これまでの国際政治は、もっぱらプロパガンダにより動かされてきた。それは例えば、イラク戦争で米国生まれの在米クウェート大使の娘に、現地でのイラク軍兵士による酷い仕打ちを作話証言させた例が最も印象に残る。(ウイキペディアの「ナイラ証言」参照)https://ncode.syosetu.com/n9580bs/7/
我々日本人にとっては、韓国関係者を中心とした在米勢力によりなされた、従軍慰安婦プロパガンダがある。その虚偽の証言とそれを取り入れた国連人権委員会の報告が、非常に腹立たしい。(吉田清治とクマラスワミ報告の関係:https://ysugie.com/archives/3315)(補足1)
偽りの証言は、旧約聖書にある十戒の9番目の戒めに反する筈であると、上記プロパガンダに関係した方々に言いたい。未だに謝罪もなにもない。(補足2)嘘を承知で突き通すのが、プロパガンダの特徴なのだろう。
ただ、プロパガンダで強力な世界秩序を作り上げたとしても、それは致命的な遺伝子病を抱えた生命のような秩序であって、本来のものではない。そのような世界秩序は、何れ崩壊する。
世の中には、全く逆の方向から見ると真実がプロパガンダに、プロパガンダが真実に見える、逆転現象が生じることもある。事実はどちらかわからないのだが、用心深く戦略を考える場合に大事である。一つ重要な例を考える。
いろいろ間違いもあっただろうが、世界の恒久平和と幸せのために、人類が努力して築き上げたのが、現代の国際的秩序だという見方がある。それは、普通の世界史を見る視点であるが、多分にプロパガンダを用いて築き上げられたと思う。
しかし、それとは逆の見方或いは視点があるかもしれない。それは、何らかの宗教的妄想により、世界を大崩壊させるために、だれかが現在のインフレ的世界秩序を築いているという見方である。
更に、彼らインフレ的世界秩序(補足3)を築いた人たちの他に、もっと恐ろしい人たちも居るだろう。未だに天国を実在すると考え、大事なのは自分たちが天国に再生することであると考えている人たちである。
そのような方々が、この世界に力を持ちつつあるとしたら、それは恐ろしいことである。信じることは強いことである。しかし、場合によっては、極めて醜く恐ろしいことであると思う。
(11:00&18:40編集、今回編集が大幅になってしまい、最初のバージョンをお読みいただいた方には大変ご迷惑をおかけしました。今後、このようなことのないように致します。)
補足:
1)非常に恐ろしい話として、吉田清治は背乗りだったという説がある。https://www.youtube.com/watch?v=ffd_iUQCK4Q 背乗りは北朝鮮が工作員を日本などに送り込む方法として他にも用いられて居るようだ。
2)何故旧約聖書の中の十戒を考えるのかは、言うまでもない。なお、田中宇さんのメルマガによれば、9.11テロでのWTCビル崩壊は、壮大な自作自演だったという。WTCツインタワーの他に、飛行機が突っ込んでいないWTC第7ビルの崩壊、それらの崩壊がビル解体工事のように整然と起こったことなどを考えると、説得力がある。アポロ計画での月面着陸も嘘であり、壮大なプロパガンダの一つだろう。https://rcbyspinmanipulation.blogspot.com/2016/12/11.html
3)宗教など文化の全くことなる国の政治経済に、同じタイプの資本主義経済と民主主義的政治を移植して、強引に国境の壁を低くして築き上げてきた、現代のグローバル化世界秩序。この世界秩序は、国際金融資本にさし当り膨大な利益を誘導するかもしれないが、それは近いうちに大崩壊するだろう。そしてそれが、急激に人類が破滅に向かう第一歩だという見方が存在する。https://wired.jp/2015/03/01/global-challenge-foundation/