今日15分ほど前の隠岐の海と遠藤の相撲で、何故か審判員が途中で手をあげ、行司が試合を止める仕草をして、勝敗がその時点で決定した。このやり方は非常におかしい。審判員の誤審である可能性が大きい。
審判員は、遠藤の足が土俵の俵の外の土に着いたと見た様だが、試合後のビデオ映像では遠藤の足は土俵外の土には着いていない様に見えた。そのような微妙な場合、審判員は手を上げて試合を止めるべきではない。
相撲取りの激しい動きの中で、あのような微妙な状況で、手を上げて勝敗を決めるのはおかしいので、その審判員には明確に足が着いたと見えたのだろう。それは、老齢の為の目の錯覚である可能性が高い。
行司の位置からは反対側であり、相撲取りの足の詳細な位置は見えない。行司が土俵下の審判員の判断を優先したのは、恐らく行司と元相撲取りの審判員の地位の差が影響したのだろう。
相撲を取っている二人は、遠藤の足がでたと自覚していない。隠岐の海は試合後の証言(テレビで放送)から、そして遠藤は勝ち名乗りを受けるものと考えて、膝を折ったことから明らかである。従って、相撲が終わったあとに、審判員は物言いを主張して手を上げれば良かったのだ。
私は、非常に詳細に見た場合、足が着いている可能性を否定するわけではないが、すくなくとも最後まで相撲をとらせるべきだと言っているのである。従って、この審判員は、不適確な判断をしたのは確実である。以後この人は審判員失格とすべきである。
行司は相撲全てを見ているが、一人の行司では誤審がありえるので、土俵の下に審判員が4人居るのである。それを審判員一人の判断で、勝ち負けが決まるのは、やはり誤審があり得るのでおかしい。
恐らく、NHKはこのビデオをあまり見せないようにするだろう。何故なら、このような場合、審判員をかばうのが日本の伝統だからである。くだらない文化である。