癌が重粒子線にキレた理由 その1
今回のブログタイトルは、
映画「私がクマにキレた理由」をもじっています。
一応、解説させて頂きましたが不要でしたね。(笑)
何故、重粒子線治療は癌に有効なのだろうか。
その原理を調べてブログに書いてみようと思いつきました。
が、 ・・・ 難しくて分かりませんでした ヽ(;´Д`)ノ
でも、思い立って実行しないのでは、気持ち悪いので、
おぼろげながら理解したことを書いてみたいと思います。
自分にも、ブログを読んで頂いている方にも「なるほど!」\(゜□゜)/
と解った気にだけはさせたいので(笑)
シンボリックなことを断定的に書きます。
そのため、網羅性や正確性をに欠けると思いますが、
ご了承願います。
重粒子線治療も、放射線治療の一つですので、
まず普通の放射線が、何故、癌治療に効果があるか?
について書いていきます。
① 放射線を照射された細胞のDNAには損傷が生じる。
② 正常細胞にはDNA修復機構があり時間が経てば修復される。
③ 完全にDNA鎖が切断された癌細胞は細胞分裂が停止する。
また癌細胞はそもそもDNA修復機構は殆ど機能していないので、
DNAに損傷がある癌細胞は暫く生き残るが、その内死滅していく。
というのが理屈です。(ホントか?)
DNAは、ご存知の通り、デオキシリボ核酸(かくさん)、
遺伝情報を担う物質で、二重螺旋構造モデルが有名です。
ちなみに、私のハンドルネームはここから取りました。
・・・ウソです。(笑)
では、何故、放射線によりDNAの損傷が起きるか?(①の補足です)
通常の放射線は電子線です。
電子が高速に細胞に当たることによりDNAは損傷します。
また電子が細胞の周りの酸素に当たれば、
酸素原子の電子が弾き飛ばされイオンとなります。
(以前、重粒子線装置の原理で勉強しましたね!(笑))
所謂、フルーラジカルとか、活性酸素と言われるものです。
その活性酸素の悪さによっても簡単にDNAが損傷してしまいます。
ところで、本当にDNA修復機構は活躍しているのでしょうか?(②の補足です)
実は、DNAの損傷は1日1細胞あたり最大50万回程度発生することが
知られているそうです。
それらをDNA修復機構が修復しているとのことです。
しかし、放射線治療の場合、
正常細胞もDNA修復機構では追いつけないほどDNAが損傷を受けるため、
副作用が起きてしまうことになります。
本当の本当に癌細胞はDNA修復機構は殆ど機能していないの?(③の補足です)
DNAの中には、細胞分裂を促進する遺伝子(Ras遺伝子など)と
細胞分裂を抑制する遺伝子(p53遺伝子など)の
細胞分裂のアクセル、ブレーキの役目をする遺伝子があります。
癌細胞はその遺伝子に異常があり、無制限に細胞分裂をし続けている訳ですが、
元々DNAの修復機能が正常に機能している細胞ならば遺伝子異常も修復してしまうので、
癌細胞ではなくなってしまいます。
ですから、癌細胞は、細胞分裂に関連する遺伝子に異常があり、
かつDNA修復機能も異常である細胞ということになります。
ん・・・ ここまで言い切るとウソもホントになりそう!
では、癌細胞は、どのように死滅するのでしょうか?(③の補足の補足です)
細胞には、不要になったら自分で自殺するという
アポトーシスと呼ばれている機構があります。
胎児においては、お母さんのお腹の中で、
進化の過程を経てヒトの身体のかたちが形成されます。
たとえば手の指と指の間には最初は水かきがあります。
ただ、その後、その場所の細胞にアポトーシスが起こり、
水かきは消失してしまいます。
成長した後でも、酷く修復不能な損傷を受けた細胞は
アポトーシスが起こり、同様に消失していく機構となっています。
DNA鎖が完全に切れた癌細胞は細胞分裂を出来ずに、
すぐにアポトーシスが起こります。
またDNAの一部に大きな損傷を受けた癌細胞は、
細胞分裂するタイミングでアポトーシスが起こりやすいことが、
知られています。
癌細胞の細胞分裂の周期は数10日程度のものが多いことから、
放射線治療を終えて、癌が死滅するには1か月程度掛かることになります。
また癌細胞が死んでも白血球が屍骸の処理をするのに時間が掛かりますので、
暫くは腫瑠が残ることになります。
・・・続く。
あっ! ここで書いたことを真に受けて、他人に話すと
恥を掻く可能性が大ですので、自分の胸にだけしまっておいて下さい。 m(_ _ )m