イスラエルと米国による対イラン戦争は2週間の休戦に入ったとされたが、24時間もたたないうちにイスラエルの停戦違反で戦争再開となり、ホルムズ海峡も再度封鎖された。
米国とイランの停戦交渉において仲介に入ったパキスタン首相は、イスラエルによるレバノン攻撃停止も停戦条件に入っていると主張しているが、その後米国はこれを否定している。
実際、トランプ大統領は今回の停戦合意にレバノンが含まれると最初の段階では言っていたが、ネタニヤフ首相からの電話で話を変更したようだ。中央日報がCBSなど米国由来のソースを引用して報道している。https://news.yahoo.co.jp/articles/45de2d46128ea01993523069a8676f0e1d90e42e
この状況について、グレンディーセン教授の昨日の動画に出演したテヘラン大学のセッイド・モハンマド・マランディ教授が語っている。https://www.youtube.com/watch?v=iTlJZ9ZAPZw
私がこうして話している間にもイスラエルは和平の拡大を阻止 するためにあらゆる手を尽くしている。レバノンへの残虐な攻撃。女性や子供 たちを虐殺している。ここ数時間で何百人もが殺害された。信じがいことだ。これ は停戦が機能するのを妨げるために行われている。
そしてトランプは自らの立場を変え、 レバノンはその一部ではないということで自身の弱さを示すと同時に、アメリカにとっ てどれほどの困難を伴おうとも再び戦争に備えるべきだということを示して いる。
1. この戦争の本質:
これらの“異常”は、この戦争を立案し牽引しているのはイスラエルのネタニヤフ政権であることを明確に示している。また、イスラエル市民の多くもイラン討伐に賛成している(マランディ教授)から、この世界大戦に移行するかも知れない大戦争の中心にイスラエルが存在することは明白である。
つまり、この戦争の本質は米国トランプ政権を代理とするイスラエルの中東大戦争なのだ。
イスラエルはこの戦争を国家存続を掛けた戦争と考えているだろう。従って停戦に従う動機は、①次の攻撃の準備や、②米国に戦う体制をとってもらうための準備、等である。それは昨年6月の12日間の戦争と停戦、そして今年2月末のイランに対する奇襲攻撃までの経緯からも分かる。
もし、イスラエルと米国の連合軍がイラン壊滅に成功したとすれば、一旦は戦闘が止むだろうが、その後、大イスラエルの地図に含まれる部分、レバノンやシリア、更にヨルダンやサウジアラビアなどへの戦争拡大を計画しているだろう。この戦争は、イスラエル建国の時から続く戦争である。
イスラエルにとって、このように顎で使える米国大統領をトランプ氏以外に見つけるのは困難なので、2026年に入って、憲法上は2028年に任期が切れるトランプの任期を延長させようとする動きが米国で表面化している。
①憲法改正:一部のMAGA派議員(アンディ・オグルス下院議員ら)が、「非連続の2期を務めた大統領に限って3期目を認める」という憲法改正案を提議している。
②戦時大統領として任期延長: イランとの戦争が「最終的な文明の衝突」として泥沼化すれば、戒厳令や戦時特権を利用して選挙の延期や任期超越を狙うのではないかという懸念が野党民主党から強く出されてる。
2.エプスタイン・ファイルの「部分的なリーク」とその威力
米国がイスラエルの国際法違反を一切止められないのは、単なるロビー活動の結果ではありえない。「暴露されれば社会的に死ぬ」エリートたちがワシントンの中枢を占めているからだとすれば、現在の不自然なまでの「イスラエルへの追従」に説明がつく。
2026年2月に公開された約300万ページに及ぶ「新エプスタイン・ファイル」は、不可解な特徴を持っている。
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選択的な暴露: 英国王室のアンドルー氏(現在は称号剥奪)については、非常に具体的な写真やメールが公開され、スケープゴートにされた感がある。
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隠蔽された「本丸」: 司法省パム・ボンディ司法長官が公開したデータは、全体のわずか2%程度に過ぎないという調査(forensic調査)の結果が出ている。残りのテラバイト単位の情報には、米国の政財界を根底から揺るがす「本物のリスト」が眠っているとされている。
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トランプ氏への「楔」: 「従わなければ残りの98%を出す」という強力な脅迫材料(コンプロマート)として機能している可能性が高いと思う。
この「98%の隠されたファイル」がいつ、誰によってカードとして切られるのかが、今後の戦争の行方を決める鍵になる可能性が大きい。
実際、トランプ氏を動かすためのワイア付き牽引車として使われそうなエプスタインファイルが、イランによりX上に公開されている。https://x.com/khanfarha2700/status/2038107520288399865
恐らく、この戦争の行末を案じた米国の筋からイランにリークされたのだろう。
終わりに:
現在のイラン戦争を含む一連の戦争は単なる地域紛争ではなく、エプスタイン情報で米国の手足を縛り、悲願であるイラン解体とイスラエルの領土をナイルからユーフラテスまで拡大するための戦争である可能性が極めて高い。
上の動画でマランディ教授は「西側は エプスタイン階級に支配されている」という。世界の主要な国家は、この戦争に対する明確な態度表明と覚悟をもって対応する責任があるとまランディ教授は言いたいのだと思う。
(今回の記事は、ある匿名パートナーとの対話に基づいて作成されました)