何もなければ来年まで放置予定のブログでございましたがいろいろありました。

White’s Boots
SMOKE JUMPER(たぶん)

クロムエクセルレザー

です。
まあ先に状態をご覧ください。


もはや経年変化録だのエイジングだの言ってる場合ではない状態。


では言い訳などを…

ブーツを買ったら誰もが検索するであろう
『ブーツ 手入れ』『レザー メンテナンス』
とかそういったワード

検索結果を見ると大抵書いてあるのが
『革は手入れをする事で一生の相棒になりますが、手入れを怠ると〜』
みたいな文章。

では手入れしないとどうなるんだろう?という当然の疑問。どのくらいの期間でどうダメになるんだよ?ってね。

確かめてみたくなった。

そこで同モデルを2足購入し
片っぽはふつうにケアしつつ履く
もうひとつはケアはいっさいしないで履く
ということを試してみた後者の方のブーツです。

当時の中年になる一歩手前の絞りカスみたいな若さが変な行動力を生み出した。



最初は本当に何もしなかったが泥まみれになり
しばらくはそのままだったものの
履くたびに靴下が泥まみれになるのに嫌気がさし
ブラッシングくらいいいんじゃないか?というかこのままでもう履きたくないんだけど、コレ
となったのでブラシを入れるのを解禁したのが購入して3年目くらい

中まで泥だらけなのをブラッシングだけではどうにもならなかったので
バケツに水を張って豚毛のブラシでわしゃわしゃと洗った。

もちろんサドルソープのような気の利いたものは使っていない。ふつうに水道水のみ。

濡れて色が濃くなっていたので 気づかなかったものの乾いてびっくり、泥と一緒に銀面までひっぺがしたらしい。


その後はブラッシングはしつつも
ノーケアを貫き今年で6年目。
いわゆる汚れてもいい格好で出かける場面では全てコレで出動。水洗いは通算3回
銀面の剥離はずいぶんとすすんだ。


さて
そろそろきちんと手入れしているものと比べてみましょう!
これぞホワイツブーツ!
キングオブブーツの勇姿をご覧あれ!

↓↓↓↓↓↓






って毎年やってたのをやろうとしたところでハプニングがあった訳ですよ。

手入れしながら履き込みしてた方がない。
というかワークブーツがこれしかない。

何事?と記憶をたどってみると
まずは断捨離で多くを手放した。

そして そういや息子が進学で一人暮らしをはじめることになり、その時に欲しいって言われたので譲ったんだった。

自分が育てたものを欲しいって言ってもらえたり、子に受け継ぐというのがちょっとだけ嬉しかったのと、たぶん合格で私の方が舞い上がってたんだな 何も考えずに渡してしまった。
今や私が所持するワークブーツはこれだけだ。

いや〜秋になってブーツを出そうかなってなってようやく気づくとは…






残ったこいつはどうしよう?

ぐるっと一周写真を撮ってみたがゴミっぽく見える瞬間はあるが、致命的なダメージはない。
悲惨な状態に見えるがそうでもない。
カッサカサに見えるがクロムエクセルは油分が多量のせいかまだ抜けきってはいないようだ。十分な柔軟性がある。押すとプルアップも見られる。

もともと傷のつきやすい革、
道を歩いてて側溝の蓋の隙間でガリッってやるアレが靴全体に及んでいると言えばなんとなくイメージが伝わるだろうか?

その際にやるケア、クリームの補色とオイルアップで 小一時間程度でいい感じに治せるだろう。
以前投稿したニールバレットのヌバックパンツすらなんとでもなったのだ。

ただ簡単に戻せちゃうとこの6年間ってなんだったの?ってなる。
コンビなめしといえ、もともとはクロムなめしだし銀面はともかく革自体は非常に頑丈。
このまま放置でもまだまだいけるんじゃとも思える。

というか崩壊上等で買った(ギリギリ)若き日の自分を裏切ってもいいものか…

とりあえずの選択肢として
①崩壊までこのまま
②オイルアップだけしてみる
③補色も行い完全復活
の三択。

今は消極的に①を選んでいるものの
…どうしましょ?
どうなったかは まあ来年の更新で ということで…

とりあえず言えることは
クロムエクセルレザーは6年はノーメンテでも大丈夫。壊れたりはしない。銀面はともかく。


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写真を撮っていたらホワイツのロゴは随分とキレイに残ってるのに気づいた。
エンボス加工の際に銀面が圧着されるのかな?
今となっては誇らしげなロゴがちょっと靴に申し訳ない。