上高地 旅行記  | 眼窩腫瘍・・・ 君の名は腺様嚢胞がん

上高地 旅行記 

眼窩腫瘍の手術、そして涙腺がんに対する重粒子線治療と、
この間、妻には大変心配や苦労を掛けてきたので、
ほんのささやかな感謝の気持ちを現したく、
二人で上高地に旅行してきました。

・・・って、こんな出来た良い夫ではありません。(笑)

今年の夏季休暇は、春に入院をし、秋に重粒子線治療予定と
沢山有給休暇を使うため、
自分的には良いのだけど、会社の同僚の手前、
取ることができませんでした。
そのため、夏には旅行にも行かず・・・
という予定でしたが、さすがに子供達にはかわいそうなので、
塩原温泉に一泊だけ行きました。

レトロなボーリング場が併設されているホテルで
家族全員でボーリングをし、手書きスコアの書き方の知識を
ひけらかしたりして、それはそれで楽しかったのですが、
物足りないので、重粒子線治療の合間の外泊時に
旅行に行けないかと狙っていました。
ただ、子供達の学校行事などもあり出かけることが出来ませんでした。

会社への休暇届けは、治療が予定通りに終わらない場合や、
副作用が大きかった場合を考慮して、若干長めに出しておいたので、
そこで、退院直後に旅行することにしました。

つまり、自分が行きたいから旅行した訳です。(笑)

では、何故、闘病のブログに旅行記を載せたか・・・ですが、
詳しい旅程は後ほど書いて行きますが、
入院して3週間、重粒子線治療を受け、退院した直後、
具体的には、
最終治療日・退院日の翌々日の夜行バスに揺られて、
上高地、乗鞍、平湯温泉を一日中ハイキングし、
温泉に浸かって帰ってくることができる
・・・という位に重粒子線治療は身体に優しい治療法であることを
示したいからです。

ただ、病院からの退院後についての説明では、
無理をせず、2、3か月をかけて普段の生活に身体を慣らしていくように
言われていますので、
今回のことは、先生達は勿論ご存知無いことで、自己責任です。
もっとも、いきなり会社に行き始めたら、
それこそちらの方が、精神的にも身体的にもストレス大でしょうから・・・。


・・・と言うことで、ブログテーマには直接関係ないので、
一回で終わらせたいので、長いブログとなりますが、ご了承願います。


往路は、松本電鉄を中核とするアルピコグループの「さわやか信州号」という、
新宿を23時に出て上高地に6時に到着するバスです。
名前に似合わず、まったく「さわやか」では無いバスで、
トイレも無く、一昔前の普通の観光バス並のシートピッチです。
でも、何故か後部の数座席だけは、
明らかにプレミアムシートと呼んで良い位に広くなっていて、
偶然にもそこの座席がアサインされていました。ラッキー!

翌日は「秋分の日」なのですが、月曜日であったためか、
約1週間前に予約したときに席がありましたが、
当日の座席はほぼ満席となっていました。

途中休憩は、談合坂SAと諏訪湖SAの2箇所です。
それぞれの休憩所では目を醒ましてしまいますが、
割と良く寝られました。
上高地バスターミナルには、予定より30分早い5時半に到着しました。

私達は、一端のハイカーではなく、勿論、登山家でもない
名も無い、普通の観光客なので、
バスターミナルの上のレストランでゆっくりと朝食を食べました。
同じバスに乗ってきた方達や違う方面から早朝に着くバスに乗ってくる方達も
殆どレストランには入らず手持ちの食物を食べ、
さっさとどこかへ行ってしまいました。

リュックなんて背負ってきていませんので、
重い荷物は手荷物預りに預けて、6時半頃出発です。

台風が通り過ぎ、昨日までの天気予報は「曇/晴」だったのですが、
残念ながら当日の朝には「雨」になってしまいました。
往路のバスの中でも雨音が激しい時間もあったのですが、
幸いにも上高地の散策を始める頃には、殆ど雨が上がってきました。



ただ、厚い雲が空一面を覆い尽くしているため、
上高地と言えば誰でも頭に描く風景「河童橋から望む穂高の山々」は
上の写真の通り、まったく見る事ができませんでした。

今回は、河童橋から下流へ向かい大正池までの往復をしました。
天気が良くないという理由もあると思いますが、
観光客が余り来ない時間であったため、
大自然を独り占め二人占めすることができました。
すれ違う人が居ないわけではありませんが、
99.99%の時間、誰にも会う事はありませんでした。

清流の梓川の流れ、朝露に濡れた草花、湿原、時折見せる山と流れる雲
1本だけ紅葉した小さな秋など
目で堪能しながら、濃い酸素を肺一杯に吸い込み森林浴を楽しみながら、
約7Km、2時間のハイキングを行いました。

どうせ写真では、この感動は伝わらないのは分かっているのですが、
素敵な場所の写真を2枚、下に貼ります。

1枚目は、田代池。
後々、湿原に変わってしまうらしいですが、
幽美幻境的な美しさがありました。

2枚目は、大正池の辺から望む焼岳。
焼岳の噴火により出来たのが大正池で、
火山流に耐えた木が数本だけ残っている風景は、
妙にもの悲しい。






上高地バスターミナルに戻ったときに、また雨が降り出してきました。
かなり本格的な雨です。
そのような中、到着したばかりの登山愛好家の方達は、
雨具を被り山に向かって歩いて行きます。
根性あるなぁ・・・ と思いながら、お土産屋を物色して、
平湯温泉行きのバスに乗込みました。


奥飛騨温泉郷の一つ平湯温泉は上高地からトンネルを抜けてバスで30分です。

山を越えたためか、上高地ほど雨は強くありません。
しかし、雨は降っており傘を差して歩き回る気も起きません。

もしかしたら・・・ 雨を降らしている雲の上は天気かも知れないと思い、
乗鞍岳に行くことにしました。
乗鞍剣ヶ峰は高さ3000m超の日本有数の高さを誇る山ですが、
2700m付近の乗鞍岳畳平まではバスで1時間程度で行くことができます。

雲上の天気はどうか?

・・・下界より雨が降っていました。(泣)

乗鞍スカイラインの名所「夫婦松」も、片方が雷が打たれたとか消失しているし、
・・・何かを予言しているのか。(笑)

折角行ったのに、日本一番高いところにあるバスターミナルで
昼食を食べるだけになってしまいました。

岳乗鞍畳には1時間程度滞在し、下界に戻ると、
下界は雨が止んでいました。


早速、平湯大滝を見に行きました。
平湯バスターミナルからダラダラの上り坂を2km弱、30分程度歩きます。
さすがに上り坂は上高地を歩いた後は少しきつい!
でも、そのきつさがあったので、平湯大滝が見えたときには
感動がありました。

大滝とか言って、温泉地の名物にしたいため、
少しの川の段差に大滝と名前を付けたのだろう・・・と
バカにしていたのですが、
いやいや、なかなか見事な滝でした。
日本三名瀑を見たことがある私が言うのだから間違いありません。(笑)




宿は、楽天トラベルで予約しました。

宿選びの第一条件は・・・

ウォシュレットが付いていること!

・・・共感して頂ける方が沢山いることを願います。(笑)

部屋数が少ない小さな温泉旅館を特別料理のコースで予約しました。

一般的な温泉旅館の設備やサービスで比較すると全然駄目でした。
ただ、基本的なところは押えてあるかな、
1000円カットの床屋さんの温泉旅館バージョンのようでした。

お風呂は内風呂と露天風呂が隣り合っていて、
ドア一枚で行き来できる、良くあるパターンです。
泊まり客は他に居ましたが、夕食前、夕食後、早朝と全て
誰にも遭わず温泉を独り占めすることができました。


さて、特別料理の夕食は・・・



上の写真は、最初並んでいたものだけで、後から出てきたものは写っていません。
写真に写っていないものとしては、
岩魚の塩焼き、飛騨牛のシャブシャブ、ご飯、味噌汁、デザートがあります。

写真の右上は、飛騨地方の名物料理「朴葉味噌」です。
お肉の下に敷いてあるのが「朴の木の葉」で、
その上で肉や野菜をバター焼きにし、また味噌も焼いて絡めて食べます。
「朴葉味噌」も美味しいけど、飛騨牛もクセの無い良い脂肪でとても美味しかったです。

病院でヘルシーな食事を食べ痩せてきていたのに、
この一食だけで、すっかり太ってしまいました。
食事は大満足でした。

朝食のときも「朴葉味噌」が付きました。
味噌と葱だけで朴葉の上で焼いて、ご飯の上に乗せて食べます。



復路は良い時間のバスが満席で予約できず、7時半という早い時間でした。
旅館の朝食は7時半からだったので朝食は要らないと言ったところ、
30分繰り上げて用意してくれました。

平湯温泉を7時半に出て12時新宿到着予定の京王バスです。
さすが京王バスは設備が良いです。
窮屈にはならない程度のシートピッチで、4列・トイレ付きです。
途中、諏訪湖SAで15分休憩を取り、新宿には30分早く到着しました。

久々に沢山歩き疲れましたが、
思っていた以上に元気で旅行を楽しむことができました。



私の携帯電話には歩数計機能が付いています。
棒グラフは歩数、
折れ線グラフは「いきいき歩数」と言い、
毎分68歩、3分以上連続して歩いた歩数を現しています。

それによると、旅行のメインの1日は以下だそうです。
歩数 22,771歩
移動距離 14.2km
いきいき歩数 16,884歩
いきいき歩数時間 2時間50分
消費カロリ 499kcal
脂肪燃焼量 71g

あれだけ歩いたのに71Gかぁ・・・
それ以上に飛騨牛食べたかも。(笑)