重粒子線治療 臨床試験参加に向けて その1
涙腺がんは、重粒子線治療においては未だ臨床試験の段階です。
症例数もとても少ない状況です。
症例数が増え、試行錯誤の結果、良い結果と
信頼できるデータが集まれば、先進医療扱いになるのでしょうが、
そうなると、治療には入院費、その他の保険診療の費用以外に
314万円の費用が自己負担として掛かってきます。
314万円という費用は馬鹿になりません。
重粒子線治療も早く保険診療にして頂きたいものです。
症例数については、放医研のホームページによると、
2008年2月の時点で、涙腺がん患者の登録数は12名です。
2002年(5名)、2003年(3名)、2005年(4名)の合計とのこと、
もし、今年の春に患者さんが居なかったとすると、
2年ぶりの患者となってしまいます。
しかし、手術以外の追加治療としては、ここしか選択肢が無いので、
どうにか、臨床試験に参加できる条件をクリアしなければ
なりません。
条件に合わない場合、重粒子線治療を自由診療で受けることが
できるかどうかは・・・分かりません。
臨床試験に参加するためには、以下の条件が必要です。
対象部位: 涙腺原発の上皮性悪性腫瘍 (腺様のう胞癌、腺癌など)
条件
・対象部位に対する放射線治療の既往がない
・病理診断がついている
・評価可能な病変を有する
・原則として腫瘍の最大径が15cmをこえない
・Performance Statusが0-2(歩行、身の回りのことができる)
・眼窩を構成する骨を超える浸潤や転移のない症例 (T1-4bN0M0)(※)
または保存的手術後の残存・再発例
※
T1: 腫瘍は2.5cm以下で涙腺に限局
T2: 腫瘍は2.5cm以下で涙腺窩の骨膜に浸潤あり
T3a: 腫瘍は5cm以下で涙腺に限局
T3b: 腫瘍は5cm以下で涙腺窩の骨膜に浸潤あり
T4a: 最大径が5cmを超えるが骨浸潤はない
T4b: 最大径が5cmを超え、骨浸潤がある
N0: リンパ節転移無し
M0: 遠隔転移無し
最終的に、臨床試験に参加できるかどうかの検査と
参加可能な場合、インフォームドコンセントと治療準備のため、
二日間連続で放医研に行くことになっていました。
私の場合、癌研で手術を受け、病理検査と癌の残存を確認して、
それ以上の治療を受けていないので、
条件から外れるとしたら、リンパ節への転移、
遠隔転移があるかどうかに掛かります。