ワールドカップサッカーのスペイン戦で日本が奇跡的な勝利を収め、日本は決勝トーナメントに進出した。その二点目のゴールだが、ラストパスの直前にボールがゴールラインを割っていたように見えた。そこで、ビデオ判定に付され、日本ゴールが確認された。

 

この判定は、「ボールがラインの内にあるとは、真上から見た時に、ボールの外縁がラインの内側にあることである」というルールがあって、それを基になされたようだ。(素人なのでルールブックを読んだ訳ではありません。)

 


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つまり、今回のようにボールの接地点がラインの外にあっても、ボールの真上からの投影像の一部がゴールラインの内側にあればボールは“生きている”と見做されるのである。

 

実は上記の説明の前に、ゴールラインの定義が必要であった。何故ならゴールラインは真っすぐな帯で示されるが、ゴールラインはその帯の外側なのである。これも「帯の中心がラインである」等の主張もあり得るから、ルールブックに書いて置かないといけない。

 

テニスのテレビ中継を見ていると、このラインの上に在るか無いかの判定は、頻繁に画像で示される。しかしサッカーでは少ないようで、国際サッカー連盟のエキスパートの審判が論争を収める(上記ツウィート)必要があったようだ。

 

一言: 言葉の定義は議論の際に必須である。科学の発展は、言葉を最大限に厳密に定義し用いることで可能となった。世界の政治もそのような科学の伝統に学んでほしい。