安倍総理は集団自衛権に関する憲法解釈を変えるのに、有識者会議を権威付けするために利用している。
これは小泉内閣の時、ロボット工学の人を座長に有識者会議を組織して、皇室典範の改正を目論んだのと同じ手法である。有識者会議のメンバーとして総理のイエスマンを選ぶのであるから、既にその内容は決まっている。
有識者会議のメンバーは選挙で選ばれていないのであるから、また、国会の承認を得たという話は聞いていないので、有識者の意見に政治の方向が支配されることは、民主主義の原則に反している。
もちろん、総理の私的機関として組織し、その意見を一部阿部総理の意見として取り入れることは問題はない。しかし、その場合は、有識者会議は表舞台に出てはいけない。総理に聞けば、彼らはあくまで私的な組織のメンバーであり、裏で議論してもらっていると、しらを切るだろう。そんなインチキを許すべきではない。
NHKを始め、マスコミはこのことを議論し、周知するべきであるが、何もしていない。
阿部総理は、この違法な手法を小泉元総理に学んだのだろう。もっと他のことを勉強しろといいたいが、どうせ無理だろう。