www.youtube.com/watch?v=huyPmNU158E


勿論、ロシアが潰れて自由と民主主義の世界が広がり、その中にウクライナが含まれるのがベストかもしれない。そこまでのシナリオで動いているのなら、①ゼレンスキーは英雄である。しかし、命題①は以下の理由により偽である。

ロシアは世界一の核兵器保有国であり、ウクライナが幾らNATOの応援を得てロシアを追い詰めても、ロシアが潰れるまでには、核兵器の使用が考えられる。もしそうなればウクライナは消滅する。

もし、核兵器の使用を諦めて、プーチンが自分と家族の命の消滅とロシアの崩壊を受け入れるのなら、プーチンは救世主或いは聖人であることの証明ではないのか? 

もしプーチンが聖人なら、彼と彼のロシアを追い詰めた方が悪魔であり、その手先であるゼレンスキーも同様ということになる。それが、上記命題①が偽であることの簡単な証明である。この論理に誤りがあれば、是非コメントを頂きたい。

そして、プーチンと彼の家族の抹殺及びロシア国の消滅を画策する米国のネオコン、それらを牛耳るジョージソロスやゼレンスキーなどのユダヤ資本を中心とする勢力が悪魔的存在であることの証明ではないのか?

ゼレンスキーは最初から「ロシアが潰れるなら、ウクライナなど潰れても良い」と思っていると思う。 彼はウクライナの大統領である前にユダヤ人であり、グローバリストである。それは、イスラエルの議員に対して、兄弟姉妹の皆さんという呼びかけで分かる。(補足2)

彼らグローバリストらは、米国のネオコン勢力や世界経済フォーラムなどと伴に、世界の政治と経済をリセットし、ユダヤ世界帝国の建設を“信仰”していると思う。(補足3)その為の民族主義者、トランプ、プーチン、そして日本の安倍元首相らが邪魔なのだ。


2)核戦争を念頭に動く米国バイデン大統領

繰り返しになるが、米国のバイデン大統領は、ロシアが核を使うかもしれないと言っている。そして、核兵器が米国に投下された場合を考えて、ヨウ素剤の手配を進めている。更にバイデンは、ロシアプーチンが名誉を汚すことなくこの戦争から撤退する道を考えて居ると言う。(上記役情最前線)

この米国による徹底的にウクライナを軍事支援してロシアを潰すという政策の延長上には、そのような平和への道がプーチンに対して用意できる筈はない。つまり、上記太字部分をよく考えれば、バイデンはプーチンの暗殺の方法を考えて居るという意味が浮かび上がるだろう。

プーチンなら次のように考えるだろう。最初からNATOがロシア敵視政策を不必要だとしておれば、ハルマゲドンだけでなく、このようなウクライナ戦争の危険性も全くなかっただろう。マイダン革命の混乱も、更に遡ってオレンジ革命も無かっただろう。

元々、対ソ連の軍事同盟であったNATOは、ソ連が崩壊した時点で役割を終えた筈。そのNATOが何故、共産党独裁を放棄し、多くの独立国の一つとなったロシアの敵視組織に変身したのか? 仮に、ソ連の亡霊を怖れる国々の組織として残すとしても、何故それをソ連邦だったロシアの周辺国まで拡大するのか?

何故、ロシア帝国の前身であるキエフ大公国の中心であったキエフとウクライナにまで、NATOを拡大するのか?そのNATOの政策により、ロシアは国の存続を賭けて戦うことになった。

 

ロシアを潰すつもりなら、ロシアは持っている兵器を全て用いる。ハルマゲドンへの道を避ける決断をすべきなのは、ロシアではなく米国でありNATOである

それにも拘わらず、米国人にウクライナから離れることを勧告し、米国本土の核攻撃を想定して、ヨウ素剤の購入をしている米国は、ロシアの核による反撃を誘起して、世界をハルマゲドンの中に突き落とす計画を遂行しているように見える。

それは以前から、書いてきたことである。グローバリストらは、世界の破局まで想定して、世界のリセットを考えている。飢餓が世界を覆うのを積極的に進め、大量の人口削減も念頭においている。ハルマゲドンは彼らの計画の中心ではないのか?

3)追加:(15:00)

 

ヨーロッパが米国グローバリストのシナリオに追従しなくなれば、ウクライナはマイダン革命後の境界を受け入れて対ロシア戦争は終結する筈である。ロシアのプーチンもそれを歓迎し、南部二州の併合を諦めることは可能だろう。NATOの役割が大きくなることは何れにしても好ましくないと思う。

 

ヨーロッパがあくまでも米国グローバリストのシナリオに従うのなら、核戦争を現ロシアが躊躇う内に、ロシアでクーデターが発生する可能性もある。その場合、ウクライナ戦争は終結し、ウクライナはドンパスなど4州とクリミヤを取り戻すことになる。

 

その場合、東部二洲の内戦情況は暫く続き、その後ドネツクやルガンスクはしばらくは自治政府を持ち続けるだろう。その後、ロシアは内戦状態になり、いくつかに分裂する可能性が高いと思う。

 

以上が一素人の推理である。このシナリオでは、ハルマゲドンは差し当たり避けられる。ただそれは、世界の混乱の終結ではなく、第一幕の終わりに過ぎないだろう。次の地点は、普通にかんがえれば中国であり台湾だろう。そして、日本の悲劇が始まるような気がする。

 

(14:45 セクション3を修正しました。軽々に極端なことを書いて申し訳ありませんでした。)

 

補足:

1)ソ連がキューバに核基地を設けようとしたとき、米国ケネディ大統領は、海上封鎖でそれを妨害しようとした。米ソの話し合いで、最終的にはソ連が上記企みを諦めることで、核危機は去った。キューバ危機は1962年のことであり、丁度60年前の出来事であった。

2)ユダヤ人であるウクライナのゼレンスキー大統領は、イスラエルの国会でオンライン演説を行った。そこでの最初の言葉は、「兄弟姉妹の皆さん」であった。そして、“なぜ、あなた方の武器(ミサイル防空システム『アイアンドーム』)を受け取れないのか”と、直接的に武器の提供を要請した。兄弟である私を助けるべきであると訴えたのである



3)そうでなければ、なぜジョージソロスら大資本家たちと米国議会のネオコンらは、米国に大量の不法移民を南米から誘導し、米国を内戦の危機に導こうとしているのか?何故、世界の小麦輸出の3割を占めるロシアとウクライナが戦争し、世界が小麦不足になっているときに、グローバリストらは世界第二の食料輸出国のオランダ(一位は米国)で農業を潰そうと画策するのか?

米国トランプ政権の国務長官だったマイク・ポンぺオ氏は、政権末期の2020年7月23日にニクソン大統領記念図書館で演説し、ニクソン政権の国交回復以来の中国に対する「豊かになれば民主的な国になる」との期待を米国は捨てなければならないと力説した。(補足1)

 

そのポンぺオ氏は、現在スタンフォード大学ハドソン研究所のチャイナセンターの諮問委員会委員長(chairman of the advisory board)である。ポンぺオ氏は最近ハドソン研究所から、中国国民向けに動画を配信している。そこでポンぺオは「中国共産党の最大の敵は中国国民あなた方である」と語っている。

 

https://www.youtube.com/watch?v=giYEuQ5vYM4

 

927日、在米中国大使はハドソン研究所宛に、“中国センターのウェブページに於ける、ポンぺオ前国務長官の中国共産党に対する根拠のない非難を行う最近公開のビデオシリーズに対し、私たちの懸念を表明するためのものです。” (補足2)から始まる書簡を送りつけ、動画配信を止めるように圧力をかけている。

 

それに対してポンぺオ氏は、真実を語ることを止めないとツイートで答えている。このポンぺオ前国務長官の一貫した姿勢はたいへん評価すべきであり、次回の大統領選挙の有力候補の一人としても期待したい。

 

現在、11月の中間選挙に向けて圧倒的に不利が噂されていた民主党は、米国の伝統にない不自然な方法まで用いて巻き返し活動を行っている。この反共和党反トランプ運動は、ネオコン民主党が牛耳る米国政府が生き残りを掛けて、内戦に近い様相を呈している。

 

そして、ポンぺオ氏が国務長官時代のニクソン記念図書館での演説を引用するページも国務省のHPから削除され、今回の全く正当な中国に対する論評も無視するかのような姿勢である。

 

ポンぺオ氏が米国民主党政権と中国共産党政権の共通の敵となって、何らかの事件に巻き込まれないか心配である。

 

2)マイク・ポンぺオの最初のメッセージ

 

以下に、ポンぺオ前国務長官による中国国民に向けたビデオメッセージシリーズの最初のものを示す。英語全文は補足4として最後に示した。

ーーーーー

 

ハドソン研究所の中国センターへようこそ。私はマイク・ポンペオです。米国の第 70 代国務長官であり、現在はこの新しいセンターの諮問委員会の議長を務めています。

 

ご想像のとおり、今回のギグ(一回きりの契約)は前回よりもはるかに安定雇用であり、コーヒーの味はフォギー ボトム(米国国務省)においてよりもはるかに美味しいです。

 

これらのビデオでの私たちの目標は非常に単純です。米中関係について中国の人々と直接話すことです。それが、今後数か月にわたってこのシリーズで開始することであり、それを維持します。

 

私たちがこれを行っているのには理由があります。中国共産党は中国国民を代表していません。それはとても簡単なことです。中国共産党は、外国の反中国イデオロギーに対決する一党独裁の全体主義政治組織です。それは残忍で急進的な過激派のグループとして始まりました。あまり変わっていません。

 

史上最悪の大量殺人者は毛沢東でした。その犠牲者は主に中国人でした。天安門広場で民主化運動の参加者を殺害した鄧小平にも同じことが言えます。そして、習近平は今日でもその共産主義の遺産を引き継いでいます。

 

中国共産党には、あなた方中国人ほどの大きな敵はいません。これが真実だと言えるのは、彼らが本当に気にかけているのは、中国人に対する彼らの支配を維持することであると、これ迄の全ての中国のリーダーとのやり取りにおいて確信したからです。

 

There is no bigger enemy for the CCP than you, the Chinese people. I know this is true because all my interactions with the CCP leaders convinced me that what the CCP

truly cares about is maintaining their stranglehold over the Chinese people.

 

中国共産党が米国を憎んでいるのは、世界最古で最も影響力のある民主主義による米国の自由という見本に、中国の人々が触発されるのではないかと疑っているからです。

 

私はゼン枢機卿、香港のジミー・ライ、その他無数の勇敢な自由の闘士たちの「政権に責任を負わせようとする活動」を知るようになりました。中国には、大小さまざまなスケールでの活動において英雄がたくさんいます。

 

秘密の礼拝所に行き天安門事件を想起し、中国共産党の嘘を信じるのを日々拒否する人々がいます。しかし、中国共産党が言う最悪の嘘は、中国共産党が中国と中国文明を代表して発言しているということです。

 

そして、CCPはそれが嘘であることを知っていると思います。北京が中国国民を代表していると考えた場合、対外防衛よりも国内の抑圧と監視に多くの予算を費やすことはありません。(補足3)もし中国共産党が中国国民を代表しているとすれば、明日には自由で公正な選挙が行われる筈でしょう。

 

しかし、そうはなりません。いわゆる「人民共和国」は、自国民に問題を抱えているようです。

 

3)日本国民は中国国民と同じ問題を抱えている:

 

上記ポンぺオ前米国務長官の発言の中で、太字で示した部分は多くの共産党支配ではない国家でも成立し、非常に重要な問題提起である。その文章を日本向けにモディファイして以下に示す。

 

自由民主党など日本の政党にとって、あなた方日本人一般は潜在的に敵です。彼らが本当に気にかけているのは、自分達が日本政府の中心に座るこの体制を維持することであると、これ迄の全ての日本のリーダーの政治姿勢で確信できるからです。

 

ピッタリ当てはまるのではないでしょうか?

 

自民党政権は、自らの政権維持の為には、国民から重要なニュースは出来るだけ隠蔽します。安倍元首相の暗殺事件に関しても、救急治療にあたった数十名を代表する医学部教授の所見と、現在発表されている事件の様相が矛盾するにも関わらず、ただ隠蔽の姿勢を貫いている。

 

そして日本国民の知る権利に配慮して、その点を明らかにしようと努力する青山繁晴議員や山口敬之氏が脅迫されていても、知らぬ顔で事件の隠蔽を決め込んでいる。これは、日本政府が日本国民の側に居ないことの証拠ではないだろうか。https://www.youtube.com/watch?v=Y2xn4qydXQg

 

岸田首相などは、世界が急激に変化し、日本国民の生命と財産に重大な危機が迫りつつあると考える人が多い今、自分の息子を将来の家業(政治家)の勉強のために、首相補佐官に任命するなど、公私混同の姿勢で日本国民の不安に対しも配慮の姿勢がない。

 

(18時30分、日本語の編集とタイトルの変更;20:30一か所修正)

 

補足:

 

1)https://cl.usembassy.gov/secretary-michael-r-pompeo-remarks-communist-china-and-the-free-worlds-future/ 尚、日本語訳を朗読されている動画があります。

https://www.youtube.com/watch?v=0DVBTv2UfKI

 

2)原文:We are writing to express our concern to the recently released video series at the webpage of the China Center of Hudson Institute by former Secretary of State Michael R. Pompeo, who made groundless accusation against the Communist Party of China; https://mobile.twitter.com/mikepompeo/status/1577305208954261507/photo/1

 

 

3)実際、中国共産党政権の国防予算(外国の敵に対応する予算)よりも、国内の治安維持などに要する予算の方が大きい。https://ashu-chinastatistics.com/news/102225-449651910

 

 

4)Welcome to the Hudson Institute’s China Center. I’m Mike Pompeo, the 70’th US secretary of state, now chairman of the Advisory Board for this new Center.

 

As you can imagine, there is a lot more job security in this gig than my last one, and the coffee is a lot better here than at Foggy Bottom.

 

Our goal with these videos is pretty simple: To talk directly to the Chinese people about US-China relations. That’s what we’ll start doing with this series over the next few months, and we’ll keep it up.

 

There is a reason we’re doing this: The Chinese Communist Party does not represent the Chinese people. It is that simple. The CCP is a one-party, totalitarian political organization committed to a foreign, anti-Chinese ideology. It started out as a group of brutal, radical extremists. Not much has changed.

 

The worst mass murderer in history was Mao. His victims were mostly Chinese. The same is true of Deng Xiaoping, who murdered pro-democracy protesters in Tiananmen square. And Xi Jinping continues that communist legacy even today.

 

There is no bigger enemy for the CCP than you, the Chinese people. I know this is true because all my interactions with the CCP leaders convinced me that what the CCP

truly cares about is maintaining their stranglehold over the Chinese people.

 

The CCP hates the United States because they are paranoid that the Chinese people will be inspired by the example of American freedom, the world’s oldest and most influential democracy.

 

I’ve gotten to know the work of brave Chinese freedom fighters like Cardinal Zen, Jimmy Lai from Hong Kong and countless others who try to hold the regime accountable. There are lot of heroes, in small ways and big, throughout China.

 

There are the people who go to secret houses of worship, who commemorate Tiananmen Square, and who every day refuse to believe the CCP’s lies. But the worst lie the CCP tells is that it speaks on behalf of China, and the Chinese civilization.

 

And I think the CCp knows it’s a lie. If Beijing thought it represented the Chinese people, it would not spend more on domestic repression and surveillance than it does on external defense. If the CCP represented the Chinese people, it would hold a free and fair election tomorrow.

 

But it will not. The so-called People’s Republic seems to have a problem with its own people.

(EOF)