日銀の金融緩和をおかしいという指摘が小笠原氏によりなされている。http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51617985.html
マネタリーベースを増加させても大半は日銀の当座預金に溜まっており、それに0.1%の金利を付けていることに、違和感を感じるというのである。
上記方針は、円安がこれ以上進むと日本の経済に悪影響の方が大きくなるので、ユーロ圏のようにマイナス金利を導入する訳にはいかないことを、日銀が認めていることを意味していると思う。また、経済への刺激は市中に出回る日銀券の量を増加させて糖尿病の様にするよりも、国に予算規模を大きくすることで任せる。その際国債を増発したとしても、日銀が買い上げることで国債暴落を防止する。
つまり、付利をマイナスにすれば:1)お金は銀行に現金の形で溜まり困るので、国債を手放さなくなる;そして、2)無理に信用が低い債権を多く作る、などの好ましくない環境をつくる。国債については、暴落の危険性が増し、市中では不良債権の山が出来る可能性が高くなる。
長谷川氏がボロクソに言っているが、私には日銀の緩和策は、現状で日銀に出来る賢明な政策に思える。私は経済は素人なので、何か間違いがあれば教えて欲しい。